190706 第4回岩手ケルディオ杯青森場所
去年と同様にケルディオ杯参加してきました。
「1.リミックスバウト発売前の環境振り返り」から「3.使用デッキについて」はケルディオ杯開催前に書いたもので、「4.対戦レポート」以降はケルディオ杯終了後に書きました。「1.リミックスバウト発売前の環境振り返り」は僕の考えを自分でまとめるために書いたものなので興味の無い方は飛ばしてください。
1.リミックスバウト発売前の環境振り返り
6月に行われたポケモンジャパンシップス2019(以下:PJCS)、岩手県で開催されたトレーナーズリーグ2回分のデータをもとに振り返りたいと思います。
まずはPJCSの振り返りからです。6月8日、9日と新弾が発売されてから1週間後というのもあり、基本は既存のデッキが新しいカードによって強化されたデッキが多かったような気がしています。PJCSの環境についてはカードラッシュに投稿されたあむ選手の記事を参考にしてください。
PJCSの環境は要約するとレシラム&リザードンGX系統のデッキとゾロアークGX系統のデッキが非常に多かったという感じでした。
PJCS終了後、トップカットに残った選手のデッキ解説記事が出回ったためそれらを参考にしたデッキが見られるようになった気がします。
特に盛岡ではPJCS準優勝の"スペネク"や、ミュウツー&ミュウGXで様々な技を使うようなデッキが増えたような気がします。
そんな感じの中、6月23日に開催されたトレーナーズリーグは以下のようになりました。
参加者29人
5 レシラム&リザードンGX系統
5 カラマネロ系統
3 ピカチュウ&ゼクロムGX系統
2 ミュウツー&ミュウGX
2 ゾロアークGX系統
10 その他
2 不明
3勝1敗以上9名のデッキ分布
4 カラマネロ系統
1 ゾロアークGX系統
1 マタドガス
1 レシラム&リザードンGX
1 ピカチュウ&ゼクロムGX
1 ジガルデ(SM10a)
最終結果
1位 カラマネロ/ネクロズマ
2位 マタドガス
3位 ゾロアークGX/ペルシアンGX/フェローチェ&マッシブーンGX
<参考>萬屋盛岡店トレカコーナーTwitter
この結果からは
・レシリザは数は多いけど上にはあまり上がってこない。
・カラマネロ系統は数は多く、また、上位に上がってきていることから対策は必要である。
・ゾロアークGX系統は数が少ない。
ということがわかりました。
続いて、1週間後の6月30日に開催されたトレーナーズリーグの結果です。この日は、僕は仙台で開催されたバトスタに参加していたため、代わりに試合結果等の集計をやってもらいました。
参加者26名
6 カラマネロ系統
3 レシラム&リザードンGX系統
2 ミュウツー&ミュウGX系統
2 ゾロアークGX系統
2 テラキオン
11 その他
2勝1敗以上12名デッキ分布
3 カラマネロ系統
2 レシラム&リザードンGX
2 テラキオン
1 フーパ/レジギガス/ルカリオ&メルメタルGX/HAND
1 ルカリオ&メルメタルGX/ゾロアークGX
1 マタドガス/スリープ
1 プテラ/アバゴーラ
最終結果
1位 フーパ/レジギガス/ルカリオ&メルメタルGX/HAND
2位 ルカリオ&メルメタルGX/ゾロアークGX
3位 カラマネロ/ネクロズマ
これらの結果からは
・カラマネロ系統への対策は必須
・レシラム&リザードンGX系統のデッキは強い
・ゾロアークGX系統のデッキは少ない
ということがわかりました。先週と同じです。
トレーナーズリーグ2回分からの傾向として、カラマネロ系統とレシラム&リザードンGX系統、そして大量に存在する有象無象のデッキに勝てることが必要だということを再び実感しました。何となく感じてたのをしっかり理解できたことは重要だと思います。
2.リミックスバウト発売後の環境読み
新弾リミックスバウトの発売日が7月5日、ケルディオ杯の開催はその次の日の7月6日であることから出場者のデッキは以下の3つに分けられると考えました。
1.新弾のカードを全く使わないデッキ
2.既存のデッキを新弾のカードにより強化されたデッキ
3.新弾のデッキを軸とした新しいデッキ
1は今回の新弾が強化拡張パックであることから環境に及ぼす影響が拡張パックと比べて少ないこと、岩手県にはまともなシングルを扱う店が無いことから新弾のカードの入手が難しいことから出場者の多くがこれに当てはまると考えました。
2は炎M2Mにリザードン&テールナーGX、ルガゾロにオーキド博士のセッティング、スペネクにズガドーンなどはそのカードさえ入手することができれば使えるので一定数はいそうとは思いました。ただし、ルガゾロは岩手県内での使用者の圧倒的少なさもあるのでこれに当てはまるのは数人だろうと考えました。
3は強い構築を作れてもカードの入手困難が出てきてほとんどいないと考えました。
上記を踏まえて今大会の環境読みは以下のようになりました。
Tier1:レシリザ、カラマネロ(主にスペネク)
Tier2:M2Mバレット、ゾロアーク
Tier3:ピカゼク、悪(ゾロアーク除く)、パンプジン、ウルネク
レシリザ、スペネクは今まで書いた通りで、ゾロアークはTier1に入れていい強さなのに使用者が少ないと読んでTier2、後は開催地である青森県のイベントのあっぷるジムやどーらくのジムバトル等の結果を見ながらざっくりと考えました。ウルネクはカラマネロ系統のミラーになったときに滅亡の光GXで終わらせることができるのでまた数増えるのかなって思ったけど考えすぎかもしれません。あと、カラマネロ系統の対策としてウソッキーの採用率が上がりそうだなとも思いました。
