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ツァラトゥストラ(ニーチェ著)から学ぶ無敵の自己肯定感 その②

どうも、棚橋です。

本日は「神は死んだ」について記します。


前回の投稿にて、
『ツァラトゥストラ』という本について触れさせていただきました。


今回、「神は死んだ」という言葉の意味について記します。

話は、主人公のツァラトゥストラは山奥に住む賢者なのですが、
下山をして自分の知識を人々に伝えたいと感じていました。

ツァラトゥストラが下山をしていく中で人々の会話しており、その中にニーチェの思想が色々含まれている、という内容です。


その中で、一人の狂人の様子が描かれます。
昼間にカンテラを提げて神を探して走り回る男に対して、人々は嘲笑する言葉を投げます。それに対して狂人が次のように言います。

Gott ist tot! ! Gott bleibt tot! Und wir haben ihn getötet.
神は死んだ。神は死んだままだ。そしてわたしたちが神を殺したのだ。


神の死によって、あらゆるものが消滅し、暗闇の中を私たちはさまよっている、と続けて狂人が訴えます。


ツァラトゥストラが「神が死んだ」と人々に伝えるということは、今までのすべての最高の諸価値、すなわち真、善、美がその力を失って、現実と理想という図式が崩壊することを意味します。

つまり、真実がどこかにあるという神話が崩壊するということです。

そうなると最高の価値根拠と目指すべきものがないわけですから、私たちの「なぜ生きているのか?」「何に向かって生きているのか?」という人生最大の問題についての答えがなくなってしまうのです。


なぜ、世界と人間は存在するのか?
それらはいかなる意味や価値をもつのか?

というような形而上学的な疑問のすべてが無意味となります。

これを、ニーチェは ニヒリズム と名付けました。


では、今回はここまでとします。
次回、「ニヒリズム」について記しましょうかね。

では、今日も一日!全力で!


<参考>


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