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皆既月食を見ながら考えた

今月は仕事が忙しい。不本意ながら先週末は1日半位仕事をしてしまった。以前だったら夜中まで仕事していたところだけれど、とにかく今は22:00~6:00の睡眠時間でズレを1時間以内にすることを死守している。

昨晩は18:00過ぎに月食が始まったので、まずは家を出て月を探して少し歩き回った。緩やかな上り坂を数百メートル歩いたら完璧な場所が見つかったので、しばらくはそこで左下から欠けていく月を見ていた。まだ低い位置だったから、その場所でないと見えなかったし、その場所ではSkyViewっていう天体観測アプリでの月の位置にかなり誤差があった。

半分ちょっとまで欠けたところで、寒くなってきたので家に戻り、少ししてからダウンに着替えて家を出たら、月の位置が高くなっていて、すぐ近くにある公園からも見えるようになっていた。近くにある学校の帰宅途中と思われる中学生の集団が隣にいて、月食の話をしていたけど、次の月食は300年以上後だと言っていたので、思わず訂正したくなったけど、知らないおばちゃんに話しかけられたらびっくりするだろうし、いずれは間違いに気がつくだろうと思って、止めておいた。

弟に月食が始まったねとメールしたら、父からもらった一眼レフで撮影した画像を送ってきてくれて、それにはちゃんと天王星も写っていて、影まで見える赤い月が本当に美しかった。私も父からもらった一眼レフがあるのに、まったく使っていない。まさに宝の持ち腐れってやつだ。

月食を見ながら、細かいことに悩まず、心穏やかに過ごしたいと考えた夜だった。

5:00過ぎに起きたら、寝ている間に頭上を通過して西に移動した満月が部屋から見えた。

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