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[基幹システム刷新PJT-02] PJT立ち上げ前_殿様にも下請けにもならない。

基幹システムを刷新する場合、事業部門とシステム部門が「水と油」では上手く行かないと思う。ある程度の良い関係性が基盤にないと、基幹システム刷新は上手くいかない。
というか、プロジェクト立ち上げ前から雰囲気は暗いはずだ。もっと言うと「勝手にやれば?面倒だし。良いこと無さそうだし。こっちは最低限しか動かないけど?」的な非協力的雰囲気が漂っているはずだ。

プロジェクトが立ち上がっても、現場は拒否に徹するだろう。
「プロジェクトを通して色々あったけど、最後はハッピーエンドとなりました」なんて友情ドラマは無いと思う。

プロジェクトどうこうの前に、常日頃から良い関係性を保っていることが必要だ。「プロジェクトのために関係改善に努める」というのもおかしな話だし、手遅れ。

まず、良い関係性を築く!
そのために、、、

【殿様にも下請けにもならない】

●殿様にならない
管理統制する側の部門は、悪気なく殿様になりがち。
経○部門とか最たる例。腸が煮えくり返るので、悪い例の詳細は割愛。

システム部門も気づいたら殿様になっているかもしれない。

殿様になると、現場からは邪魔者扱いされるようになる。
現場社員に話しかけても「うわっ」と思われるようになる。
「何言っても分かってくれないヤツ」なんて思われるようになる。
この状態で現場が握っている基幹業務領域に踏み込んでも、
相手にされないはずだ。

●下請けにならない
バックオフィス部門は、悪気なく下請けになりがち。
総○部門とか最たる例。「依頼されたことだけやります」系。
(この状態になるまでに様々な経緯があることも知っている。)

システム部門も気づいたら下請け根性が染み付いているかもしれない。

下請けになると、現場に提言・提案なんてできない。
現場社員に提言する心の余裕すら無いだろう。
提案したところで「お前なんぞが、なんで?こっちのやり方変えなきゃじゃん?」みたいに思われることもあるだろう。
この状態で現場が握っている基幹業務領域に踏み込んでも、
現場の言いなりになってカスタマイズしまくって終了。

【結局は事業視点で日々動くのみ】

「この会社の実情/実態からして、~するともっと良くなる」という観点で動くことが必要と思っている。

「この会社の実情/実態からして」が抜けると、殿様になりがち。
経○はこうなりがち。セキィリティ対策もこうなりがち。
所属会社の実情を無視した提案なんて、第三者の提案と同レベル。
実情を知るには、現場に馴染むしか無い。

「~するともっと良くなる」が抜けると、下請けになりがち。
総○はこうなりがち。ITサポートもこうなりがち。
「降ってきた内容を片付けて、終了。」しかしてなかったら、外注と同レベル。
提案するには、現場をもっと知らないといけない。

【参考】

あるwebセミナーで「悪気なく殿様経理、悪気なく下請け情シスになってしまう場合がある」と聞いてハッとした。バックオフィス系の職種は「殿様」や「下請け」になりやすいとのこと。確かにと思った。

↓ とあるwebセミナーではないけど、そんな内容の記事。

【余談:殿様や下請けになると、孤独に??】

下記イベントに参加した際、「 ひとり と 孤独 は別物」という話を聞いた。
「ひとり情シスは良いけど、孤独情シスは嫌だ」と思った。
「孤独情シス」は殿様だったり下請けだったりするのだろうかと思いを馳せた(下請けかどうかは、結構会社の歴史に因ると思う)。
逆に「孤独情シス」にならないように、殿様にも下請けにもならないように今も気をつけている。


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