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歌い手になります

いままでは「ボーカリストのアカウント」でしたが、いったんこれを辞めて、「歌い手アカウント」を作ることにしました。さよならボーカリストです。春は卒業の季節です。

最後にlonelyを歌いました

聴いてください。だれしてさんの曲です。切ない曲です。

卒業写真撮りました

MakudonaPotekoの終焉

アカウントを消すわけじゃないですけれど、ただの日常垢になります。

どういうアカウントだったのか?

もともとは別アカウントの音楽用アカウントみたいな位置づけでした。でも何も動いていなくて、2020年2月から、2020年6月ぐらいまで何もツイートしていなかったと思います(現在は消えているはず)。

その後、何かしら歌の依頼をいただくチャンスがあり、6〜10月は非ボカロ曲中心に何かをしていました。その中でやった「ゴーストルール」はたまたま知っていたロックなボカロ曲で、「オルタネイト」はたまたま見つけたTwitterのボカロックという位置づけでした。その時は歌い手的であろうという感じはなかったです。

Youtubeアカウントを作ったのが10月1日で、このときに「なにかボカロ曲をやっていきたいかも」みたいな気配はあったんですけれど、非ボカロ曲もあり、まちまちでした。今では非ボカロ曲は限定公開になっています。

歌い手って好き勝手歌うだけでしょみたいな風潮

ありました。私が抱いていた感想としてもあるし、ボカロ界隈以外の人たちの風当たりとしても感じていました。ボカロ曲があって、好き勝手歌うだけの人たちじゃんみたいな。

中に入ってみると実はそうではないことがわかりました。個々人にそれぞれの思いがあり、それぞれの生活があり、それぞれの録音環境がありました(あたりまえだけれど)。数字で伸び悩んだり、歌唱力に満足がいかなかったり、コラボがうまくいかなかったりなどを抱えていることもわかりました。

やっていくなかで、いわゆる「歌い手の友達」ができたのは非常に大きな方向転換だったなと思います。これはボーカリストですって言い張っていた時代には存在しなかったやつでした。2020年、ゆずこはボーカルの人とほぼやりとりできていなかったので、すごく新鮮でした。生音源をやりとりしたり、他の方の音源をボーカルエディットしたり、ミックスする機会が増えました。すごく刺激になったし、「エディット前ってわたしとそんなかわらないんだね〜」みたいな安心感もありました。歌い手の友達ってすごくいいなと思ったわけです。

なら純粋に歌い手になろうと思った

いったんその他のボーカル活動をやめて、歌い手として、ボカロ曲をガンガン歌う人になろうと思いました。

今までの流れ

曲名はリンクになっているので興味あったら聴いてみてください。

10月26日、テレキャスタービーボーイ、一回目の歌です。この頃は凄くシンプルでした。シンプルに歌ったし、シンプルなミックスでした。もっともシンプルなミックスしかできなかったです。まだSendとInsertの違いも理解してなかったです。今から考えると完全に素人だ……

11月14日、秋の未確認生物。二回目は当時ちかしいと勝手に思い込んでいた子牛さんの歌を歌いました。ここも割とシンプル。日付が飛んでいるのはその間に非ボカロ曲をやっていた名残です。

11月23日、うっせぇわ。三回目にしてAdoさんが登場してますが、それまで全然Adoさんのことを知らず、ほぼボカロも知らず、「なんかやばいかんじのJ-POPの文脈で歌えそうだな」というわりと非ボカロ民っぽいムーヴの選曲で歌いました。ミックスはいろいろやってみてるんですが、同時発音数は2〜3と今から考えるとかなりマイルドです。シンプルです。女でもきったねぇ声出していいんだっていう知見を得て、これは今後多用されていきます。

11月29日、ベノム。毎週投稿のペースが掴めてきたころです。自分史上、うっせぇわが果てしなく黒っぽい感じになったので、わたしのデフォルトの歌い方で歌えそうなのを探したらベノムでした。また、このとき、毎日「日常」を4時間ぐらい見続けていたので、どうしてもはかせを入れたいなと思いました(1:48ぐらいにいれました)。

12月6日、ジャンキーナイトタウンオーケストラ。当時フォローしていた方々がたくさん歌っていた気がするので、どうしてもそれを歌いたくなりました。歌は特筆すべきものはないと思います。普通です。サビも普通の下ハモです。

12月13日、flos。ゆずこアカウントではウィスパーをしないという前提でいたんですが、なぜか禁をやぶってウィスパーを入れるなどのブレをだしてきました。今考えると良くなかったなと思います。いちばん伸びなかった曲です。黒歴史です。

