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【催事】京都モダン建築祭2024

2024/11/4
京都モダン建築祭に行ってきました。今年で3年めかな?今年は諸用で一日しか時間が取れなかったので事前予約に当選した京都国際会館ガイドツアーのみの参加になりました。


西本願寺と本願寺伝道院

京都国際会館のガイドツアーは昼からのプランだったので、午前中は龍谷ミュージアムの「眷属」展へ行くことに。(その記事はこちら↓)

龍谷ミュージアムは堀川通を挟んでお向かいが西本願寺さんなのでちょっとだけ寄ってみました。

朝からいい天気でした!
西本願寺さん側から見た楼門もカッコいいんですよね
楼門から東方面へ。雰囲気のいい通りです
本願寺さんの伝道院。なんでこんな西洋風なんだろう?来年はガイドツアー申し込んでみよう
これも眷属??


国立京都国際会館

地下鉄烏丸線の終点駅としてその名前は飽きるほど目にしていたんだけど、今回初めて下車しました。駅の改札から直接会場につながってるそう。


ここは駅から会議場までの地下鉄構内にある空間なんだけどとてもカッコいい
地下から上がってきたところ。山が近くて気持ちいいです



エントランス。めちゃくちゃモダンでカッコいい!
随所に天窓からの明かり取りがあります
ロビーの空間が広くて圧倒的!思わず呆然としました
館内のインテリアの多くはモダニズムの代表的なデザイナー剣持勇の作品だそう
庭園も直線を生かしたデザインがカッコいいのです
三角形と逆三角の台形を組み合わせた独創的なデザイン。神社建築を彷彿とさせます


ガイドツアーはランチ付きとのことで一人参加だったからどうなるんだろ?とちょっと心配していたんですけど、20人ほどの参加者が二つのテーブルに分かれて座り、私のテーブルでは今回の案内役である京都国際会館の事務局長さんとご一緒できて貴重なお話をたくさん聞けました。
単独参加の方もそこそこおられて建築祭の話でなかなか盛り上がり楽しかったです。関東からわざわざ京都建築祭のために来られた方も多いんですね、すごいなぁ。

ランチ、美味しかったんですけどお話に夢中で食べるのがおぼつかなくて、最後は必死に押し込む羽目に…
事務局長おすすめの「当館が一番カッコよく見える」ベスポジショット
メインの大会議場。宇宙を思わせるような天井のインテリアは照明を反射させる効果もあるそうです
机と前列2席・後列2席で1セットになっているのが国際会議の規格なのだそう
壇上正面のオブジェ。多種多様な形は調和をイメージしているそうです
右上のブースは同時通訳者の為のもの。国際会議では8か国語の同時通訳が行われるのでブースも8個あります
ここは貴賓席。皇族の方々や海外の賓客に使うそうです
貴賓室からベランダに出た景色。手前の庭園から奥の宝が池が借景になっています


上のフロアに上がると会議の参加者が使用する部屋になります。

窓の形もガラスもオリジナル。凝ってるな〜
こちらは議長室。インテリアは剣持勇デザインでテーブルは漆塗りです
あれ?こっちが議長室だったかな??こちらもテーブルは漆塗り
庭園からの眺めが本当に美しい。日本を代表する唯一無二のモダン建築と言われるのも納得です

ここは会議場なので普段は一般公開されておらず、私も初めて来たんだけどものすごい建物でした。建てられたのは1966年なんですが、日本初の国際会議場しかも国連仕様で、とのことで当時戦後復興後の上り調子だった国内の空気感も感じさせる建築です。とにかく凝りようが只事じゃない。

月に1回程度は会議の合間を縫って公開しているそうなので、またお茶をしに行こうかな。庭園を眺めるカフェがとても気持ち良いのです。


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