ちょいと変わったノンさん~ある日の乗り物で~
おれ、るい。
「るいるい、この前のお化け屋敷、楽しかったね。」
こっちはノンさん。
「ああ。ありがとう。」
お化け屋敷。本物の幽霊にも会って・・・・・・。ああ、思い出すと鳥肌が・・・・・・。ノンさん、車の中の時と、お化け屋敷の髪型と髪の色が変わってたなぁ。変な美容院に行ったんだっけ?
今日は、お化け屋敷に行く前の乗り物での事を話すことにする。
ノンさんの車
ノンさんはマイもつれてきていた。マイの出てくる話は、こちらです。
「やっほ~。マイ。」
とおれが挨拶をすると、マイは
「コンニチハ。ルイデスネ。スミマセンガ、用を教えてください。」
と言った。マイ、怖いんだよな。カタコトの言葉を喋っているのに時々普通に喋るっていう。
「暇だね。」
とおれが思わず呟くと、ノンさんは言った。
「これなら持ってるよ?」
え!ノンさん、何で扇風機のプロペラの部分だけ持ってるの?
「フツウ、モッテイマスヨ。常シキ、シラズルイ。」
とマイは言ってケラケラ笑った。そっか。マイはノンさんが造ったもんね。
「常識知らずは言い過ぎでしょ!」
とノンさん。ホントホント。どっちが常識知らずなんだか。
やっぱりノンさんは変わっているなぁ。・・・・・・ちょっとだけ。
「この辺で下ろせばいいですか?」
とノンさんの執事、立崎さんが言った。
「あ、この辺でお願い。」
とノンさん。
「どうされます?並びますか?ここの人ら買収して最初に行くこともできますよ?」
と立崎さん。買収!聞かない言葉だったけど、これだけはわかった。流石、お金持ちは違うなぁ。
「別に。並ぶからいいわ。」
とノンさん。
「わかりました。帰る時にはこのボタンを押して下さい。来るまでに時間がかかるかもしれませんが。」
と立崎さんは言って車を運転してどこかへ向かっていった。ボタンって・・・・・・もしかして、なんか発信器?とか入っていたりするかも!おれ、ミステリーが好きなんだ~。一番好きなのはミステリーかわからないけど、アリス&ペンギンかな~。(ゆずまるが4年生の時からハマっている本です。)あれ、面白いんだよね~。
「るいる~い?行くよ?」
あ、ノンさん。
「わかった~。行く!」
というのが、車の中での話。ここから先は、
にあります。