ゆずきのApple未来予想
この記事は、最近のAppleが発表会で行っていることや、記事更新時点で発売されている製品の特徴などからAppleが今後やりそうなことを予想です。あくまでも僕個人の予想なので当たる保証はありません。
予想その1:Bluetoothサポート終了
Appleは少し先の未来にはオーディオやビデオ出力の際にBluetoothをOSで制限し使えなくすることだろう。理由は「AirPlay」にある。正直今の所AirPlay対応の端末は少なく、多くのAppleユーザーはBluetoothスピーカーなどを使っているだろう。Appleとしては自社製品と他社製品の売り上げの比率をコントロールしたいと思っているかもしれない。現にケーブルなどのMFI認証なんかがいい例だ。Bluetooth機器はAppleが知らない機種もいっぱいあり、コントロールするのが難しいが、Appleの独自規格であるAirPlayの場合はAppleがどの端末にAirPlayが搭載されているのかを把握することができる。つまり、サードパーティ製AirPlay機器の種類や量を制限することができるのだ。また、今以上にAirPlay製品が増えるとApple側はAirPlayという名称と規格を使用する際に他者から払われる「ロイヤリティ」による収益の倍増が考えられる。ユーザーは不便になるのかというと一概に不便になるとは言えない。「Apple環境」が自分の家や部屋に構築できているのであればAirPlay対応機器の選択肢が増えるのでむしろ便利になると言えるが、iPhoneやiPadしか持っていない場合やスマホがAndroidだけどタブレットはiPadを使っていたりする「Apple環境」が整っていない場合はBluetoothが使えなくなることで選択肢が狭くなってしまうので不便になる。しかし、Appleユーザーの多くはある程度のApple環境が構築されている人の割合が多いのでそこまで問題にならないどころかむしろAirPlay対応機器が増え、AirPlayを今まで以上に気軽に使えるようになるので歓喜の声が湧くだろう。
予想その2:macOS野良アプリ廃止
Appleは今App Storeの課金の際のマージンやApple Payのマージンによる収益が大きいので、App StoreとApple Payの使用機会の増加と規模の拡充に力を入れている。いい例としてArcadeがある。Arcadeは現在大きな市場を持っているのにもかかわらずまだまだ市場の拡大が見込まれているゲーム業界で他のプラットフォームと戦う上で、App Storeのゲームラインナップの拡充とApp Storeのゲームプラットフォームとしての地位を確立する狙いがある。
現在MacではApp Storeのアプリよりも野良アプリの方が多く、ブラウザからクレジット決済によって課金、購入するものが多く存在する。Appleとしては正直App Storeからアプリを入れ、Apple Payで課金してくれた方が嬉しいのである。理由は先述の通りマージンによる収益が欲しいからだ。
appleが今後やりたいこと、そのために今動いていること。(考察)
Appleユーザーは今減少傾向にある。そんな今効率よく儲ける方法はユーザーを囲い込み一人一人から生み出すお金を大きくすることである。Appleがなぜプライバシーを連呼するのか?
多分それはユーザーを自社サービスおよび製品で囲い込み、
ユーザー一人一人からの収益をあげるのに便利な言葉だからだと僕は考える。
あくまでも予想ですが、AppleはBluetooth廃止に関してAppleはきっとこんなことを言うだろう。
「みなさんが普段何気なく使っているBluetoothデバイスはみなさんは何も気がつきませんが影であなたの情報をあなたの知らないどこかに流しているかもしれません。Appleはあなたたちが何も意識しなくても安全かつシームレスにデバイスを使えるように常に考えております。AirPlayはその考えの現れであり、我々の出したシームレスな体験とプライバシーの保護の両立という課題に対する答えです。」
そして、野良アプリ廃止に関してはこんな風にいうだろう。
「あなたたちは普段Macにどのようにしてアプリを入れているでしょうか?App Storeからですか、それともブラウザからですか?多分多くの人がブラウザからアプリを入れていることでしょう。しかし、ブラウザからインストールしたアプリが一概に安全とは言えないのです。あなた方は普段意識していないでしょうがこれらのアプリはあなたの大切な情報をコンピュータからあなたの知らないところへと垂れ流しにしている場合があるのです。では、どうすればこの危険を回避できるのでしょう?答えは簡単ですApp Storeからアプリを入れればいいのです。App Storeに並べられた数多くのアプリたちは信頼できるアプリたちです。また、App Storeからアプリをインストールすることはブラウザからアプリを入れるよりも簡単でかつ安全です。さらにApple Payを使用することで簡単かつ安全なお支払いが可能なほか、他にそのアプリを使用している人からのレビューもついているのであなたが入れようとしているアプリの評判が簡単に理解できます。App Storeは今アップルが世界に誇れる最大のサービスであり、世界一安全なアプリストアです。あなたはもうプライバシーについて悩む必要はありません。Appleはあなたたちの安全をあなたたちにかわって守ります。」
2つ予想をあげましたがいかがだったでしょうか?このように、プライバシーという言葉を使うことで自社の印象を上げるだけでなく客を自社のサービスに呼び込むこともできるのです。言葉ってすごいなぁ…