ただ求めて。①
ただ会いたくて。触れたくて。
何も考えず快楽に身を委ねたい。
久しぶりに会った貴方の首に腕を回し、夢中で唇を重ねるー。
柔らかい唇を押し付け合いながら次第に舌を絡めていくー。
何度も絡み合う舌と、口の端から垂れていく唾液さえ全てが興奮へのスパイスに過ぎなかった。
そのままソファに押し倒されシャツのボタンを片手で一つ、また一つと外されていく。
キスはやめない。
お互いの呼吸が荒くなるのを感じても、会えなかった間の寂しさを埋めるかのように求め続けてしまうのだ。
シャツのボタンを全て外されると黒いレースの下着に包まれた胸が露わになった。
肌はほんのりピンク色になり熱を帯びている。
あなたの左手が私の右胸を鷲掴みにした瞬間、身体がビクッと跳ねた。
キスだけで頭の中は快楽を求め、全てが気持ちよく感じてしまうー。
ゆっくり指に力が入り胸を揉まれるたび、もっとしてほしい…焦らされてる気分になってしまった。
ブラを上にずらされ、露わになったピンク色の乳首を指先で弾かれると私の口から吐息が漏れた。
『もっとして…ください…きもちいいっ…』
目は蕩け、口は涎まみれになりながらも求める…
手首を掴まれ頭の上で片手で押さえつけられる…
拘束されるのはすごく好き。
あなたの唇が耳や首筋に這うたび身体は反応してしまう。
硬くなった乳首の周りを舌先で優しく舐められて頭の中変になりそう…
もっと気持ちよくなりたいのに焦らされて…
欲しくて欲しくてたまらない…
もっともっと、快楽をください…