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口内炎から考えるご飯の味

最近、口内炎ができて苦しめられている。特にご飯を食べるときに口の中が沁みると地味にへこむ。口内炎が何で嫌かという理由については、以前書いたので、もし時間があれば読んでください。

さて、いつまでも口内炎に嘆いていても仕方がない。今日は、口内炎のその先にあるものについて考えたい。
そもそも今回下唇を噛んだきっかけは、テレビを見ながら親子丼を食べていたからである。同時に何か2つのことを進行することは効率がいいように見えて、実は落とし穴が多い。そう、「二頭追うものは一頭も得ず」である。だからご飯を食べる時は、ご飯のことしか考えない。全力でご飯を味わう。それが2度と口内炎で苦しまないようにするための対策である。

この2、3日全力でご飯を味わっている。テレビを見ずに、スマホをさわらず。そうすると気づいたことがある。それはご飯の味の奥深さを感じることができるのである。普段、何気なく食べていた白米の甘みや味噌汁の優しい味を。コーヒーを飲みながら花の香りやチョコレートのようなほんのりとした甘みを。
そして、食べながらいろんなことを思い馳せる。野菜を食べる時は収穫した生産者の顔を想像したり。白ご飯を食べる時には、某お笑い芸人もご飯を噛み続けると最後にフワッと甘みが現れると言っていたななんて思い出しながら。
お気づきであろうか。そう、ご飯の味に集中すると宣言したのに関わらず、気がついたら違うことに集中している。
また、唇を噛んで地味にへこむ日が来るのもそう遠くないかもしれない。

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