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言葉の刃
「3年A組〜今日から皆さんは、人質です〜」というドラマの最終回で、教師がSNSを利用する人たちに向けて心の叫びを伝えるシーンがある。
「お前らが浴びせた心の暴力が、彼女の心を壊したんだぞ。お前たちが命を奪ったんだ!お前も!お前もお前も!今までさんざん正義感を振りかざしてきたくせに、分が悪くなった途端に子供のように責任転嫁を始める」
「お前ら1度だって真剣だったことがあんのか!逃げてんじゃねぇぞ!自分の親や、友達に面と向かって言えない言葉を、見ず知らずの他人に、ぶつけんなよ。お前のストレスの発散で他人の心をえぐるなよ!」
「他人に同調するより、他人をけなすより、まずは自分を律して、磨いて作っていくことが大切なんじゃないのか。その目も、口も手も、誰かを傷つけるためにあるわけじゃない!」
昨日、尊い若い命が天国に旅立った。
誹謗中傷は韓国のイメージが強いが
日本でもテレビなどの誹謗中傷は根強く
しつこいアカウントは本当のファンでも
見ないようなところにまで
コメントを繰り返す。
心をえぐってえぐってえぐり続ける。
耐えることが
人間の強さ、弱さじゃない。
人間の覚悟、諦めじゃない。
人間のしぶとさ、儚さじゃない。
傷ついてる。見えないところまで。
えぐられてる。消えないところまで。
たった1つの言葉に生かされるか殺されるか。
たった1つの言葉に救われるか壊されるか。
SNSだけじゃない。
日々の生活の中でも、忘れちゃいけない。
つい息苦しくなってしまう世の中だけど
空を見上げても遠くに行ってしまって
掴めないもどかしさに
自分を見失いそうになってしまうけど
人間として生きよう。
人間に生まれてきたのだから。
人間として生きよう。
自分の歩く道は
誰かの明日を繋ぐことだから。