知識を食べる

拘らなければ楽になれるのだが、どうしてあの時、あんなことになったんだろう、あの態度しかできなかったのはどうしてだろうと気になって仕方ない時がある。

一昨日のご飯も忘れるくらいなんだから、
覚えてないよ、と彼は笑う。
軽やかさが羨ましい限りですよ、旦那ちゃん！

ペンを持つと、ぐるぐる円ばかり書いてる。
グルグル…あら、ストレス発散になる！
発見だ。

このご時世、あまり人と関わらないから
おらにとっては楽になった部分もある。
人の噂を聞かなくて済むし、好きな事に専念していられるし、なによりも、音に惑わされない。

光や鳥の鳴き声が、意味を持って迫ってくるように感じた夏、あれだけ鳴いていた虫やカエルが土の中に移動したからか、穏やかな日々がやってきた。

やっとのことで、気持ちが上向きになってきたから、たくさん読書できた。
調べ物をしながら知識を貪るように読む。
再読した本にも、新たな発見があった。
心に栄養が足りてなかったのだなぁ。