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フェブラリーS考察+予想
今回は2025年最初のJRAGⅠ「フェブラリーS」の考察と予想をしていこうと思います。
今年はサウジカップと同週に開催という事で昨年のリーディング上位騎手がかなり海外遠征しており、乗り替わり等が多数発生しており難解なレースになると推測します。
まずは人気別のデータです。
人気別データ
着順別データ/ 勝率 / 連帯率 / 複勝率 / 単勝回収率 /複勝回収率
1番人気
【5-2-1-2】 / 50% / 70% / 80% / 130% / 113%
2番人気
【3-1-0-6】 / 30% / 40% / 40% / 152% / 71%
3番人気
【0-1-2-7】 / 0% / 10% / 30% / 0% / 64%
4番人気
【1-0-2-7】 / 10% / 10% / 30% / 107% / 95%
5番人気
【0-4-0-6】 / 0% / 40% / 40% / 0% / 130%
この様に、1番人気が圧倒的に成績が良く、2番人気ともかなりの差を広げています。
今年のフェブラリーSの人気に関しては、1~5番人気までが単勝オッズ10倍以下で3番人気までが差の無い人気なので、このデータに関しては当日1番人気であっても「「だと推測します。
次に年齢別データです。
着順別データ/ 勝率 / 連帯率 / 複勝率 / 単勝回収率 /複勝回収率
4歳
【3-1-1-20】 / 12% / 16% / 20% / 53% / 42%
該当有力馬:ミッキーファイト/サンライズジパング
5歳
【4-4-5-28】 / 9.8% / 19.5% / 31.7% / 29% / 97%
該当有力馬:エンペラーワケア/コスタノヴァ
6歳
【3-1-2-27】 / 9.1% / 12.1% / 18.2% / 156% / 57%
該当有力馬:ガイアフォース
7歳
【0-3-0-29】 / 0% / 9.4% / 9.4% / 0% / 80%
該当有力馬:ペプチドナイル
8歳以上
【0-1-2-24】 / 0% / 3.7% / 11.1% / 0% / 46%
該当有力馬:メイショウハリオ/タガノビューティー
4~6歳で過去10年勝ち馬を輩出していて、7歳以上になると馬券に絡む事も少なくなり、勝ち馬が出ていません
次に枠別データです
着順別データ/ 勝率 / 連帯率 / 複勝率 / 単勝回収率 /複勝回収率
1枠
【0-0-0-19】 / 0% / 0% / 0% / 0% / 0%
2枠
【3-0-2-14】 / 15.8% / 15.8% / 26.3% / 54% / 65%
3枠
【1-1-2-16】 / 5% / 10% / 20% / 25% /48%
4枠
【2-2-2-14】 / 10% / 20% / 30% / 24% / 116%
5枠
【1-2-3-14】 / 5% / 15% / 30% / 190% / 105%
6枠
【2-0-1-17】 / 10% / 10% / 15% / 67% / 42%
7枠
【1-2-0-17】 / 5% / 15% / 15% / 25% / 30%
8枠
【0-3-0-17】 / 0% / 15% / 15% / 0% / 135%
データを見てわかる様に、1枠が完全に死に枠になっています。
これに関しては東京ダート1600mのコース形態に原因があると考えます。
東京ダート1600mは芝スタートで、外枠の方が芝部分が長く、スタート時のダッシュに差が出てしまいます。
そして、外枠に逃げ先行馬が居るとスタートで前に出て内枠のポジションを取り行くので、内枠が不利になってしまうと考えます。
しかし、その理論から行くと8枠が一番有利となりますが、8枠からは過去10年勝ち馬が出ていません。
これは、フェブラリーSの展開的に先行が有利となっており、8枠まで外に行ってしまうと距離ロスが大きくなってしまうと考えます。
なので、適度に外枠になる5~7枠が私的には丁度良い枠だと考えます。
※馬番まで細かく調べると、1/5/13/16番からは好走歴が全くありません。
該当馬:エンペラーワケア/アーテルアストレア/デルマソトガケ/ヘリオス
次に前走クラス別データです。
着順別データ/ 勝率 / 連帯率 / 複勝率 / 単勝回収率 /複勝回収率
3勝クラス
【0-0-0-1】 / 0% / 0% / 0% / 0% / 0%
OP/リステッド
【0-0-0-7】 / 0% / 0% / 0% / 0% / 0%
GⅢ
【4-3-4-47】 / 6.9% / 12.1% / 19% / 35% / 49%
該当有力馬:エンペラーワケア/コスタノヴァ
GⅡ
【3-1-1-16】 / 14.3% / 19% / 23.8% / 203% / 87%
該当有力馬:サンデーファンデー/ドゥラエレーデ/サンライズジパング
GⅠ
【3-3-2-11】 / 15.8% / 31.6% / 42.1% / 70% / 102%
該当有力馬:ペプチドナイル/ガイアフォース
地方
【0-3-3-44】 / 0% / 6% / 12% / 0% / 83%
該当有力馬:ミッキーファイト
海外
【0-0-0-2】 / 0% / 0% / 0% / 0% / 0%
前走がJRAGⅠの好走率が高い結果となっており、地力の高い馬がそのまま力で捻じ伏せてしまう傾向が強いと推測します。
最後にキャリア別データです。
着順別データ/ 勝率 / 連帯率 / 複勝率 / 単勝回収率 /複勝回収率
10戦以下
【6-1-1-8】 / 37.5% / 43.8% / 50% / 145% / 42%
該当有力馬:コスタノヴァ/ミッキーファイト
