【宣伝】ちょいと変わったノンさん~魔法学園の学園祭~
おれはるい。
「る~い~るい!」
うわぁ!びっくりした~。こっちはノンさん。ノンさんは
「ニナからね、チケットが送られてきたんだ。一緒に行かない?」
といった。
「なんのチケット?」
とおれは聞いた。ノンさんは
「魔法学園って奴・・・・・・?詳しくは私もわかってないんだよね。」
と考えた。おれは
「魔法学園?面白そう!行く行く!」
と言った。そこへ、
「おうおう、面白そうなこと話してんなぁ。」
と団がやって来た。団は嫌味をしょっちゅう言ってくるけど、そこまで悪い奴ではない。おれが
「ノンさんが、魔法学園に誘ってくれたんだ~。」
とにっこりとして言うと、団が
「あ?そんなんおれ、誘われてないぞ?」
といった。その後団は、ノンさんを見て
「おれも行きたい!」
といった。ノンさんは
「ごめん、ニナから貰ったチケット、二枚なんだ。」
と謝った。団は
「嘘、だろ・・・・・・。なら、るい”なんか”じゃなくておれと行かないか⁉」
といった。ねぇ、今、さりげなくディスったよね!さりげな~くディスったよね?ねえ!ノンさんは
「ごめん、先に約束してたから。」
と言って断った。団は悲しそうに去っていった。
チケット凄!
チケットを握った瞬間、ノンさんとおれはワープした。ノンさんは
「凄い、、、本格的だぁ!」
といった。え?魔法だと思ってるの、ワープ。何か仕掛けがあるはず。
「何も、無さそう。」
とおれは言った。ノンさんは
「あ、もう実験とかしたから。これは科学では証明できないから。」
と言った。え。もう試したの?はや。というか、チケット凄!!
魔法学園
入った途端、ノンさんとおれは変身した。ノンさんは、元が
![](https://assets.st-note.com/img/1697713186616-qGKSNrHw4S.png)
こんなんだったのに、今はこんなんになった。
![](https://assets.st-note.com/img/1697713256031-qZhpWRvTot.png)
か、可愛い・・・・・・。そこへ、この学校の生徒っぽい人(?)がやって来た。そして、
「魔法学園へようこそ。」
とクールに言った。
![](https://assets.st-note.com/img/1697713339406-UHn1ldiE1T.png)
「こ、こんにちは・・・・・・。」
とおれは言った。ノンさんは
「あ、その鞄・・・・・・。」
といった。鞄?そのピンクの鞄がどうしたの?
「あ、気づきます?」
と生徒さん。ノンさんは
「KINGのでしょ!」
といった。KING?
「有名な、ブランドです。」
と生徒さん。そして、
「私は風音(かざね)です。」
と自己紹介をしてくれた。
「風音さん、よろしくお願いします!」
とノンさんは手を伸ばした。風音さんはハテ?と言うように首を傾げた。ノンさんは無理矢理手を握り、ボンボンと手を振った。風音さんはびっくりしたようだが、すぐに笑顔になって
「風音さんじゃなくて、風音でいいですよ、ノンさん、るいさん。」
といった。
「なんで私(おれ)の名前を?」
とノンさんと重なった。
「仲が良いことで。まぁ、魔法使いですからね。ところで、今日は正規ルートできましたか?」
と風音さんはにこにこしながら言った。正規ルート?おれが首を傾げているとノンさんが言った。
「あ、ニナに招待状を渡されたので来ました。」
風音s・・・・・・風音は
「ニナ⁉もしかして、噂のノンさんですか?」
と聞いた。噂?風音は
「あの、ニナはここの学園ではネオっていう偽名があるんです。ネオとニナの事は読んでください。
後、ネオはですね、尊敬しているノン姉の話をよくするので噂になってるんです。後で1年1組にも来てやってください。ネオが喜びますよ。」
う~ん。情報量に対して話のスピードが速いなぁ。
「了解です!後は自分たちでなんとかできるので風音は他の人に説明しておいてください!」
とノンさんは言っておれの手をとった。そして、
「行くよ、るいるい!」
と言って引っ張って行った。
早速迷子
「で、ノンさん?ここどこなの?」
とおれは聞いた。五年生二人組、絶賛迷子です!ノンさんは
「大丈夫!ここからネオの匂いを辿れば・・・・・・。」
と言った。
「いや犬か⁉」
とおれはツッコんだ。
「・・・・・・犬って失礼!(近所のおばさんにも言われたことあるんだよな、もしかして前世が犬だった⁉)」
とノンさん。
「あら?誰ですの、貴方。」
後ろから声を掛けられた。
「もしかして、雅さん?」
とノンさんは言った。
「え、どうしてわかったんですの?」
ってことはあってるんだ。
「ネオから聞いているよ、とても優しくて可愛い、黄色の髪の上品なお嬢様だって連絡アプリで。」
とノンさんは言った。連絡アプリで聞く?変なの。
「まぁ、あの子・・・・・・。見る目がありますわね!」
と雅さん。自分で言うものなのかな?ま、自己肯定感を高めてるのかな?
