マイラが私を好きだった世界線
ユマ•ヌイ「時空ループ!」
私はマイラ。
星乃の転生版だよ⭐️
寸也斗の姉、わーちゃん(私)を愛してる。
……のに。
なぜかわーちゃんは桃李とかいうあったまおかしいんじゃないの?って思う人にアプローチされている。
思ったよりも真剣そうだから掃除できないし。
いつも私は、わーちゃんが好きな人を排除してきた。
中身を見ない、クソやろーばっかだから。
でも、桃李は結構辛抱強いし、嫁いびり的なテンションで私が虫除けスプレーかけても笑顔で
「アハハッどーしたのぉ?そんなことして。」
っていうもん、。。
怖いわあの人。
また、告白に呼び出されたらしい。
正直わーちゃんと一緒にいる時間を邪魔されて悲しい。
「断って来たー!」
話が始まる直前の最近の一言がこれだ。
わーちゃんの頭が桃李で埋め尽くされてしまいそうでやだ。
「私さんはいますか~⁉」
教室がザワザワとする。
だが、私はそれ以上に桃李がまた来て告白するのが嫌だった。
行かないで、と言う事も出来た。
でも、嫌われるのが怖くて。
上手く、言えなかった。
わーちゃんはダッと席を立って彼の場所へ行った、
私は気を緩めると涙が落ちて来そうな目に、力を入れた。
そしてまた、放課後にわーちゃんは校舎裏へ向かった。
待ち合わせ場所らしい。
はあ、とため息をついて私は帰って寝た。
~次の日~
わーちゃんと一緒に登校していると、桃李がいた。
「っ⁉」
わーちゃんは息を呑んだ。
そうすると、わかった。桃李は、、、よぼよぼパーカーを着ていた。
わーちゃんを見ても、わーちゃんは見惚れている。
泣きそうになる気持ちを抑えた私。
そしたら
「ええと、、、」
桃李が頭をかいた。
「どう、、、かな?プリンセスの為に着て来たんだけど。」
キッッッッッッツ!
プリンセスってナニ?わーちゃんはあんたのものじゃない。。。
隣から、血が私の方へ飛んできた。
わーちゃんの鼻血だ。
わーちゃんは倒れてしまった。
流石に地面に頭付きたくないだろうし、私はわーちゃんの頭部を支えた。
「僕が私さんを保健室へ連れていきます!」
そう名乗り出た王子様気取り野郎に私は殺気のこもった視線を向けた。
「…いや、私が連れてくからあんたは帰ってて良いよ、王子様?」
嫌みったらしく王子様を強調して言ってやった。
「けど、女子に女子運ばせるとか……」
てめぇがわーちゃん抱っこしたいだけだろうがよ。
というか運ばせるとはなんだ、あ?
わーちゃんは人だぞ、あ?人様になんてこと言ってんだよ。
「いや、私が連れてくって~」
人がたくさんいる手前、テキトーにあしらう事は出来ない。
「ううん。それにそっちの組さ、1時間目あれでしょ?体育でしょ?
体育着着替えるの時間かかるだろうしさ」
そんなもんお金でどうにかなるけど?
「それより早くしないと手遅れになるかもしれないし、私が連れて・・・・・・」
桃李は思い出したように
「そうか!それもそうだな。
やっぱり病院にし、、、でもあそこナースさんとかもいるわ。
いや、血を分けることになるかもしれない。」
といった。
「私、わーちゃんとおんなじ型だよ!」
私多分A。星乃の時そうだったから。
「僕もAだから一緒かな」
「なら私の方が付き合い長いから血が共鳴してるよ!
それに、親友だし!」
よくわからない理屈を私は並べる。
「僕も私さんの事は知ってるよ」
そう言えばコイツストーカー気質な感じするわ。
「〇型。体重は○○で、身長は……」
ヤバい奴だコイツ。きっとそうだ。絶対に。
「あ、そっか……(引き)」
でも私の方がまだまだ知ってるね!
「じゃ、先学校行っといて~!」
桃李の野郎はわーちゃんをお姫様抱っこしやがって、学校へ走っていった。
先に行くの概念崩れたんだが。
「佐々木さん、今日1時間目体育だから急いだ方が良いよ!」
隣を走り抜けていった……誰だっけ?
わーちゃん以外興味ないからわかんないや。
ま、いっか。
早くわーちゃんのお見舞い行きたいな~。
~放課後~
放課後、なぜか先生に呼び出しを食らって、お見舞いに行けなかった。
休み時間は見に行ってもわーちゃんが目覚めてなかった。
ちなみに血をあげる必要はなかったよ!
私をわーちゃんに取り込むチャンスだと思ったのにな~。
「で、お~い佐々木、聞いてるかー!?」
私、この先生苦手なんだよなー。小学生の頃からいて、寸也斗も
「この先生、””殺したい~””」
って言うくらいだし。
情熱的で、一人一人の生徒を気に掛ける、体育系教師だ。
吐き気がする。
「はい聞いてますよー(棒読み)」
めんど。めんどめんどめんどめんど。
「と言う事で帰りますねーさよーならーご指導ありがとうございましたー」
私は逃げるように職員室から脱獄した。
「わーちゃんっ!」
部屋に駆け込もうとした。
でも無理だった。
「良いよっ!はい!付き合います!」
多分相手は桃李だろう。
絶対殺す。。。
ところが、マイラは私が悲しむことをできなかったです。
そんな時に、運命の相手(?)昴にあったのです・・・・・・
続く(?)