11~20戦
【4-5-4-50】 / 6.3% / 14.3% / 20.6% / 85% / 63%
該当有力馬:エンペラーワケア/ガイアフォース/サンライズジパング
21戦以上
【0-4-5-70】 / 0% / 5.1% / 11.4% / 0% / 66%
該当有力馬:ペプチドナイル
キャリア10戦以下の成績が良いですが、母数が少ないという点も考えると、11~20戦の成績も侮れません。
それでは、フェブラリーSの印を発表していきたいと思います。
本命◎:ガイアフォース
理由①:枠順
8枠は過去10年勝ち馬こそ出していないものの、連対は3回有る為、芝での先行力があるガイアフォースには理想的な枠だと考えます。
先行したい馬が内枠に多い為、被せられる心配もほぼ無く、ハナではなく2番手3番手での競馬をして昨年の様に馬券に絡む若しくは勝つという展開に期待したい。
理由②:前走の大敗
前走チャンピオンズCは出遅れによるポジション取りで後手に回ってしまい外を回らされる展開。
距離適性などもあり、初の2桁着順でしたが、
過去10年前走チャンピオンズC組の6着以下馬のフェブラリーS成績は
【3.1.2.7】
2017年:ゴールドドリーム(チャンピオンズC12着)
2022年:カフェファラオ(チャンピオンズC11着)
と2桁着順からのGⅠ制覇も達成しているので、ここは同じ流れの可能性もあると考えます。
理由③:東西所属騎手の成績差
美浦と栗東の成績の差がこちらです。
美浦所属騎手
【1-2-5-51】
栗東所属騎手
【9-7-5-56】
この様に過去10年で比べると栗東所属騎手が圧倒的に成績が良い状態です。
今回は関西/関東の有力騎手の多くが海外遠征している為、乗り替わりが多く発生している中、継続騎乗になる長岡騎手に頑張ってほしいと思います。
対抗〇:ペプチドナイル
理由①:レモンポップの不在
昨年チャンピオンズCで引退したレモンポップ相手に見せ場を作って来たペプチドナイル。
昨年のフェブラリーSはフロックと言われていたが、前々走盛岡のマイルチャンピオンシップではレモンポップ相手に0.1秒差と惜しいレースをして、前走チャンピオンズCは5着になってしまったが、まだまだ衰えは感じていないので、ここはダート界の絶対王者が居なくなった今こそ再度強いという事を証明してほしい。
理由②:前走チャンピオンズC人気
前走チャンピオンズCの人気が1~3番人気馬だった馬がフェブラリーSに出走した成績が
【2-1-1-1】
と出走数こそ少ない物の、安定感があります。
単穴▲:ミッキーファイト
理由①:キャリア10戦以内
先にも挙げていますが、
着順別データ/ 勝率 / 連帯率 / 複勝率 / 単勝回収率 /複勝回収率
10戦以下
【6-1-1-8】 / 37.5% / 43.8% / 50% / 145% / 42%
この様にキャリア10戦以内の馬が成績が良く、ミッキーファイトは今回で10戦目になるので現在9戦
その為、このデータに該当する為、この評価にしました。
理由②:過去対戦した相手
ジャパンダートクラシックはフォーエバーヤング相手に2着
同レースの3着馬サンライズジパングと4着ラムジェットは古馬との対戦で勝利若しくは善戦しているので、ここは激戦と言われている4歳世代としては恥ずかしいレースは出来ないので、期待。
不安点①:近走距離
前走/前々走は2000mで新馬戦はフェブラリーSと同じ東京ダート1600mだが、それ以降は徐々に距離が伸びているので、展開の速いマイル戦を久しぶりで流れに乗れるのかが不安点です。
穴☆:タガノビューティー
理由①:馬番
東京ダート1600mで馬番4番以内時の成績が
【2-2-0-1】
と2勝しており、去年のフェブラリーSは馬番10番で4着。
オカルトじみた理由ではあるが、頭の片隅にでも入れてもらえると嬉しい。
不安点①:JRAGⅠ成績
JRAGⅠ挑戦3回の成績が
【0-0-0-3】
と全て馬券外になっており、昨年のフェブラリーS4着がとても惜しい所まで来ていたが、それだけ中央の壁が厚い事を証明している。
穴☆:アーテルアストレア
理由①:騎手
菱田騎手が騎乗停止により横山典弘騎手に乗り替わりに。
馬を一番に考える騎手なので、あまり無茶をしないが、お手馬ではない場合はまた少し違い、勝たなければならないレースでは特に何をしてくるかわからない騎手筆頭。
アーテルアストレアがこのフェブラリーSが引退レースな為、1着以外は狙わない可能性もある。
不安点①:牝馬成績
過去10年で出走数こそ少ないものの、馬券に絡んだのは2022年のソダシの3着のみで性別の差が顕著に出ている。
ここまでが印となります。
今回は連下△評価を飛ばして穴☆評価を挙げました。
理由としては人気サイドに落ち着きそうな事と、印をつけて理由を記載した馬とほぼ同じ理由になっていた為、今回は穴評価の馬を書きました。
それでは印一覧と買い目を発表します。
◎15 ガイアフォース
〇11 ペプチドナイル
▲14 ミッキーファイト
△9 コスタノヴァ
△6 メイショウハリオ
△12 サンライズジパング
☆2 タガノビューティー
☆5 アーテルアストレア
買い目
単勝/複勝:15
馬連流し:15-6.9.11.12.14(5点)
3連複フォーメーション:15-9.11.14-2.5.6.9.11.12.14(15点)
以上が印一覧と買い目になります。
この記事を投稿している時の1番人気はエンペラーワケアで、1番人気が圧倒的に成績が良いと書きましたが、1枠1番の成績を考慮して今回は危険馬としました。
この記事が投稿された数時間後にはサウジCがあり、日本馬がどの様な結果を出すか楽しみです。
それでは、今回の記事はここまでとさせていただきます。
この内容が少しでも予想の参考になれば幸いです。