【ニンジャスレイヤーTCG】サヴァイヴァーデッキ考察【デッキレシピ有り】
▼はじめに
今回はニンジャスレイヤーTCGにおいて「サヴァイヴァー」をテーマにしたデッキの構築・運用を行い、比較的安定して回せるものが出来たのでデッキレシピのご紹介となります。
▼サヴァイヴァーってどんなデッキ?
サヴァイヴァーは一言で言うなら「オヒガン活用」のデッキとなります。
低コストのサヴァイヴァーをオヒガンに貯め、「バイオインゴット」などの蘇生カードでオヒガンからサヴァイヴァーを出すのが主な動きです。
▼デッキレシピ
▼キャラクターカード(25枚)
▼コトダマカード(25枚)
▼採用理由(キャラクターカード編)
<1コスト>
・ディスターブド×サヴァイヴァードージョー
オヒガンからのサヴァイヴァーサーチカードです。
ステータスの性能は正直言って微妙と言わざるを得ませんが、
特筆すべきはその強力な能力です。
"オヒガンの<サヴァイヴァー>"なので、ここには「バイオインゴット」や「ジェロニモ!」も含まれています。
つまり、ジツコストで一気にオヒガンからサヴァイヴァーを展開するキーカードになる訳です。
採用枚数は控えめですが、中盤にはオヒガンなり手札なりに揃えておきたい強力なカードになります。
・ハイドラ
いざという時のインターラプト・カイゼン持ちです。
サヴァイヴァーにおける最後の砦こそがこのハイドラになります。
能力はインターラプトのほかに、自身をオヒガンから蘇生する効果を持っています。
"バイオインゴットを2枚除外する"というかなり重く厳しいコストですが、オヒガンにバイオインゴットさえ揃っていれば相手のアタックを任意で止めることが出来るので、コストを使って攻めきれなかった場合の予防線になってくれます。
他のカードに比べると使用優先度はかなり落ちてしまいますが、オヒガンに一枚あると安心して戦えるのは好ポイントに感じました。
・ディスターブド
色んな意味でサヴァイヴァーのメインアタッカーです。
手札から出してよし、オヒガンからアンブッシュしてよしの有能カードになります。
使い方としては
1.普通に手札からエントリーし、3点の工作力アタッカーとして使用する
2.オヒガンからアンブッシュし、相手の場を開けつつ3点ダメージを与える
のが主な仕事となります。
この3点というのがなかなか侮れない数値で、並の低コストカードは3点もあればおおよそ取りきれますし、火力が足りない部分は「オートマチック・ヤクザガン」などで補強も可能です。
自分の場に「フォレスト・サワタリ」系のカードがあれば、相手の高コストアタッカーも圏内に入れられるのはかなりありがたいと感じました。
<2コスト>
・スーサイド
主に「バイオインゴット」の使いまわし要員です。
『そのためだけに?』と思うかもしれませんが、サヴァイヴァーにおいて「バイオインゴット」は文字通りの生命線です。
「バイオインゴット」が引けるか、あるいは「バイオインゴット」を何回打てるかがサヴァイヴァーの明暗を分けると言っても過言ではありません。
使用タイミングとしては"次のターンに攻め切るため「バイオインゴット」を回収しておく"のが使いやすいと思います。
・ノトーリアス
説明不要の最強カード。
アンブッシュするだけで3回攻撃できます。
カラテが5あるので並のカードはほぼ全員ワンパン出来ます。
工作力も2点あるので、実質6点ダメージを与えられます。
ほとんど違法行為。
……と言っておしまいならよかったのですが、実はそう簡単でも無いのがこのカードです。
上述の内容に一切間違いはないのですが、それはつまり”相手にとって最も警戒すべきカード”であるとも言えるわけです。