12月21日、ラブカ?。七回目になります。このときには柊キライ曲の虜になってました。ゆずこ歌のなかでは一番完成度が高い気がするし、今まで一番伸びた曲なのでわりと思い入れがあります。ゆずこが好きな「コーラスとメインボーカルの共鳴があるや〜つ」がたくさんあるやつです。この頃にはオートメーションも使えるようになり、Neutronも使いこなせるようになってたと思います。あと「ラブカぁぁぁ」のエッジボイスを多用していいんだなってのに気づけました。これも今後多用されていきます。

12月28日、ヴィラン。八回目。VocalSynthを初めて使いました(冒頭のオク下のやつ)。この頃には常に音が2音以上、場合により4音ぐらい歌ってる感じになりました。咳払いを初めて入れました。

1月6日、シュハリズム。九回目。がなり、エッジボイス、クリアーなハイトーン、ハイトーンと共鳴するタイプのクリーンなコーラスと、いまの基礎はここで確立したんだろうなと思います。今聞くとメインボーカルが細いミックスだなと思います。1:42の「曲がって」のガナリはアニソン文脈だと登場しない技法だったのだけれど、Adoさんを知ってから一ヶ月でかなり使えるようになりました。

1月11日、トロル。十回目。デスボをしたかったので、クリーンなだけのボーカルに徹しました。アニソンだとこういうクリーンなボーカルかなり多いと思うんですけれど、ボカロ界隈だと「押しが弱いな」「魅力に欠けるな」っていうことを今なら思えます。

2月7日、レディメイド。十一回目。じつはトロル出した次の日から練習してたんですが、納得いかなくてだいぶ時間が空きました。かなりうまく行ったと思うんですが全然伸びなかったです。

2月14日、ナーヴ・インパルス。十二回目。千歳回るちゃんとのコラボ。初のダンス曲、初のコラボ、初のケロり曲です。回るちゃんの声を最大限によく聞かせるミックスに徹しました。回るちゃんの声が暖色系でかわいいので、わたしのを寒色系になるようにしました。途中、ラップを入れたのが初の試み。ゆずこアカウントではラップをしないという禁を破りました。

2月23、lonely。十三回目。終わりの曲です。ローファイな映像とローファイなサウンドに合うような歌い方はストレートなやつだろうと思ってこの形です。もとのオケは実はハイハットとかかなり強いので、本家版のサウンドもかなりローファイにしてるんだろうなと思ってあれこれです。動画も4:3なので、多分。途中でクワイヤ的なのが入ってるのは筋肉少女帯の影響です。

この5ヶ月、ミックスの歴史、技術の歴史ってかんじ

SendとInsertがわからなかった時代、ボーカルをSendしてそこでEQで切り刻んであれこれしてみた時代、ガナリをして良いんだと気づいた時代などなどいろいろありました。最終的にギラギラに行き着いて、ゆずこの終焉を迎えるわけですが。

ギラギラが集大成って感じだった

1コーラスなのでYoutubeにはあげてないんですが。0:10から始まるクワイヤ的なやつ、コーラスに深くReverbをかけて透明感を出すやつ、コーラスに対抗するための存在感のあるボーカル。

私の声は軽くて細いので、なんとか太くみせかけたいな〜っていうのをずっと練習してたんですが、最近それができるようになってきたかもというときに、ちょうど歌い手友達がギラギラ練習してたので参加したわけです。ちょっと練習したらうまくいけそうなので1コーラスだけ録ろうかなと。

ミックスが下手だったらこうはなれなかったし、ボーカルの練習を怠っていてもできなかったし、両輪がうまく噛み合ったんだろうなあと思いました。

歌い手アカウントでしないことを決めました

テーマは「荘厳なかんじ」「迫力」ということにしたので、ポップだったり、可愛かったりするのはやめようと思いました。今まで歌ったなかだと「秋の未確認生物」と「ベノム」が該当します。

あとウィスパー的な柔らかいノリもやらないほうがいいかなと思いました。キャラは統一したほうが聞きやすいと思うので。「flos」はなし、単独では「ナーヴ・インパルス」みたいなのは歌わないということに。

でもコラボ依頼されたらすごく嬉しいと思うので何でもやっちゃうと思いますけれど、誰か好きで聴いてくれる人がいてほしいので、なるべくキャラ付け、自分の役割っていうのは守っていこうと思いました。

あとロックに偏りすぎなのは否めないなと思いました。このあたりの選曲もあれこれ考えています。

むすび

というわけで、実質10月1日から始まったゆずこのYoutube活動、いったん終わりです。2月23日まで続いたので、5ヶ月弱、大変ありがとうございました。プレミア公開来てくださった方々、本当に感謝しています。ひとりだとさみしいので。では、別アカウントでほそぼそと歌い手やっていこうと思います。

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