【ゆっずうっず×湊谷翔】「カーテンを開けた窓の向こうに」
(こちらは、すすきさんに詩を添えていただいたコラボ作品です。)
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『カーテンを開けた窓の向こうに』
夜明けの近づく街を見下ろして
まだ少し肌寒いその静けさを吸いこんで
昨日の続きから
今日という日を再生する
色の蘇っていく空を眺めて
肺いっぱいに溜め込んだ
朝露の香りをひっそり纏って
プロローグ代わりの
窓から差し込む眩しさを再生する
笑っていよう?
どうせ進むしかないんなら
さあ行こう?
どうせやり直せないなら
窓の向こう
朝日差し込むカーテンの向こうで
今日も私の冒険が始まる
笑っていよう?
どうせ進むしかないんなら
さあ行こう?
どうせやり直せないなら
おはよう、わたし。
ほら、もう日が昇っている。
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こんばんは。ゆっずうっずです🍊
今日は、noteやらTwitterやらで仲良くさせてもらっている湊谷翔さんと、2つのコラボ作品を作りました。
2作品の名前は、
「カーテンを開けた窓の向こうに」
タイトル・曲: ゆっずうっず
詩: 湊谷翔
「夜明けに祈る」
タイトル・詩: 湊谷翔
曲: ゆっずうっず
です。
このうち、こちらの記事では「カーテンを開けた窓の向こうに」についてご紹介します。「夜明けに祈る」については湊谷翔さんが記事を書いてくださっています、ぜひ併せてご覧ください。
(普段わたしは湊谷翔さんのことを「すすきさん」と呼ばせていただいているので、以降は「すすきさん」とお呼びします)
2作品のテーマ
今回わたしたちがコラボして作った2作品のテーマは、「窓の向こう」です。
お誘いを受けた時にふたりで候補を出して、話し合って、すすきさんが出してくださった中のこの言葉に決めました。
コラボのルール
コラボするにあたって、「こういう感じで進めよう!」というのを決めました。
2作品とも、すすきさんが詩を担当し、ゆっずうっずが曲を担当する。
まず、すすきさんはテーマに沿った詩を1編作る。
ゆっずうっずはテーマに沿った曲をまず1曲作る。お互い詩や曲が完成したら交換する。
そして今度は、すすきさんはゆっずうっずが作った曲に詩を添える。
ゆっずうっずはすすきさんが作った詩に曲を添える。完成したものを共有して読み合う。
2作品を公開する。(お互い、最初に自分が作った作品を自分のアカウントで公開)
経緯
今回のコラボのきっかけは、今年(2022年)8月の初めに、すすきさんから「コラボしませんか」とお誘いを受けたことでした。とっても嬉しくて、喜んでお受けしました。
そこからお互い、詩と曲を紡ぐ時間が始まりました。
お互い最初に作った作品を交換したのが9月の頭。
そこですすきさんの詩を受け取り、試行錯誤。
11月の頭に、今度は添えた曲をお送りしました。
11月中旬にすすきさんからも詩を添えていただき、11月末にお話ししながらnoteの記事をお互いにまとめました。
解説
わたし・ゆっずうっずからは曲の解説。
それと、すすきさんから詩の解説について寄稿いただいたので、そちらも併せてご紹介します。
曲の解説
まず、曲について。
この曲は、すすきさんがよくわたしに送ってくださるフレーズからインスピレーションを受けて作りました。
すすきさんが青の世界で送ってくださる“手紙“の最後に、よくこのフレーズが出てくるのです。
でも曲を作っている間は、このフレーズにインスピレーションを受けて作っていることに全然自覚がなかったです。曲が完成して改めて聴いてみたときに「この情景の原点はもしや……あっ……!」となりました。
それくらい、すすきさんのこのフレーズはわたしの無意識の中に馴染んでいたのだと思います。
詩の解説(寄稿: すすきさん)
すすきさんから詩の解説をいただくことができたので、こちらでご紹介しますね。
(内容はいただいた原文のままです)
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改めまして。湊谷翔(みなとや かける)です。noteで散文や詩、小説等を書いています。今回、noteで知り合い、stand.fmでもフォローさせていただいているゆっずうっずさんと、コラボ作品を創作させていただきました。
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「カーテンを開けた窓の向こうに」に添えさせていただいた詩について
パートごとに音のイメージを書き出し、そのイメージを繋ぐストーリーを探すような形で、詩を添えさせていただきました。
以下、僕のメモ、音(曲)に対するイメージです。(A~Dは、各パートです。)
以前、ゆずゆさんの別の曲に詩を添えさせていただいたことがあって(こっそり、個人的にお送りしたものですので現時点では公開していません、そのうちご紹介することがあるかもしれません…)。
そのとき、ゆずゆさんにとても喜んでいただけて、返って僕もそれが嬉しくて。そのときもこうして、パートごとにイメージの核となる言葉やフレーズを書き出し、詩として織り上げました。ただし、その際はゆずゆさんの曲に対するイメージが短い小説?場面説明?として添えられていたのです。
…が、今回はそのようなガイドライン(という近道)はなく苦笑。そのため、より難しく感じました(し、僕が詩を書き、ゆずゆさんが作曲と演奏をするのは明らかに比重がおかしいな、などと考え始めたりもしました)。けれど結果として、こうして素敵なコラボができたこと、とても嬉しいです。
ありがとうございます。
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(ゆっずうっずに戻ります)
すすきさん、嬉しい言葉をありがとうございます。
(青の世界や声でも伝えてくださっていますが、やはり何度伝えていただいても嬉しいです✨)
今回は、すすきさんとのコラボ曲「カーテンを開けた窓の向こうに」についての紹介記事を書きました。
わたしはすすきさんの言葉の紡ぎ方、思考回路(考え方)がすごく好きで。
今回わたしの曲にどんな詩を添えてくださっているのだろうかとワクワクしていたら、わたしが自分の中ですらうまく言葉にできなかった情景をピタッと言葉にしてくださっていて。「これを汲み取ってくださったのか……!!」と、嬉しくなって思わずにやっとしてしまいました。
こうしてコラボさせていただけたこと、とても嬉しく思います。
いつもわたしのnoteを読んでくださっている方も、
すすきさんのnoteから遊びに来てくださった方も、
それ以外の皆さんも。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
お相手は、ゆっずうっずとすすきでした🍊🌿
もうひとつコラボ作品「夜明けに祈る」の紹介記事もよろしければご覧ください。