例として「アイボリーイーグル」のジツや、「切り上げる 切り降ろす」「オリガミフェニックス」「ツヨイスリケン」などの4点ダメージを与えられる妨害カードが相手にあれば、真っ先に相手はアンブッシュされたノトーリアスを潰しに来るでしょう。
対応策としては
1.なんとかして1ターンにノトーリアスを2回アンブッシュする
2.ほかのサヴァイヴァーを展開し、殴った後で蘇生札によるアンブッシュからの攻撃を仕掛ける
のが手っ取り早いかと思います。
使用時には相手のコストと手札枚数に十分気を付けて使いましょう。
・フォレスト・サワタリ
手札の入れ替えカードです。
他のサヴァイヴァーと違い、相手にアイサツしなくても死なないのはなかなか魅力的で、率先して相手のアタッカーを潰しに行くという仕事が出来ます。
また、先述の通り手札のサヴァイヴァーを捨てて入れ替えを行うことで、手札に妨害札を増やしつつオヒガンにサヴァイヴァーを落とし、アンブッシュへ繋げやすくする……などの効果も期待できます。
相手からは一見すると放置しても問題なさそうに見えますが、その実放置すればするほど厄介な札であることは間違いないでしょう。
<3コスト>
・フォレスト・サワタリ×サヴァイヴァー
オヒガンからサヴァイヴァーをアンブッシュする効果を持ったアタッカーです。
サヴァイヴァーの強みを遺憾なく発揮できる良カードですが、問題は"1コスト以下のサヴァイヴァーしか蘇生できない"事です。
ここまでで記載した通り、メインアタッカーは言うまでもなく「ノトーリアス」です。
しかし「ノトーリアス」は2コストのため、このカードの効果で蘇生することはできません。
また、一度出した後はただのバニラアタッカーと化すので、ターンを跨いだ活躍は少ないのが残念ポイントです。
しかし、当然仕事はあるわけで、その仕事とは”相手の場を開ける事”です。
サヴァイヴァーは正直に言って、相手の場を殲滅している余裕があまりありません。
だからこそ、「フォレスト・サワタリ×サヴァイヴァー」+効果で蘇生した低コストサヴァイヴァーアタッカーで相手の場を蹴散らし、「ノトーリアス」を少しでも通しやすくするのがベストな使い方だと思います。
<4コスト>
・フォレスト・サワタリ×ナムの戦士
サヴァイヴァーデッキにおける守護神。
ウケミで捲れるだけで相手のアタッカーが2体止まります。
(※ウケミでオジギさせる分と、インターラプトで止める分)
手札から出そうとすると、さすがに4コストが重くのしかかってきますが、
ウケミで捲れた場合の上振れ具合は半端ではないです。
手札に来たらコストに使い、なるべくダメージで捲れることを祈るのがいいでしょう。
▼採用理由(コトダマカード編)
<0コスト>
・オートマチック・ヤクザガン
ノーコストで打てる2点ダメージです。「TAKE THIS!」と違い、こちらは2点を割り振って与えることが可能なカードです。
「ディスターブド」のアンブッシュ効果に重ねれられば耐久5までのキャラクターカードを取ることができるので結構偉い。
火力不足に感じることもありますが、サヴァイヴァーは相手の攻撃を受けるためのコストを割いていられないことが多いので、ノーコストの妨害札はありがたいです。
・俺のヨメ……
主に打点ずらしと手札の入れ替えが仕事になります。
ノトーリアスに使えれば、カラテ7の耐久力6というバケモノが誕生するのは言うまでも無いでしょう。
ただし、無理に手札に残しておく…というよりは、なるべくガンガン使用して手札の入れかえを行うのが良いかと思います。
<1コスト>
・テストに出ないよぉ……
かなり重要なドローソースです。
今回は採用を3としていますが、「俺のヨメ……」を1枚減らしてこちらを4採用でも全然いいと思います。
サヴァイヴァーは基本的に手札が枯渇しやすいため、これ1枚で解決できる場面が多く、さらにサヴァイヴァーはオヒガンでこそ輝くカードが多いため”手札をすべて捨てて”という効果もデッキテーマととても相性が良いです。
