粘土細工(フェイクスイーツ制作)で使用している絵の具まとめ
※今回の記事はかなり長いため、目次から気になる項目へ飛んでいただけますと幸いです。
以前、私が粘土細工(フェイクスイーツ制作)で使用している粘土の紹介記事をアップしましたが使用している絵の具も紹介してみようと思います。
※2024年11月12日時点での情報になります。
絵の具の説明はあくまで私見となります。
また、あくまでも私の場合の使い方なので参考程度にお願いします。
↓粘土の紹介記事
はじめに
因みに私が使用している絵の具は
粘土に練り込む用
↓
ターナーのアクリルガッシュ、タミヤカラー(すけるくんに着色するとき)
スポンジや筆で着色
↓
リキテックス、ターナーのU-35、タミヤカラー、焼き色の達人
と状況によって使い分けています。
(結論)フェイクスイーツ作りを始める時、最初にどの絵の具を買えば良いか
結論から申し上げますと、
粘土に練り込む用(ターナーのアクリルガッシュ)
↓
ネープルスイエロー(黄色と黄土色で代用可)
スポンジや筆で着色
↓
トランスペアレント ロー シェンナ(リキテックス)
or
トランスペアレント イエロー アイアン オキサイド(ターナーのU-35)
(黄土色のアクリル絵の具で代用可)
+
焼き色の達人
因みにリキテックスはレギュラータイプとソフトタイプがありますが、私はレギュラータイプを使用しています。
どちらを使うかは各自の好みで決めると良いと思います。
2つの違いは絵の具の硬さになります。
レギュラータイプ→筆跡が付くくらい固め
ソフトタイプ→低粘度で柔らかい
↓U-35のサイト
https://www.turner.co.jp/art/u35/colour/
何故、上記の絵の具を買い揃えると良いのか
粘土に練り込む用(ターナーのアクリルガッシュ)
ネープルスイエロー→プレーン生地の焼き菓子全般で使う色だから
スポンジや筆で着色
トランスペアレント ロー シェンナ(リキテックス)
or
トランスペアレント イエロー アイアン オキサイド(ターナーのU-35)
(黄土色のアクリル絵の具で代用可)
+
焼き色の達人
↓
焼き菓子全般の焼き色には欠かせない色だから
つまり、上記の絵の具を買い揃えるとプレーン生地の焼き菓子は大体作れるようになるためです。
因みに私は焼き色をつける場合、アクリル絵の具と焼き色の達人両方使用しています。
アクリル絵の具と焼き色の達人、2つを用いて焼き色をつける理由は主に2つあります。
↓
①焼き色の達人→アクリル絵の具と着色することによって、深みがある焼き色になるから。(どちらかだけだと色に物足りなさを感じるため)
②焼き色の達人のみだとニスを塗ったときに落ちやすいから。
またアクリル絵の具には透明色、半透明色、不透明色とありますが、私は透明色のアクリル絵の具を使用しています。
理由は透明色を塗り重ねることにより、焼き色の達人の色が透けて活かされるからになります。
(不透明色だと下の色が覆い隠されてしまうため。)
※あくまで私のやり方になるので参考程度に留めておいてください。
アクリル絵の具とアクリルガッシュの違い
アクリル絵の具とアクリルガッシュの違いを簡単に述べると
アクリル絵の具
↓
ツヤのある質感で透明性がある(一部不透明な色もあります)
アクリルガッシュ
↓
マットな質感で不透明である
またアクリル絵の具よりアクリルガッシュのほうが、顔料が多く含まれているため発色が良いです。
私の場合、粘土へ色を練り込む時に使用する絵の具は発色が良いアクリルガッシュを使用しています。
逆に乾燥後の粘土に筆で着色する場合はアクリル絵の具を使用しています。
アクリルガッシュは顔料が多く含まれており、表面がひび割れしやすいので筆で着色にはあまり使いません。
↓アクリル絵の具とアクリルガッシュについての解説記事https://webshop.sekaido.co.jp/feature/1505
どこで購入できるか
私の場合、主にヨドバシカメラやamazon、画材店で購入しています。
↓ヨドバシカメラオンラインショップのリンク
https://www.yodobashi.com/
使用頻度が高い使用している絵の具+aまとめ
ターナーのアクリルガッシュ
①ネープルスイエロー(黄色+黄土色で代用可)
1番使用する頻度が高い絵の具になります。
焼き菓子の色にはもってこいの色。
分かりやすく例えると
黄色と黄土色を半々~2対1の割合位で混ぜた色に近いと思います。
作品例
↓
プレーン味の焼き菓子全般
カスタードクリーム
https://turner.co.jp/art/gouache/texturezoom/original/031/
↓ホットケーキ生地にネープルスイエローを使用
②バーントアンバー(焦げ茶、または茶+黒で代用可)
一言でいうと、焦げ茶色になります。
チョコレート色を作るのに欠かせない色です。
焦げ茶色の絵の具、または茶色と黒色の絵の具の混色で代用可能です。
作品例
↓
チョコレートスイーツ全般
(後述のチョコレートと合わせて使用する場合があります)
あんこ(バイオレット/紫色と合わせて使用)
https://turner.co.jp/art/gouache/texturezoom/original/037/
↓ココアとスポンジ生地とクリームに、バーントアンバーとチョコレート(後述)を使用したチョコレートケーキ
③チョコレート(焦げ茶+赤、または茶+赤+黒で代用可)
前述のバーントアンバーよりも赤みがある茶色になります。
単体で使うことは少なく、バーントアンバーと合わせて使用することが多いです。
作品例
↓
チョコレートのスポンジ
チョコレートのクリーム
https://turner.co.jp/art/gouache/texturezoom/original/038/
アクリル絵の具(リキテックス、U-35)
①トランスペアレントローシェンナ(リキテックス)
or
トランスペアレントイエローアイアンオキサイド(ターナーのU-35)
(黄土色のアクリル絵の具で代用可)
私の作品で、焼き色の着色には欠かせない絵の具になります。
一言でいうと、透明色の黄土色になります。
作品例
↓
焼き菓子の焼き色
↓焼き色でリキテックスのトランスペアレントローシェンナを使用
②トランスペアレントバーントシェンナ(リキテックス)
or
トランスペアレントブラウンアイアンオキサイド(ターナーのU-35)
(茶色のアクリル絵の具で代用可)
焼き色の達人(後述)と黄土色の絵の具(前述)だけでは、色が薄いかなと思ったときに便利な絵の具になります。
ただし単色では色が濃すぎるため、黄土色の絵の具に少しずつ混ぜて使用します。
作品例
↓
濃い目の焼き色
↓濃い焼き色でリキテックスのトランスペアレントバーントシェンナを使用
タミヤカラー
①デコレーションカラー D-7 いちごシロップorアクリルミニ X-27 クリヤーレッド
絵の具ではなく水溶性アクリル樹脂の塗料で、透明な赤色になります。
イチゴの着色には欠かせないものです。
作品例
↓
すけるくんへの着色
無着色で成形したイチゴに筆で着色
↓同色のものはこちら
↓イチゴの着色でタミヤカラーを使用
焼き色の達人
絵の具ではありませんが、焼き色の着色で欠かせないパレットになります。
着色後は、色が取れやすいためニス塗りは必須になります。
作品例
↓
焼き菓子の焼き色
↓コーン部分に焼き色の達人を使用
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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