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歌詞|剥製

持って生まれたこの声と
間に合わせのメロディーと
他人の顔をした歌詞で

予想外な賞賛を受けて沸いた後悔を
正当化するために苦し紛れの言い訳を吐く

自分は自分だって
過去は過去だって
割り切ってるフリをして
きっと今でも引きずっている

あの頃の僕は何を思っていたのだろう
今ではもう分からないや
あの頃の君の言葉も目も
思い出したいようで本当は忘れたい

縛られた音楽に何の価値がある?
なぁ、教えてくれよ
君が教えてくれよ
僕のこの声が何になるっていうんだ
なぁ、教えてくれよ
絶望させてくれよ
もう歌えないくらい


肩書きに囚われて
現実から目を背け
本物は滲んでいて

ちゃんと僕を見てよって口では言えても
どうせ見つめられたら誤魔化してしまうのに

愛していたのはいつの話?
そもそも愛していたのも幻想かもね
愛しているのが自分だって
愛していなきゃ歌えないって
そうじゃなきゃ壊れてしまうから
認めたくないけど


縛られた音楽に何の価値がある?
なぁ、教えてくれよ
君が教えてくれよ

僕のこの声が何になるっていうんだ
なぁ、教えてくれよ
絶望させてくれよ
二度と歌えないくらい



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