手札が2枚以下なら、積極的に使っていいカードと言えるでしょう。
・バイオインゴット
サヴァイヴァーにおける最重要カードです。
主に「ノトーリアス」を蘇生し、高打点で一気に相手を攻め落とすのによく使います。
他にも「ディスターブド」を蘇生して相手の場に3点ダメージを飛ばしながら3点の工作力で殴ったり、あえて「ディスターブド×サヴァイヴァードージョー」を蘇生し、ジツによって何回も「バイオインゴット」を使える状況に持ち込んだりと、様々な展開につなげることが出来ます。
このカードを何回発動できるかが露骨に勝率へと響いてくるので、慎重かつ大胆に使いまわしていくのが重要です。
・イモータル・ニンジャ・ワークショップ
サヴァイヴァーの展開を助ける重要なカードです。
主に「ノトーリアス」や「ディスターブド」をオヒガンに送り、「バイオインゴット」などの蘇生札への展開に繋げます。
序盤はアタッカー、中盤~終盤は「ハイドラ」などの防御札を落としておくと安心です。
オヒガンが肥えているときは、エテルゾーンへのコストとして使用するのも悪くないので、活躍できる場合とそうでない場合のメリハリがある良いカードと言えるでしょう。
<2コスト>
・切り上げる 切り下ろす
主に相手の攻めを受けきる為のカードです。
運用方法はほかのデッキと大差はなく、相手の重要なアタッカーを落とすのに有効なカードになっています。
低コストに刺さりやすい反面、高コストは普通に耐えてきたりするので、「ディスターブド」のダメージ効果などとあわせて、盤面をコントロールできると動きやすいと思います。
・ジェロニモ!
使い方は主に「バイオインゴット」と変わりありませんが、2コスト使用する点に注意です。
正直、サヴァイヴァーデッキとは死ぬほどかみ合いが悪いカードで、その理由として挙げられるのは
1.サヴァイヴァーで2コスト支払うのは重い
2.3コストまで蘇生できるコストが増えたところで、3コストに蘇生したいカードが存在しない
というのが主な理由となります。
具体的には「フォレスト・サワタリ×サヴァイヴァー」が「ジェロニモ!」によって増える蘇生先になりますが、”オヒガンからの1コスト以下をアンブッシュ”効果がエントリー時にしか発動しないため、蘇生との相性は良いとは言えません。
しかし「バイオインゴット」を手札に引けと言われても、50分の4では単純に確立が低すぎるため、少しでも蘇生カードを引けるように2枚採用としました。
▼サヴァイヴァーの立ち回り考察
▼基本的な立ち回り
戦力投入は小出しにせず、一気に攻めるのが吉。
特に「ノトーリアス」を通すなら、2体の「ノトーリアス」を並べる前提くらいでないと、容易に止められてしまいます。
また、基本的に相手のアタッカーは無視して、直接攻撃を心掛けるといいでしょう。
理由としては相手に直接アイサツしないとサヴァイヴァーたちは死んでしまうためです。
ただし、相手の高工作力のキャラクターやインターラプト持ちは自分の場のサヴァイヴァーキャラクターを犠牲にしてでも取りに行く価値はあります。
戦いが長引けば長引くほどつらくなるので、短期決戦を仕掛けていきたいです。
▼1~2ターン目
とにかくオヒガンに低コストサヴァイヴァーを落とすことを目的とする。
優先順位の参考は下記
1.ディスターブド
2.ノトーリアス
3.ディスターブド×サヴァイヴァードージョー
4.ハイドラ
基本はディスターブドで攻めていくが、 相手がエテルを使い切っている状況ではノトーリアスで攻めて 序盤でダメージを稼げるだけ稼いでおきたい
▼3ターン目以降
相手がこちらをリーサル圏内に入れてくることを見越して、 オヒガンに落とす優先順位を変える。
1.ハイドラ
