進化する若者の言語
日本語の若者言葉は絶えず変化してるため流行り廃りが激しいと聞きますが、ベトナム語の若者言葉もよく変化することがあります。
この前、知り合いとLINEでやり取りしていた時、こういうベトナム語が送られてきました。
これは文脈的にOKを意味するベトナム語だったのですが、妙に気になってしまい調べたところ、「Okela」の進化系の言葉だったことがわかりました。
Okelaとは、ベトナム語で「了解した」や「承知した」ときに使われる言葉で、今の日本語の若者言葉に直すと「了解です」の省略形の「りょ」や「り」に当たると思います。
この「Okela」は中国語の「OK了」や「OK啦」が由来になっています。
これがどのような経緯で「Ociiila」と変わっていったのかは不明ですが、今までの若者言葉を見ている限り、音を微妙に変えて面白く言っているうちに定着した可能性があります。
また、ベトナム語は似た音を違う文字に置き換えて書く方法もあります。
例えば「 Gì 」を「 j 」と書いたり、「 cười 」を「 cừ 」と書いたりします。
これらはTeencodeと呼ばれて若者のチャットにしばしば登場します。
ちなみに「行く」や「〜してください」という意味である「 Đi 」のTeencodeは「 ik 」と書きます。
少し調べてみたところ日本語の「行く」の音からなったわけではないそうですが、日本語に近い書き方をしているのは面白いですよね。