降り出した雨とふりだしの恋
僕には高校に入学してから今までずっと気になっている一人の女の子がいる。
その子はいつもとても元気で、いつもみんなを笑顔にしている、私も彼女に救われた一人だ。
その子は少しアスペっぽいところがあって、そのため思ったことをそのまま口に出してしまって、それがトラブルの火種に、、。なんて事がよくある。俺は思っても無い事を出まかせに言って人を冷笑する奴が大嫌いだから、思ってることをそのまま言ってくれるそんな彼女が大好きだ。
俺はそんな彼女を一年半くらい遠くから見てたのだけど、なんと最近、とんでもない好機が俺に舞い降りてきた。それは「その子を含めた男女で一緒にマイクラをしないか」という話であった。俺はなんでこんなことになれたのかが不思議で他の男に聞いてみた、するとどうやら俺が前にパソコンを持っている事をその男に話した事があって、それをきっかけに「アイツがワールド作ったらみんなやりやすいと思う」ってな感じで俺が入れることになったらしい。俺もこんなピカピカパソコンが役に立つとは思わなかったので、棚から牡丹餅である。
それからというもの、俺は毎日マイクラをやっていた。
その子はあいにく、親の都合で夜は通話が出来ないみたいだが、それはそれでこちら側も都合が良い。なんてったって、厳しく過保護な親の元で育った子の方が天使率が高いからだ。
2年経ってまだチャットで話をしだしただけで、まだふりだしのような恋だが、家庭の事情で死にたくなっている俺には、君は捨て猫のダンボールに傘を差す天使のように思える。
例えこの身が滅び朽ち果てようと
いつまでもささやかな幸せが
此処に有ります様に
(禁断の惑星/taboo1 feat.志人)
幸せになりたい。