吸血鬼のキキ、遊園地へ行く
私はキキだ。吸血鬼だ。いたずらが好きだ。転校してきたのだ。
「キキちゃん。」
この人は人間のあさひだ。吸血鬼の存在を知っている、数少ない人間の一人だ。もちろん、私が吸血鬼だということは隠しているのだ。
「何だ?」
私が聞き返すと、
「今度、遊園地に行かない?」
と答えた。
「そうなんだ。でも何でだ。」
「クラスメイトのアイデアで作られたエリアを一度試してほしいということでね。気にならない?」
そうなんだ。クラスメイトってなんなんだ。まあ、いいのだ。
「わかったのだ。行ってやるのだ。」
「そうか。よかった。じゃあ、○○月△△日開けといてね。」
遊園地
「わー。なんかいろいろな奴が怖そうだ~。でも、何で人間は怖いことをわざわざやるんだ?」
と私が言うと、あさひは
「楽しいからだよ。」
と答えてくれたのだ。
「怖いことは楽しくないのだ。なんでなのだ?」
と私。そしたら、
「え?さっき人間って言った?キキちゃんも人間じゃないの?」
とあさひが言ったのだ。
「い、言ってないのだ!」
と私は反論したのだ。私は続けて、
「じぇっとこーすたー・・・・・・?」
とボソッと言った。あさひは
「そういう乗り物だよ。乗ってみる?」
と元気に言った。
「いいのだ!(自分が聞いたくせにねぇbyゆずまる)」
と私。
ジェットコースター
ジェットコースターは早くて怖そうなのだ。でも、乗るのだ。私はシートベルトをしめた。
「あさひは何で私をちゃんづけなんだ?」
とふと疑問に思ったことをあさひに言うと、あさひは
「へ?」
と予想していなかったというような顔をして間抜けな声を出した。
「キキでいいんだが・・・・・・?」
と私。あさひは
「シートベルトしめた?キキ。」
と誤魔化して・・・・・・呼び捨てにした。
「しめたのだ!」
と私が言おうとしたとき、アナウンスが鳴った。
””””ピンポンパンポーン!今から、動きます””””
「わ‘‘わ‘‘わ‘‘わ‘‘~!」
はやい・・・・・・のか?隣で絶叫するあさひを片目に、私は地面を見下ろしていたのだ。
「だ────────────────。」
あぁ。噛んじゃうのだ。言っている途中に気付いたのだ(だが口癖なのちょっと書きにくい)。あさひは
「キ痛っ」(キキ、何て言った?と言いたかったようだが、キの部分で噛んでしまったようだ。byゆずまる)
と言って舌を噛んでしまっていたのだ。それにしてもこの、じぇっとこーすたー?と言う乗り物は早い物なのだな。何度も乗っているあさひも舌を噛んでいるのだ(何を基準にしてるの?)、よっぽど早いのだろう。あ、終点なのだ。
~じぇっとこーすたー?から降りてから~
「キキ、なんでそんなに落ち着いてらえ(れ)るの?」
とあさひ。あさひはクタクタだ。れをえと言った。
「?走っててもこれくらいの速度、出せるんだが。」
と私は言った。あさひは
「⁉ホントに人間なの?」
といった。ぐぬぬ。勘の鋭い奴め(誰⁉というか最近さぁ、キャラ崩壊すること多くない?)。
「うん、人間なのだ。」
と誤魔化した。あさひは
「ふ~ん。」
と怪しむようにじろじろ見てくる。
「なんなのだ!」
と私。あさひは
「ううん。そんなわけ、無いもんね!」
と意味不明なことを言った。そんなわけ・・・・・・?
「あ、ミストあるよ~!」
と回復したあさひは言った。ミストだ~!私はミストの前に立った。
「あれ?出てこないよ?」
と私は言った。どうなるかの結末はこちら↓
あさひはもう一つのミストの前に立った。
「うわっ!」
とあさひ。あさひはびしょぬれになっていた。何があったか。ミストの水が一気にたくさん出て来たのだ。これはミストと言えるのか?だ(だを入れるの、無理矢理過ぎない⁉)。あさひ、ふこーたいしつ(不幸体質)ってものなのか?だ。目眩がする・・・・・・。私は倒れた。
病院
””””────キ!キキ!””””
んんんんん。あれ?私、何があったっけ?
