hotシュシュゆづき

タニーさんと出会うまでプロレスを観たことがありませんでした。

〜幼少期〜
私の父はプロレスが大好きで
真っ赤な顔でテレビ画面に食らいつく父を見ていた幼い時分は、見たいアニメがあるのになぁ…としか思えずにいました。

｢体育の成績が悪くても、うちの家系はみんな運動できないのよ。その分得意な芸術を伸ばしていこう」と励まされていました。

幼い頃から常に一番背が高くて、力持ちで、頼られることも多かったけど、上手く利用されるだけだったので長所に感じられたことはありませんでした。

体育でチーム戦になった時は人の邪魔をしないように逃げ続け、今日は舌打ちされないように…と常に萎縮していました。
全力で臨んでも体育教師に怒られたり、晒し者にされたり笑われたり……自然と運動嫌いになっていきました。

〜4年前〜
タニーさんと出会って、酒豪要員としてプロレスラーが営むお店へ飲みに行かせてもらい、タニーさんと飲み友達になって…
プロレスを知らない私でも対等に仲良くしてくださる元プロレスラーの方との接点が増えていきました。

〜2年前〜
田村様とタニー。のYouTubeチャンネル開設にあたって相談をいただき、初心者でも始めやすい方法でYouTubeを進めていきました。
その中でカメラマンと編集マンとなり、リングを使った撮影をしたいということで千春さんにご相談してアイスリボン道場に御協力いただく運びとなりました。

〜2022年12月〜
今思えば、素人がカメラマンであろうとなんの躊躇もなく神聖なリングに上がるなんてどんなことしていたんだと震え上がりますが…
撮影はスムーズに終わって、千春さんから欣子さんタニーさんに相談があるとのことで暫し待つ。
帰ってきたらタニーさんと欣子さんはSVになっていました。

〜2023年1月〜
hotシュシュ設立の発表記者会見の後日、ゆづきカメラマンがリングに立った姿を見た千春さんに新団体hotシュシュでプロレスラーにならないかとお声掛けいただきました。

不思議な縁で招かれたhotシュシュでした。
千春さんからのスカウト後、タニーさんには何度も何度も引き止められました。
【今のゆづきには難しいことである】
【凄絶な努力と根気が必要である】
【でもタニーにゆづきの未来の決定権はない】
【プロレスラーになること、そしてプロレスラーであり続けることの意味】
何日もかけて説いてくれました。

SVになったからには、そしてゆづきがプロレスラーになる架け橋となったという責任感が強いタニーさんは、私の田舎の両親にご挨拶までしにきてくださいました。

最後に決めるのは私です。
信じるものはひとつだけでいいと思っています。
そして私は自分だけを信じてきた。
でも、hotシュシュを信じてみようと思ったんです。

大の運動嫌いで、人生の落伍者であり、1人で楽して生きていきたい。
そんな自分がリングの中で動いた瞬間、ここで生きていきたい！という衝撃が走ったのです。

〜2022年2月〜
その後集まった練習生たちはみんな個性的なメンバーで、本当に色んなことがありました。
………本当に色んなことがあったなぁ。
というか、多くの人が関わりつくりあげていくもの。色んなことが起きるのは当然ですよね。

〜2023年5月14日デビューまで〜
圧倒的に他の練習生との差を感じて焦る日々。
皆がドロップキックが出来るようになった頃に、私は開脚前転ができるようになって褒められるような段階。
運動を避け、引きこもり生活が長く痩せた筋肉と贅肉。そんな私には、他にも様々な自分の特性や性質や体質と向き合う必要がありました。
そのあたりはこれからも向き合っていきますので割愛！
なんとかプロテスト合格まで辿り着き、5月のhotシュシュ旗揚げ戦でデビューが叶いました。

〜現在〜
正直私はまだ闘うことを楽しめていません。
必死で、痛くて、怖くて…
「痛いしツラいけど試合って気持ちいいよ！」
とデビュー前にタニーさんに聞いたけど嘘だ〜！！って思ってます。いや、まだ私はその境地まで程遠いだけですが…
でも試合が終わるといつも「嗚呼、プロレスラーになって本当に良かったなぁ」と浸っています。

もっと沢山試合したい！！！
その為にはプロモーション活動が必要です。
プロレスラーの仕事は設営・試合・練習だけではないので、私にできることをこれからも続けていきたい。
そして、多くの方にhotシュシュを知っていただくことは勿論ですが、今応援してくださっているお客様の期待に応え続けたい。
お客様が感じたこと、結果が全てです。
選手のやる気、闘志、焦燥感、練習量ってお客様に全て伝わりますよね。
今できる最善の選択を続け、練習を続け、自分と向き合い続けます！そしてその全てをリングでお客様に伝えます！

来年のhotシュシュはもっともっとhotでディープに強くなっていきますので
もう少しお付き合いくださいませ…