アルバム制作追い込みの近況です
こんにちは!ゆずはらです。近況を書き連ねておくね。
アルバムを作っているのだ
ずっとね、ずっとずっと作っていることになりますね。11曲にするぞって決めてからもう3ヶ月くらい経つのかな。シングルリリースした曲とは別に作っていたものが3曲くらい。あと追加で4曲くらいいれようとして、曲自体はとっくの昔にできているのにボーカル録音が難航してるんですね。
好きなものをやるって大変
好きなものをやるって大変だし、好きなものをつらぬくのも大変ですよね。そんなに好きじゃないものなら、「ま、まあ、このくらいできればいいかな!」みたいに考えられるけれども、好きなものだと手を抜きたくない。何度やっても満足いかない場合、これがお仕事なら納期みたいなものとたたかったり、イベントなら「イベント日までに仕上げた内容で勝負!」みたいに考えられるけれど、そういうものがない場合、修行をしつつアルバムを作るというカタチになるんだなあと思いました。
そういう意味で、コンスタントに作っている人って、作るペースが早いのもさることながら、ちゃんと決断をして「今回はこれでよし!」がちゃんとできてるんだろうなあって思います。
とくにスタジオ録音の場合、おさえた時間を超えたら妥協せざるをえなかったりするだろうし、それがかえって良い結果を生むことになりそう。わたしは宅録なので無限にできちゃうし、録音している最中でも編曲のミスに気づいちゃったりして手戻りがありがち。
知らない楽器を編曲するのも大変
今回、いちばん苦戦したのがティンパニだと思うんですけれど、どうしたらいいのかわからぬまま作っていると勉強と混乱の連続ですね。「音程があってバスドラ(いちばん低い音をだすドラムのやつ)じゃないもの」って、ちょっと概念がよくわかんなくて、ふつうに使ったらベースやサブベースとすぐぶつかって不協和音になるし、低音部なのでそれが顕著にきたないうねりとなっちゃうし、ポップスにおけるティンパニってどうやって使ったらいいんだ〜〜って悩んでました。使わないのかもしれないけど。
そうじゃなくてもオーボエありの、フルートありの、イングリッシュホルンありの、リコーダーありの、マリンバありので、それぞれにどういう登場の仕方がいちばん自然なんだろうなあって考えると、ポップスバンドの最小構成(ギター、ベースギター、ドラムス)にはないものをどんどん覚えていかなきゃいけないわけですよね。
貪欲に覚えていくというか、覚えていかざるをえないというか。でも覚えたといっても表面をなぞっただけなんですよねえ。ないよりマシ、でもいい気になっていたら足元がおるすになる程度のうわつきぐあい。
妥協するのが大変
ボーカル録音するときですね、だいたいは1番通して録音して、2番通してやって、あとで気に入らないところをスポットで録り直したりが多いんですよね。皆んなもそうだと思うんですけれど。
そうやってツギハギになっていくころには、最初よりもその曲に対しての深堀りが進んで、もう1番通しで歌っても成立するようになって、またそこで録り直したり。延々と終わんないんですね。
プロの作品を聴いていて、「これ歌詞どうなってんだろ!?なんて言ってるんだろ!?」ってことないですか? わたしは良くあります。歌詞を見ないと何言ってるかわかんないやつ。自分で歌ってるときでも、歌詞が聞き取りづらいときってあるんですねえ。
サウンドとしては成立していても、歌詞としてちょっと危ういなあってときもあって。「さみしい」が「thamishii」みたいに発音されてるときとか、日本語としてどうなのよって気持ちになったりします。これは録り直すべきかどうか。スタ録して、別日にミスに気づいた場合、もうそのままリリースせざるをえないと思うんですね。でも、ボーカルも録音エンジニアもミックス担当もわたしだからなあって思うと微妙ですね。GO出していいものか、リテイクとしてジャッジすべきか。
挑戦も大変、失敗も大変
ほんとうは9/1にすべての制作が終了していて、いまごろはSpotifyで聴けるようになっていたであろうこのアルバム。11曲中、9曲が完パケし、残り1曲はほぼ完パケ、最後の1曲は紆余曲折あってボーカル録音を全てやり直しとしました。
もともと「高い声出してればなんとかなる!低い声はわりときつい!」というところがあったので、低い声の部分に挑戦しようとした曲だったんです。高い方もそんなに高くないし、ロングトーンも低めのやつを狙っていった。
その状態で練習を重ねていったんだけれど、ふとリファレンス曲を聴いたら、やっぱりそんなに低いところでたたかってはなかったんですね。自分に余るような挑戦をしていたみたいで。挑戦することは大事だと思うけれど、無意味な挑戦をして負けるのもよくないかなと思いました。
そこで自分なりのフィールドでやれるようにキーを変え、その結果、弦楽器も木管楽器もある程度見直しが必要になり、ボーカルは一度ご破算となっての再スタートとなりました。うまくいけば1日で録りきれると思うけれど、そこに向かっての体力づくりとかのお膳立てを考えると今から気が重いです。
それが一昨日くらいの出来事です。
あと少し、そのあと少しが果てしなく遠い。10月半ばの記録としてはそんなかんじです。アルバムできたら、「ゆずはらはこういうのやりたかったんだなあ。こういうの好きだったんだなあ」って思ってもらえればいいなあって思います。
そんじゃまたね!
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