自作PCにTPMを取り付けてみたお話
ゆずりょーです。
今年3月ぐらいに組み上げた自作PCに、TPMを取り付けてみました。
まず、TPMってなんぞ?っていう人に向けて軽く説明。
正式名称はTrusted Platform Moduleといい、暗号化や復号化といったセキュリティ面に関するチップです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Trusted_Platform_Module
大抵の場合ノートパソコンなど、メーカーから出ている一般的なコンピュータ製品についていることが多いでしょう。
TPMを使ってドライブの暗号化ができるのが、WindowsのBitLockerです。これを利用すると、ストレージを暗号化することができ、セキュリティの向上ができます。ビジネスでは使っているところもあるでしょう。
※TPMなしでもBitLockerを使うことはできますが、起動時に復号化手順が毎回必要になるようです。
ただし、BitLockerを使うにはWindows 10であればProやEnterpriseといった、企業で使われるエディションを使用しなければいけません。
マザーボードに対応したTPMを購入・取り付け
自作PCには必ずTPMが付いているとは限りません(多分大抵そうかもしれません)。マザーボードに対応したTPM製品を購入しなければいけません。これはメーカーやマザーボードのシリーズや種類によって異なります。
今回私の場合は、GIGABYTE Z390 AORUS PRO (rev. 1.0)を使っているため、GC-TPM2.0_Sを購入しました。
購入当時は3,698円で購入。購入時にはあと一つだったため、
執筆現在、Amazonでは出品者のみになっています。
これを自作PCを組むとき同様に説明書を参照しながら、マザーボードの所定の位置に設置します。
これがTPMを取り付けた図です。
搭載確認・BitLockerの有効化
取り付けたらマザーボードのBIOSやWindowsのMicrosoft 管理コンソールを確認し、搭載されているかを確認します。
Microsoft 管理コンソールで上記のような表示になっているので搭載OKです。
そしたらコントロールパネルを開き、画面の指示に従ってBitLockerを有効にするだけ。簡単でしょ。
あとがき
普段遣いや素人であればこんなことする必要はありませんが、自分はセキュリティの向上を目的に今回TPMを購入してみました。
TPMがあればBitLockerによる暗号化が比較的容易になるので、自作PCを組んでいてセキュリティ面にもこだわりたいのであれば、使ってるマザーボードに対応したTPMを購入するべきです。