Webhook完全攻略その1:Make.comで楽天市場や弥生会計を操作
Webhookを使って、Make.comが標準でサポートしていないアプリケーションを簡単に統合し、業務を効率化する方法を解説します。この記事では、Webhookを活用して日常の業務をどのように自動化できるかを具体例を挙げて紹介します。
目次:
1. Webhookとは?
Webhook(ウェブフック)は、あるアプリケーションで特定のイベントが発生したときに、別のアプリケーションにその情報をリアルタイムで通知する仕組みです。これは、アプリケーション間で即時にデータをやり取りするための効率的な方法であり、業務プロセスを自動化する強力な手段となります。
2. Webhookを使うとできること
Webhookを活用することで、次のようなことが可能になります:
リアルタイム通知: Webhookは即時にデータを送信するため、イベントが発生するとすぐに他のシステムで処理が行えます。
非対応アプリの連携: Webhookを使用すれば、Make.comが標準でサポートしていないアプリケーションとも連携が可能になります。
手動作業の削減: 定期的なデータ更新や通知を自動化することで、手動作業を削減し、業務効率を向上させます。
3. Webhookを使った非対応アプリとの連携例
ここでは、Make.comが標準でサポートしていないアプリケーションをWebhookで連携する具体的な例を紹介します。
例1: 「弥生会計」と「Make.com」の連携
シナリオ: 弥生会計の利用者が、顧客からの入金を受け取った際に、その情報をリアルタイムでMake.comに送信し、営業チームに通知を行うプロセスを自動化する。
手順:
Webhookの設定: 弥生会計で新しい入金が登録されるたびに、Webhookがトリガーされるよう設定します。
Make.comでの処理: 受け取った入金情報をMake.comに送信し、営業チームにSlackまたはメールで通知します。さらに、入金情報をGoogleスプレッドシートに自動的に記録することも可能です。
例2: 「楽天市場」と「Make.com」の連携
シナリオ: 楽天市場で注文が発生した際に、その情報を自動でMake.comに送り、在庫管理システムと連携して在庫数を更新する。
手順:
Webhookの設定: 楽天市場の管理システムで新しい注文が発生するたびに、Webhookを使ってMake.comに注文情報を送信します。
Make.comでの処理: 受信した注文情報を基に、在庫管理システム(例えばExcelやGoogleスプレッドシート)を更新し、在庫数をリアルタイムで調整します。
4. Make.comでのWebhook設定方法
Make.comでWebhookを使用するための設定は以下のステップで行います。
カスタムWebhookの作成: Make.comのシナリオに「カスタムWebhook」モジュールを追加します。これにより、外部アプリケーションからデータを受信するための専用URLが生成されます。
Webhook URLの設定: 生成されたURLを、弥生会計や楽天市場などのアプリケーションのWebhook設定に入力し、特定のイベントが発生した際にこのURLにデータが送信されるようにします。
データ構造の設定: Webhookで受信するデータの形式をMake.comで設定します。これにより、データが正しい形式で受信されるようにし、その後の処理に適切にデータをマッピングできます。
詳しくは次回記事で解説します!
5. Webhookを活用した業務の自動化事例
Webhookを使うことで、さまざまな業務を自動化し、時間と労力を大幅に削減できます。ここでは、いくつかの具体的な自動化事例を紹介します。
事例1: 顧客サポートの効率化
例えば、企業の顧客サポートが利用するZendeskのようなツールがMake.comで標準サポートされていない場合、Webhookを使ってチケット情報をリアルタイムで他のシステム(例えばTrelloやAsana)に送信し、対応状況を一元管理することができます。これにより、サポートチームが迅速かつ効率的に顧客対応を行うことが可能になります。
事例2: 商品レビューの自動収集
ネットショップ運営者がShopifyを利用している場合、Shopifyで新しいレビューが投稿されたときにその情報をMake.comに送信し、レビューを自動でスプレッドシートにまとめることができます。これにより、手動でレビューを収集する手間を省き、迅速に顧客フィードバックを分析できます。
6. まとめ
Webhookは、Make.comが標準でサポートしていないアプリケーションとの連携を可能にし、ビジネスプロセスを大幅に自動化する強力なツールです。この記事で紹介した設定方法や自動化事例を活用し、より効率的な業務運営を目指しましょう。
7. Webhook操作方法完全ガイド
事例紹介で長くなってしまったので次の記事でご紹介します!
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