「あ、私はノン!」
とノンさんは自己紹介をして、手を差し伸べた。雅さんは
「なんですの?」
と聞いた。ノンさんは強引に雅さんの手を握り、ビュンビュンと目に見えない速度で握手した。雅さんは
「なんですの!急に、失礼ですわ!所詮はネオの従姉。あの野蛮人間と同じ種類の人間なのですわね。」
と言った。所詮とか野蛮人間とか種類の人間とか。失礼なのはどっちだよ!
「あら?シフト交代の時間ですわ。ではごきげんよう。もし迷子になっているのなら、わたくしについてきてよくなくってもなくってよ。オーホッホッホッホ!」
と上品に笑いながら雅さんは動き始めた。これって、着いて行っていいのかな?ノンさんを見ると雅さんの後ろにくっついていた。
2年1組の屋台
「豚汁~!豚汁はいかがですか~!」
と私、ニナは豚汁を大声で進めていた。こんな暑い日に豚汁?ってなるけど。
「ネオ!休憩入っておいで!」
とクラスメイトの神名 琴葉。ネオと言うのは私のここでの偽名。私は
「じゃ、お言葉に甘えて。」
と言って休憩に入った。
「ネオ!いる?」
ん?聞き覚えのある、安心するような声。この声はもしかして?
「ノン姉?」
と私は言って振り向いた。
「予想的中!ノン姉だ!」
と私は言ってノン姉に抱き着いた。
「でも、どうしてここに?」
と私は聞いた。ノン姉は笑って
「ネオのくれた、招待状だよ。」
といった。その太陽みたいな笑顔のおかげで私は何かにホッとした。後ろから、
「感動の再開の所悪いですけれど、豚汁売りの接客はネオが向いているみたいですわ。今日中に売り切るならネオ、貴女も手伝うのですわ!」
と雅が言った。私は
「え、そうなの?じゃ、ノン姉、豚汁食べてく?」
とノン姉に聞いた。ノン姉は
「じゃ、お言葉に甘えて。」
と言って私を撫でた。
「学園にいる間に、こんなに大人っぽくなって。」
とノン姉は寂しそうに言った。
「あのね、ノン姉。見てて見てて!」
と私は言って魔法を唱えた。
””マジカルスーパーシャイニングイリュージョン!””
