きさらぎの呟きごと

逃げる、と言われがちな月があと3日で終わる。穏やかに過ごせる日が多かったからか、すり抜けていくような、あるいはすり減らしているような感覚はあまりなくて、陽光さし込む部屋の中であたたかいお茶を飲みながら、まったりとこの文章を書いている。

今日はどこにも出かけない、一人きりを満喫する日。
お昼ご飯や夕飯の材料も昨日のうちに調達してあるし、時間や締切に追われるようなタスクもない。（なんて嬉しい！）
天気も良好。家の中にいる私の代わりに、洗濯物たちが踊りながら芽吹き始めた春を全身で受け止めている。

何をしようか、と考えて、最近ゆっくり時間を取っていなかったnoteを開いた。数名の方の記事を読ませていただき、「楽しい時間をありがとう」の気持ちを込めてスキを贈る。

noteには書くことも読むこともコツコツと続けていらっしゃるnoterさんたちが大勢いらっしゃって、あまりにもマイペースすぎる自分の続け方に度々申し訳なさを感じる。
スキをいただいておきながら自分はあまり返せていなくて、だからこそ読んだ記事は日頃の感謝も込めて、丁寧にスキボタンを押させていただく。

ひと月に2つ3つといった不定期の更新にもかかわらず、私の記事を見つけ、読んでくださる方々には本当に感謝の気持ちしかない。
皆さんそれぞれに限りある時間の中で、私の記事を読むということにほんの少しでも割いてくださったという事実が、非常にありがたくて温かく、スキの数字を見るたびに奇跡のように思ってしまう。
今、この文章を読んでくださっているあなたに声を大にして伝えたい。
ありがとうございます！

どんなに短い文章でも「読む」というのはエネルギーが必要な行為だと捉えていて、だから私の記事は最後まで読まなくても、飛ばしても、構わないと思っている。
ふと道端の雑草に気付くように、私という書き手に目を留めて「こんな人もいるんだな」と感じてもらえたら。（そこで心を灯すことができるように、これからも書き続けたい。）

noteについて考えていたら、「おはようございます」から「こんにちは」を交わす時間になっていた。洗濯物たちのステップは少しだけ速くなって、小鳥や犬たちは喉の調子が良さそうだ。

午前という区切りが終わってしまう前に、何かをしておきたい気がする。
読みかけの本、録画したドラマ、ラストまで観終わっていない映画･･････。今月はそういった“やりかけのもの”が多い。
本当はバレンタインデーに投稿したかった小説も、下書きに入ったままだ。時期を逃してしまったので投稿する予定は無いのだけれど、あっちかなこっちかなと文章を修正しながらちょこちょこと書き足す作業が楽しくて、気付いたら2月も終わる頃になっていた。（バレンタインの日に買ったご褒美チョコレートも、やっと残り一粒になったところ。）

とりあえずあと30分で観終わる映画があったから、それを片付けることにしよう。カップの中も空っぽだから、お湯を沸かすことにしよう。
映画が観終わる頃にはお腹も減っているだろうから、昨日初めて買ったパン屋さんの美味しいパン（見た目もすごく可愛らしい！）をあたためて食べよう。

あの作品の感想文も、思い付いた詩も、気が向いたら続きを書こう。
noteの海にもまた遊びにいって、言葉の泡つぶを眺めてこよう。

皆さんの今日が素敵な日となりますように。