2.ディスターブド×サヴァイヴァードージョー
3.ディスターブド
4.ノトーリアス
※なお、2ターン目までにノトーリアスをオヒガンに落とせている前提とする。 ここからは相手のエース級アタッカーやインターラプト持ちを優先して殺しに行く。
相手の手札、エテル状況に応じて、攻め切れそうであれば無視して殴りに行くのも視野に入れる。
▼サヴァイヴァーの対策
兎にも角にも「バイオインゴット」と「ノトーリアス」は優先して処理しないと詰みます。ここが止まるとサヴァイヴァーはほとんど止まります。
なお「ディスターブド」も工作力を3点持ったアタッカーなので注意しましょう。
基本的に相手にアイサツできないと死ぬカードが多いので、インターラプトなどで耐えれば勝手に相手の場が空きます。また、相手が攻め切ろうとするタイミングがどこかであるはずなので、被ダメをなるべく抑えつつ、そのタイミングを潰せればほぼ勝ちと言っても過言ではないでしょう。
▼今回は採用を見送ったカード
・「ヨロコンデー」×「クローンヤクザ」
言わずと知れたコンビです。
単純に枚数が揃わなかったことと、ウケミに枠が無かったことから採用を見送りました。
ただ「ヨロコンデー」でデッキから直接「ノトーリアス」をアンブッシュしたりも出来るので、相性はかなりいいと思います。
また、「クローンヤクザ」で手札補充もできるので、サヴァイヴァーの手札が薄いという問題もだいぶ解決しやすくなるのではないでしょうか。
唯一の欠点は、「クローンヤクザ」に頼らなくても、サヴァイヴァー全体の工作力が高いことです。
・ブッダよ! 寝ているのですか!
ノーコストで使える、インターラプト無効のカードです。
「ヤクザ天狗×神々の使者」がかなりきついので、そこを無視して直接殴りにいけるのは強いと感じました。
問題点としては、相手にインターラプト持ちが居ないと完全に腐る手札になるのと、ただでさえサヴァイヴァーの手札は薄いので、余計に手札が薄くなる点は課題だと思いました。
・シキベ・タカコ
アンブッシュ時にジツコストの回復を行え、相手にアイサツできると1ドローできるカードです。
サヴァイヴァーは手札が薄くなりやすいので、場に残存できれば手札問題が解決しやすくなるのでは?と思いました。
ただし、あまりにも耐久が貧弱なのでオヤツ感覚で取られやすいのと、ウケミ枠を圧迫してしまう点がマイナスに感じました。
▼サヴァイヴァーをしばらく使ってみた感想
使っていて楽しいデッキだとは思いますが、ニンジャスレイヤーデッキなどと比較すると、どうしても万能とは言い難い攻めっ気の強いデッキだと感じました。
「ノトーリアス」がテーマ内にいるのはとても心強いですが、耐久面にやや難ありといった感じで、相手のキャラクターとの殴り合いは極力避けていかないと相手をリーサルまで持っていくことさえ厳しいのでは、と感じます。
しかし、展開力が爆発したときの火力はすさまじく、一気呵成に攻め入る様は使っていて楽しいものがあるデッキでした。
総評として"最強とは言い難いが、十分戦えるデッキ"というのが僕の評価です。
▼最後に
このデッキレシピはあくまで”ほぼ純粋なサヴァイヴァーを組んでみよう”というテーマのもとに組んだデッキレシピとなります。
ある程度の使いやすさは保証しますが、相手の攻めを耐えた後に強力なカウンターで状況を捲るタイプのデッキなので、そこそこ回すのが難しいデッキと言ってもいいでしょう。
ただ、この記事を最後まで読んだあなたの心には、すでにナムの戦士としてサヴァイヴする闘志の炎が灯った事と思います。
是非ともこのデッキレシピを踏み台に、あなたの理想のサヴァイヴァーを追求してみてはいかがでしょうか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。