ノンさんそっくりのお巫女ちゃん
自己紹介
私、巫女。天の使い。いわゆる天使?ってところ。人間を知るための勉強をするために、人間界に来た。人間を知り尽くせば、私は神様になれるの!四二神様(死神とは関係ありません)はね、凄いんだよ。私を造りしてくれたのが四二神様なんだ。だから私はいつも、̪四二神様を尊敬している。いつか、四二神様みたいな素敵な神になりたいって思いながら。そのためには人間の勉強を頑張って神様にならないと!四二神様は四十二番目の神様だから、四二神様なんだ~。
よし、制服も着たし、初の中学校行ってみよう!
いざ学校へ
「こ、こんにちは!巫女です。お巫女ちゃんと読んでいただければ本望です。」
と転校したときの挨拶をした。そしたら、一人の女の子が
「よろしくね~!」
と言った。
「あ、はい・・・・・・よろしくです。」
そして、席に案内された。隣は・・・・・・
「おれ、奏太(かなた)。お巫女ちゃん、よろしくね。」
奏太という男の子だった。
「よろしくお願いします、奏太さん。」
と私。
「敬語じゃなくていいよ?」
と奏太さん。
「癖なので・・・・・・。」
と私。
「そうなのか。一時間目は社会だ。」
と奏太さん。そしたら先生が、
「三神さんの教科書はまだ届いていないので、奏太、見せてやれ!」
と言った。
私はメモ帳(””人間””に見えないメモ帳)にメモをした。
(これで一つ、神様に近づけたぞ!この調子でどんどん・・・・・・。)
「お巫女ちゃん、教科書見るために机を近づけて。」
あ。ごめんなさい、奏太さん。私は机を近づけた。そしたら、奏太さんは顔を真っ赤にした。
そして、授業が始まった。
お昼ご飯!
「お巫女ちゃん?」
と後ろからお昼の時間に声を掛けられた。
「そうですが・・・・・・どうしました?悪いことしましたっけ?」
と不安になって私は言った。
「違う違う、一緒に昼ご飯を食べないって話。」
誘ってもらったのかぁ。まあいいか。
「一緒に食べます。」
と私。
「私はカミラ。これからよろしく。」
カミラさんか~。
「よろしくお願いします。」
と私は挨拶をした。
「いただきます。」
と言ってご飯を食べ始めた。食べている間に、話した。
「お昼ご飯、手作りなんだ~。」
とカミラさん。
「そうなんですか。」
と私。カミラさんと昼ご飯を食べるとばかり思っていた。でも実際、カミラさんは他の人とも約束してたみたいで、結構な人数で昼ご飯を食べた。
「カミラさん、その子達は友達なんですか?」
と私が聞くと、カミラさんは
「いやいや。友達だけど、友達じゃないよ。」
え?どっちなんだろう?
「コバンザメ。」
コバンザメ?私が聞き返すと、カミラさんは
「私にくっついて美味しいエサを貰っている。それだけの関係。別の言い方で言えば、取り巻きってところ。」
と言った。
「・・・・・・なんというか、変?ですね。」
と私。そして、メモ帳を開いた。
とメモをした。
「ごちそうさまでした。」
「お巫女ちゃんもう食べ終わったの?」
とカミラとその取り巻き達。
「ま、まあ・・・・・・。」
と私。
「私も食べ終わったよ!」
としばらくしてカミラは言った。
「私たち、親友だよね?」
とカミラは聞いてきた。
「は、はい・・・・・・。」
カミラの勢いに押され、親友って何だろうと思いながらうなずいた。
新しい友達
そういえば、私の自己紹介の時によろしくねって言ってくれた人いたよね。その人と仲良くなれたらいいな~。あ、あそこにいる!でも、他の二人と話しているし・・・・・・。あ、そうか!一神様(はじめ神様)は言ってたもんね。
””友達になりたい人の周りに人が居れば、友達になりたい人の周りの人とも仲良くすればいい。””
と。よし、勇気を出して話しかけてみよう!
「す、すみません・・・・・・。」
「あっ、噂をすれば!」
と仲良くしたい人の周りの人が言った。
「私は野乃花!ノノッチかノンッチって言ってね~。」
と
「あっ、噂をすれば!」
と言った人が言った。
「よろしくお願いします、ノノッチさん。」
と私。
「私はルア!よろしく~!」
とルアさん。
「よろしくお願いします、ルアさん。」
と私は挨拶をした。そして、仲良くしたい人は
「あ、えっと・・・・・・。あたしも自己紹介する系?する系だよね?」
と言った。
「いや、それ以外に何かある?」
とノノッチ。
「あたしはハルカ。お巫女ちゃん、だよね?今、不安?」
とハルカさん。
「どちらかというと、不安です・・・・・・。」
と私。
「わかるよ、あたしも元々転校生だったから。」
とハルカさん。
「えっ!!!!!」
転校生とは思えないくらい馴染んでいる・・・・・・。
「驚くよね~。」
とノノッチさん。
「まあとにかく、困ったらいつでも頼ってね!」
とハルカさん。
「はい!よろしくお願いします!」
と私は元気よく言った。そして私がメモ帳を出して、書き始めた。
そしたら、ハルカさんは驚いたように目を開いた。あれ?ちゃんと””人間””には見えない鉛筆を使っているんだけどな~。
「お巫女ちゃん、放課後教室で待っといてくれない?」
とハルカさん。
「は、はい・・・・・・。」
と私はドキドキしながら(天使だということを知られてしまったかと思って)うなずいた。
本当の友達?
