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古いiPhoneで最新iOSを試してみた!驚きの結果に…
AppleのOSアップデートシーズンが再び到来しました。新しい機能が毎年追加される一方で、古いデバイスでのパフォーマンス低下が懸念されることもあります。この記事では、Appleがサポートする最も遅いデバイスで最新のOSをテストし、その結果を詳しく見ていきます。古いデバイスでのアップデートは本当に悪化するのか、それとも期待以上のパフォーマンスを見せるのか?一つ一つの機種について深堀りして解説します。
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1. はじめに
Appleの新しいOSがリリースされるたびに、多くのユーザーが新機能に期待を寄せますが、古いデバイスでのパフォーマンス低下については不安を抱えています。特に、数年前のデバイスでは新しい機能が正常に動作しないこともあります。このブログでは、Appleがサポートする最も遅いデバイスをいくつか選び、最新のOSにアップデートしてみた結果を詳しく解説します。
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2. iPhone XRのアップデート後のパフォーマンス
iPhone XRに最新のiOS 18 Public Beta 5をインストールしました。このデバイスは、2018年に発売されたもので、A12 Bionicチップを搭載しています。アップデート後のパフォーマンスを詳細に検証したところ、次のような結果が得られました。
パフォーマンスの維持:意外にも、日常的な操作においてはほとんどパフォーマンスの低下は感じられませんでした。アプリの起動速度やスムーズさも以前とほぼ変わらず、iOS 18がこのデバイスに最適化されていることがうかがえます。
バッテリー寿命:バッテリーの持ちもアップデート前とほとんど変わりませんでした。しかし、これは良いニュースではありません。なぜなら、このiPhoneはすでに6年近く使用されており、バッテリーの劣化が進んでいるため、あまり長持ちしないのが現状です。
新機能の制約:新たに導入されたRCS(リッチコミュニケーションサービス)やT9ダイヤルなど、Androidユーザーが以前から利用していた機能がようやくiPhoneにも登場しました。ただし、RCSの設定や動作が不安定なこともあり、全てのユーザーが快適に利用できるわけではありません。
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3. iPad(第7世代)でのアップデートの影響
iPad(第7世代)は、2019年に発売されたA10 Fusionチップを搭載したデバイスです。このモデルも最新のiPadOSにアップデートして検証を行いました。
パフォーマンス:このiPadはiPhone XRよりも古いチップを使用しているため、アップデートによるパフォーマンス低下が懸念されました。しかし、実際にはほとんど問題なく動作しており、アプリの起動やウェブブラウジングもスムーズでした。これは、A10チップがまだ十分な性能を持っていることを示しています。
新機能の追加:iPadOSでは新たに数学の手書き認識機能が追加されました。この機能を使えば、手書きで数式を入力すると自動的に計算してくれます。しかし、手書きの認識精度が低い場合もあり、実用性には疑問が残ります。とはいえ、基本的な計算アプリの追加など、小さな改善も見られました。
全体的な印象:このiPadは、最新のOSアップデートに対して非常に堅実なパフォーマンスを見せています。特に、エントリーレベルのタブレットとしては十分な機能を提供していると言えるでしょう。
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4. 2020年MacBook Airの使用感
2020年のMacBook Airは、Appleのシリコン移行前の最後のIntelモデルです。Core i5プロセッサと16GBのRAMを搭載しており、今回のテストではMacOS Sequoiaをインストールしました。
パフォーマンスの低下:Intel MacBook Airでは、アップデート後にパフォーマンスの低下が顕著に見られました。特に複数のアプリを同時に使用する場合や、リソースを多く消費するタスクを実行する場合に、システムが遅くなる傾向があります。
新機能の利用:新しいウィンドウ管理機能は、Windows 7から採用されている機能で、ウィンドウを画面の特定の位置にドラッグすることで、自動的にサイズが調整されます。この機能は便利ですが、Intel Macではやや動作が重いことがあり、特にマルチタスク時にスムーズさを欠く場合があります。
ヒートシンクとファンの動作:このモデルではアップデート後、通常の使用でもファンが頻繁に回転し始め、デバイスが暖かくなることが増えました。これにより、バッテリー寿命もわずかに短くなる傾向が見られました。
5. Intel Mac Miniの厳しい現実
Intel Mac Mini(Core i5, 8GB RAM)は、最新のMacOSアップデートを受けた中で最も厳しい結果を示しました。
大幅なパフォーマンス低下:このモデルでは、基本的なタスクでもシステムが遅くなり、特に複数のブラウザタブを開いている場合や、重いアプリケーションを使用している場合には、頻繁にスタッタリング(カクつき)が発生しました。さらに、エアリアル壁紙を再生すると、グラフィックスの利用率が100%に達し、滑らかに再生されないという問題も発生しました。
新機能の利用制限:iPhoneミラーリングなどの新機能は利用可能ですが、パフォーマンスが制約されるため、実用的な体験とは言えません。特にiPhoneとの接続が切れると再接続に時間がかかり、使い勝手が悪いと感じました。
メモリの制約:このMac Miniには8GBのRAMしか搭載されていないため、メモリ不足が頻繁に発生しました。可能であれば、RAMの増設を検討することを強くお勧めします。
6. アップデートは本当に必要か?
これらのデバイスで最新のOSを実行することで得られる新機能やセキュリティアップデートは確かに魅力的ですが、パフォーマンスの低下やその他の制約も考慮する必要があります。特に古いデバイスでは、ユーザーの使用状況によっては、アップデートしない方が良い場合もあります。
7. まとめ
Appleの最新OSアップデートは、古いデバイスでも動作することが証明されましたが、パフォーマンスの低下が見られることもあります。特に、リソースが限られている古いMacでは、アップデートの影響が顕著です。しかし、新機能やセキュリティ強化の恩恵を受けられる点は魅力的です。最終的には、各ユーザーが自分のデバイスと使用状況に基づいてアップデートの是非を判断する必要があります。
読者の皆さんの最も古いAppleデバイスとその使用感について、ぜひコメントで教えてください!
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