「あ、さ、ひ?」
と私はゆっくり言った。
「貧血だって。」
とあさひ。私の体は少し特別で一週間に一回、血を飲まないといけないんだ。普通の吸血鬼(普通ってついてる時点でおかしな単語になってる)は一ヵ月──────────強い吸血鬼は一年ほど耐えれるんだけど私は弱い吸血鬼だから。後、長い間日光を浴びてたのが悪かったのかな?
家
「大丈夫って言ってたのだ!」
と私は言った。
「でもなぁ、頭打ったわけだし・・・・・・。それに危ないでしょ、女の子一人で帰るの。時間も遅いし。」
とあさひは言う。う~ん。吸血鬼は夜行性なんだけどな~。だ(もうこれは口癖と言ってもいい物か)。
「ありがとなのだ!また───────────「親はいるの?」
と私が言っている途中にあさひは言った。い、い、い、
「い、る、よ?」
と私は震えながら言った。ホントはいないのだ!あさひは疑わずに
「そっか。じゃあね!」
と言って帰っていった。
夜の散歩
私はふと夜の9時ごろに外に出ようと思った。私は行く果て無くフラフラ~と外を歩き始めた。
ひゅ~ひゅ~
風が強いなぁ。カーディガン羽織っといてよかった(黒の)。でも、夜の空気って美味しいよねぇ。(あれ?だは?)あ、だ?だは、人前じゃないと付けない(あ、口癖作ってたんだ~(?))。私は月を見上げて
「・・・・・・赤い月まで後何日かな?」
と言った。
「ふぁぁぁぁぁぁ。」
と私はあくびをして家に戻った。
家(二回目)
”スースースー”
私はベットにバタッと倒れこんだ。気づいたら寝ていた
学校
「おはよ~!」
とあさひが話しかけて来た(もしかして・・・・・・)。私は
「何?」
といった。あさひは
「大丈夫?声低いけど。」
といった。私はアハハッと笑って、
「そう?私、朝弱いんだ~。」
といった。あさひは驚いている(あ、心の中ではもう口癖しないんだ)。あさひはあさひの友達に呼ばれた。
「なああさひ。林間の生活班、一緒に組まないか?」
「そうだな、誰とも約束してないし、一緒に組むか、るい(!)。」
林間・・・・・・?私、仲いい友達いない・・・・・・と思っていると、話しかけられた。
「キキちゃん?」
誰かな?みると、紫の髪でポニーテール、目も紫(まさか・・・・・・?)の綺麗な子がいた。
「生活班、一緒にならない?」
とその子。
「生活班・・・・・・?」
と私。その子は
「あ~、キキちゃん転校してきたから知らないかぁ。夏休み、林間があるんだよ。林間っていうのはね、簡単に言うと楽しい二泊三日の宿泊旅行(あってるかな?)。」
と説明してくれた。そうなんだ。
「あ、申し遅れましたノン(やっぱり!)です!」
とその子。
「の・・・・・・ん・・・・・・?」
不思議な名前。
「キキちゃん、どう?一緒に組まない?」
とその子。
「あ、ノンさん!どの順番で回る?」
とさっきあさひと話してた子がその子に話しかけた。
「あ~るいるい?その話なんだけど・・・・・・。」
とその子は話し始めようとした。その子は
「あ、ごめん!キキちゃん、一緒に組むの、考えといてね~。私の事はノンちゃん、ノンさん、ノンッチって呼んでね~!」
と言って行ってしまった。嵐かな?でも、私誰からも誘われてないし行こうかな。
林間のチーム決め・・・・・・。
「それじゃあ、生活班を決めろ~。」
と先生は言った。その途端、クラスメイト達はダダダっと走って仲のいい友達の場所へ向かおうとした。私はあっという間に動けなくなってしまった。(そんなに凄いんだね、チーム決めって)周りにいる人は私より背が高い人ばかり。もう見えないよ、ノンさんも、あさひも。
その時、手が引っ張られている感じがした。手の繋がっている先を見ると、あさひの手だった。
「こっちだ!キキ!」
とあさひは言ってくれていた。私は頑張って背の高い人たちの横をすり抜けてあさひのもとへ行った。あさひのいるところには、ノンさんもいた。私はノンさんに着いて行った。ノンさんは
「美菜、ひよか、瑠奈、花~!」
と大きな声で言った。その四人はすぐに集まった。
「ノン!キキちゃん!遅いからメンバーの名前を書く紙取っておいたよ!」
と美菜(さっき自己紹介したから名前わかる)。
「じゃあそこに自分の名前書こう。」
とノンさん。
お風呂掃除は他の班とも協力して掃除する(らしい)。
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