「ねえお巫女ちゃん。」
とカミラさんが話しかけてきた。
「どうしましたか?私、何か悪いことしましたっけ?」
「どうしたも何も、ハルカなんかと仲良くするなら絶交だからね!」
お昼ご飯を一緒に食べた時とは大違い。
「え?」
ハルカさんと仲良くしたら絶交?
「どうしてですか?」
と私が聞くと、カミラさんは
「・・・・・・。気に食わないからよ。」
と言った。気に食わない?
「嫌いってことでしょうか?」
と私。カミラさんは
「まぁそうなるわね。」
と答えた。
「何でですか?」
と私。カミラさんの答えたことは、衝撃的だった。
「カイっていう子がいるんだけど、その子を私から奪っていったのよ!」
え?それだけ?四二神様、カミラさんは相当歪んでいます。
「わかりました。絶交でいいです。」
と私は絶交することを選んだ。四二神様に言われて、この学校を偵察していたけど、この学年にはカップルと言うものがまだ無いようだったので、カイさんはカミラさんのものではないはず。
「嘘吐き。」
え?噓吐き?
「親友は裏切らないんだよ?」
親友・・・・・・。
「すみません。さようなら。」
と私は言って、カミラさんを見捨てた。
そして、メモを直した。
~放課後~
そして放課後、ハルカさんとの約束通り、教室に残った。
「お巫女ちゃん、間違っていたらごめんなんだけど・・・・・・。もしかして、人外?」
と早速ハルカさんは本題を切り出してきた。バレた?
「何でそう思ったのですか?」
私は人間だったら記憶を消すつもりでいた。
「だってそのメモ帳・・・・・・、ノノッチとルアには見えていなかったんだもん。それを持っているのは人外だけ。」
っ!このメモ帳が見えるのは人外だけ。なら、ハルカさんは人外⁉落ち着け、私・・・・・・。まず、ここにきている天使は私だけ。なら悪魔⁉でも、ハルカさんからは悪魔の気配が無い。なら、キューピッド?でも、わたしの知っているキューピッドの雰囲気が無いんだよあ。なら、人魚?でも、手の形が違う。なら幽霊⁉でも幽霊だったら影が薄いんだよなぁ。う~ん。・・・・・・。あっ!
「それを言うならハルカさんは””ヴァンパイア””ですよね?」
と私が言うと、ハルカさんは
「そ~だよ~。バレちゃった?ならお巫女ちゃんは?」
とけろっとしていった。
「て、天使です。」
と私は言った。
「そっか~。じゃあ、人外同士、仲良くしようね。」
とハルカさん。
「バラしたりとかは?」
と不安になって私が言うと、ハルカさんは
「そんなことしたって、いいことないじゃん。実際、私の秘密もお巫女ちゃんが知っているわけだし。」
と言った。
「秘密は守ってね。」
とハルカさん。
「はい!」
と元気よく私は言った。これで、一件落着・・・・・・?
お巫女ちゃんの、~今日のメモ~
こんにちは!巫女です!見ていただき、ありがとうございます。よろしければ、他の話も見て欲しいですす。
お巫女ちゃんの、~紹介コーナー!1~
㋴「お巫女ちゃんの好きなお菓子は?」
㋔「そうですねぇ、バームクーヘンが大好きです!」
㋴「奏太は?」
㋔「奏太さん、いたんですか⁉」
㋕「う~ん、カステラかなぁ。」
㋴「なら、好きなスポーツは?」
㋕「バスケ!」
㋴「私、バスケのルール知らないんだけど⁉奏太のバスケ事情とか書かないからね!」
㋔「私は、空を飛・・・・・・幅跳びです!」
㋕「空を飛?」
㋴「関係ないよ?(ここでバレたら書く面白みがなくなってしまう!なんとかして誤魔化さないと!)」
㋔「関係ないです!(なんか知ってそう。でもとりあえずはゆずまるさんナイス~!)」
㋕「二人してなんだよ。いない方がいいのかな?帰るねおれ。」
㋴「あ~。待って~。このコーナー終わっちゃう!奏太、帰ってきて~。」
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