すると、キラキラとしたイルミネーションが出て来た。これが、私の得意魔法のキラキラとした幻を作り出す魔法。私はノン姉を見た。ノン姉は
「綺麗・・・・・・。」
と一言呟いただけだった。るい君を見ると、真剣に見惚れていた。そして、二人は我に返ったようにお互いを見つめ合った。と思ったのもつかの間、ノン姉がこっちを向いて、
「めっちゃすごかったよ!」
と褒めてくれた。
「練習してたの!」
と私は言った。私はノン姉を見つめた。その後、るい君を見つめた。
「⁉」
近いうちにるい君が腕を骨折する運命が見えた。なんでこうなるのかな?私はるい君の顔をジッと見つめた。
「ど、どうした?」
とるい君は戸惑ったように言った。
「るい君!明日の体育ではハンドスプリングしないで!」
と私は言った。明日の体育はマット運動の授業らしくて?で、るい君が挑戦して運悪く骨折したみたい。ノン姉が
「じゃあ、るいるいがハンドスプリングしないように見張っておくね。」
といった。ノン姉は何時でも私の事をわかってくれる。
「じゃ、豚汁並びに行くからネオも行く?」
とノン姉は言った。
「そうしたい気持ちはやまやまなんだけど、呼び込みしないといけないからごめんね!」
と私は断った。
豚汁
私、ノンは2年1組の豚汁を買うために並んでいる。
「豚汁~豚汁はいりませんか~!」
とこっちは従妹のニナ。ここではネオと言う偽名を使っているらしい。
「あ、ネオ!買わせてもらおうかな~。」
「萌ちゃん先輩!来てくれたんですね!ぜひ買って行ってください!」
この短期間で大人っぽくなったなぁ。それもこの魔法学園のおかげなのかな?私だけ、子供の世界において行かれたみたいで、寂しくなる。
「ねえねえネオ先輩!あのねあのね・・・・・・。」
とニナの後輩。と、私がニナの方をよそ見していると、トントンと肩を叩かれた。
「ノンさん、読んでも返事してくれないから困ってたよ~。」
とるいるい。あ、呼ばれてたんだ。すっかり大人になっちゃったニナを見ていたから気づかなかった。
「はい、お二人さんですね!えっと豚汁二人前!」
と2年1組の人。私は豚汁が出てくるのを待った。
「・・・・・・なんだって?」
「え、それ本当?」
「大変だ!」
突然、豚汁屋台の方が騒がしくなった。
「どうしたんですか?私にお手伝いできることがあれば教えてください!」
と私は思わず言った。そこへニナがやってきて
「どうしたの?」
と言った。2年1組の人は
「それが、人手が足りなくてねぇ。」
といった。私は
「なら私が手伝います!」
といった。2年1組の人は
「それは助かる!お願いすんぞ!」
といった。私は
「いいよね、るいるい。」
とるいるいに聞いた。るいるいは
「いいよ。でも、ノンさんって豚汁作れるの?」
と心配そうに言った。
「いくら私がメイドさんとか立崎に頼っているからって料理できないって決めつけないでよ。豚汁くらい、作れるよ。」
と私は頬をプクッと膨らませて言った。るいるいは
「なら良いんだけど。」
といった。
その後、私とるいるいは大忙しの2年1組の人達を手伝った。
「あ、休憩入ってもいいよ。」
と椎名さん(手伝っていて名前を覚えた)。
「ネオも行ったら?」
と椎名さんは続けて言った。ニナは嬉しそうにパッと表情を明るくして、
「お言葉に甘えて。」
と言った。そして、私に
「一緒に回ろう!」
といった。私は
「う~ん。」
と悩むふりをした。ニナは
「ダメ?」
と聞いた。私はそのニナを見ているのが楽しくて
「う~ん。」
ともう一度悩んだ。うぅ、うぅ・・・・・・とニナの頬に水がつたった。
「ごめんって!一緒に回るって!」
と私は慌てて言った。ニナは
「ホント?」
と顔に手を当てて言った。私は
「ホントホント!」
と言ってにっこりと笑った。するとニナは安心したように、
「じゃ、行こ!」
と言って私と肩を組んだ。私とニナが出発しようとすると、るいるいが
「おれは?」
と聞いた。ニナは
「え?ついてきなよ。」
と当たり前と言うように言った。るいるいは慌てたようについてきた。三人で今度こそ出ようとすると、
「あ、三人組?豚汁持っていきな~!」
と椎名さん。
「あ、貰う貰う!」
とニナが言って豚汁を三人分取ってきてくれた。私達はその辺の廊下に腰掛けて
「美味しいねぇ。」
と言いながら豚汁を飲んだ。
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