3.使用デッキについて
今シーズンは1月に行われた北上ケルディオ杯が4位、2月に行われた岩手ケルディオ杯は準優勝だったため今大会も上位へ行きたいと考えていました。そこで今大会の目標を予選抜け+ベスト4入としました。
今大会のルールは
制限時間25分のBO1
予選:スイスドロー5回戦
本戦:トップカット16人よるシングルエリミネーション方式
ただし、準決勝以降50分BO3
というものでした。
ポケカ人口の増大により参加人数が読めなかったですが50~60人ぐらいで予想を立てて予選突破のボーダーラインを計算したら3勝2敗でした。
本戦準決勝までなるべく事故で負けるということはしたくなかったので今回使うデッキの条件として考えたのが以下の4つです。
・レシリザ、スペネクに勝てる
・有象無象に極端な不利を取らない
・後攻からでも戦える
・初動が安定する
上2つはこれまで書いてきた環境読みからの条件で、最後の2つは僕がじゃんけん弱くてだいたい後攻スタートという理由と後攻からでも戦えるなら先攻だったらもっと戦えるということだからです。
使おうと思ったデッキの案としては以下の3つを考えていました。
・ゾロアークGX/ルガルガンGX
・ゾロアークGX/ペルシアンGX
・ゾロアークGX/シルヴァディGX
1つ目はルガゾロ。PJCSのTier1デッキ。ルガルガンGXの特性ブラッティアイによってTAG TEAMポケモンへ先殴りできたり、進化する前に倒したりとできる。 ずっと使ってきてはいるけれども最近はペルシアンGXを絡めたプレイングを要求されるので僕の頭がキャパオーバーする。
2つ目はゾロペル。ルガゾロと比べるとやれることは少なくなってしまうが、ルガゾロよりや使いやすいデッキ。
3つ目は最近気になっているゾロアークGXとシルヴァディGXを組み合わせたデッキ。トリプル加速エネルギーにより再評価されたシルヴァディGXでメモリによってレシリザやゾロアークに弱点を突くことができることが偉い。ただし、スペネクに対して勝率が5割を超えるかが微妙。
選んだデッキはゾロペルでした。
デッキの作成にあたって以下の記事を参考にしました。
記事のレシピと異なるカード
・食い尽くされた原野
スペネクのHP130をゾルアークGXのライオットビートで倒せるようにするために採用。
・無人発電所
ゲーム終盤のリセットスタンプと組み合わせて勝つために必要な1ターンを強引に作るために採用。
4.対戦レポート
1回戦 ○ サーナイトGX/アローラキュウコンGX
先攻。お互いにテテフスタート。アローラキュウコンGXのGX技を忘れててフェロマッシを倒されて相手の残りサイドが1枚になったがリセットスタンプ+無人発電所で止めて勝ち。
2回戦 × ミュウツー&ミュウGX/炎GX
先攻。ゾロアスタート、サポ無し。終盤無人発電所が引けてれば勝ててた可能性有り。
3回戦 ○ ズガドーンGX/リザードン(たけるとうき)
先攻。ヒトカゲ→ズガドーンGX→リザードンと倒していって最後ビーストゲームGXでヒトカゲ倒して終了。
4回戦 × レシラム&リザードンGX
先攻。相手の無人発電所の処理に苦しむ。相手自分で無人発電所貼ってるのにデデチェンジ使おうとしてるのやめろ。そして、使えないこと指摘したらデデンネ手札に戻そうとするな。無人発電所を剥がすことができた段階で相手の残りサイドが1枚。ユキメノコでレシリザを倒す。その後、強引にカキでエネルギーつけられてヒードランGX起動。スタンプ無人発電所したけどグズマ素引きされて負け。
5回戦 ○ カラマネロ/ネクロズマ
先攻。相手がイカ立てるのが遅かったのでグズマで倒していってビーストゲームGXで終わり。
結果:3勝2敗 21位
5.考察
予想した環境と実際の環境とを比べてみる。
第4回岩手ケルディオ杯青森場所のデッキ分布は以下の通りでした。
12 カラマネロ系統
8 レシラム&リザードンGX系統
5 ゾロアークGX系統
4 ミュウツー&ミュウGX系統
以下省略
よって環境予測はおおよそ合っていたと言えます。
よって、デッキの選択等は間違ってはいないと思うのでマッチング等の運やプレイング等がダメだったのだろうと思います。今後も頑張っていこうと思います。
6.ケルディオ杯次回改善案メモ
次回大会や今後のイベント開催のためにも今回のケルディオ杯の運営に対して改善案や意見等がございましたら僕やアカフチさん、岩手県のイベントオーガナイザーまでお願いします。
・時間切れの場合、引き分けではなく両者負けにする。
→負け確定試合は遅延して時間切れに持ち込むことがルール上OKになっているため。実際負け試合は時間25分いっぱい使ったためシャカパチとデッキシャッフルに時間かけて時間切れに持ち込めばよかった。
・ケルディオ杯用の告知ブログを作る。(アカフチさんの案)
→運営オーガナイザーが複数人いてその人のブログ等で告知などしていてわかりずらいため。
・スイスドローのマッチングおよびオポネントの算出はできるようになったのでオンラインペアリングもできるようにしたい。
→参加人数が多くなりマッチングの発表に時間がかかってしまっているのでオンラインで発表することにより時間を短縮させる。