ノマド女子大生16 20歳。鯖江がすきな女の子。と歩く鯖江。〜ものにはそりゃあ物語があるよ!〜
オッス!おらゆず!
わいは毎日肉体労働をしてるぜ!詳しい内容はTwitterを見てくれよな!まあまた後日まとめて書くぜ!
はい、しかしそんなこんなでひたすら仕事。の夜、
17時に仕事を終え、めちゃくちゃ急いで支度をし
急ぎすぎてコテでやけどして肌ぶっ壊れるのほんと草
こんにちは鯖江!
そう、舞い戻ってきました鯖江の町。
この日は東京の医療従事者のためのシェアハウス、REGIEハウスで出会ったかずきさんが帰省しているとのことで、彼のお店に食べに行くことに。
かずきさんは医大を中退し、株式会社REGIEを作った方。医療従事者のための教育的支援を行なってます。
行きに送ってくれた森さんと彼のシェアハウスで出会ったしもけんちゃんも来てくれました!
藤雅というお店。なんと、かずきさんのご実家なんだとか…!駅のマジで目の前にあるのです。
さすがは北陸。おさかながうまうますぎてもううまうまです。
まあこの日はですね、ひたすら食って飲んだ思い出しかねえんだ。ごめん!この日は特に書くことねえ!楽しい時だった!
この日の思い出、日本酒たち。
で、朝!
起きたらまさかの10:30
びっくりです。い、いつまで飲んでたんや記憶ねぇーーーーー
みんな遅起きになった本日、しもけんちゃんことしもちゃん(ことになってねえ)が鯖江をツアリングしてくれることに!
しもちゃんは森ハウスの住人の20歳の女の子。生まれも鯖江、育ちも鯖江。
そんな彼女のお部屋にいさせてもらい、某大学の課題図書である、「地方消滅」というまあまあ重い本を読んでいたんですよね。いやもう重いのなんの。数字がいっぱいで読むのが辛いのよ
と、
まさかの鯖江のこと書いてるーーーー人口微増してる話ーーーー
そんで、しもちゃんに読んで見たんですよ、そったら
「あー、、それってその2014年のデータでさ、いまの現状はこんな感じで、だからこう思うところもあるんだよね」
もう鳥肌ですよ
書籍で、しかもたまたま見つけたデータをいま感じている人がこの場にいる。そしてその言葉を聞ける。それって本当に、すごいこと。
ただこの地にたまたま来れたこと、そしてこのページを開けたということ、このページの文章がすっと飲み込めて、これは奇跡だと思った。そんな奇跡を頻発できると思うと、こんな日はいい日。きっと。
がしかし
朝一で行ったクレープ屋、ソールドアウト。
奇跡、、途切れるのはや、、、早いよお、、あうう、、
半泣きながら戻ると、森さんが本屋さんをあけていました
ここは森さんのシェアハウスの隣で森さんが営む本屋さん。古本も扱ってるのですが、古本って取り扱うのに免許が必要なんですって。知らなかった。でもそれだけ本が好きな方なんです
本屋。特に個人で営む本屋は私はとっても好きで。
私自身すごい本の虫ってわけではないのですが、こういうところはその本を取り揃えた人の趣味が見える。愛が見える。
ゆーなれば子供のおもちゃ箱を広く一般的に落として公開してるような、そんなところだなーと思ってて。表現あってるかわからんけど。
みんなおもいおもいにときを過ごします
私も買ってしまった。古本屋いくと衝動買いしてしまうのダメだね。はは。金はない!
そうそう、このツイートで誰と思ってくれた人は私のブログのファンですね?笑
まあほとんどわからんと思うで、ご説明すると
昨年私が日本一周をしていた時に、福岡でお会いしたこの方。元放送作家の木村さん。
この↑ブログで
その日の彼のファッションを変態と言い放ったわけですが、(今思うとど失礼)まあ謎に仲良くしてくれるわけですよ。
そんな彼が金沢に行くついでに福井もよるぞーって言ってくれて。おおそれはラッキー!と。一緒に本日のツアーに巻き込みました。てへ。
はてさて本屋を離れ、
そういえばここでの余談ですが、
森書店の聖書ならしい。
(((むしろ原書より高い)))
森さん「人が化粧をしよう、可愛くなろうと思った時に必要なことがものすごくわかりやすくまとまっている。こんな本はなかなかない」
でも割と納得した自分がいた。みんな極上めちゃモテ委員長で育ったもんな!メイクとスキンケアの基礎!
はい、まあとりあえずお昼を食べよう!とのことで、しもちゃんオススメの喫茶店、ベルベールへ行くことに。
外は普通の喫茶店。
が
中に広がるジャングル
もはや植物園並みの内装。こだわりなんでしょうな、、聴けんかった、、
キーマカレー!を食べました!
ツーカ毎日かねないかねないいって貧大学生みたいなご飯食べてますが、もうカレーまじうまい。(あの底辺メシに付き合ってくれるのっちさん(雇ってくれてる人)には感謝しかないです。
で、ここで気付いたのですが
しもちゃん、めちゃめちゃご飯を大切に食べる
もうね、幸せ!を具現化してくれるんです、ご飯の後。
私に切り取る才能がもっとあれば、って思うくらいに笑顔でご飯を食べる子。それがまず彼女の印象ですね。誰やワイ。
私はマジ、ご飯とひとが好きなのでそんな彼女のことは大好きです
でもマジでここのプリンと食後のコーヒーは、甘くて優しくて、なんとなくなつかさと可愛らしさがあってすごい好きだったし
ラテは可愛かった。
↑しもちゃんがご飯を食べる様子
さてお昼も食べたとこで、しもツアー本格指導!
最初に行くのはボストンクラブというメガネ屋さん。さすがはメガネの街。国産のシェアは90%以上が鯖江なんですって。ご存知でした?
ただもともと日本で変われるメガネは大抵が海外産。日本で買うと高いからね。
まあ当たり前ですが
すごいメガネーーー!
上から見てもメガネしたから見てもメガネ。メガネの極みですよ意味わかんねえなおい
ただ、私って基本メガネのビジュアルはこれなんですよ
あんまだからメガネな自分が好きじゃなくて。あんまゆるーく見てたんですけど、眼鏡屋のお姉さんが
「これとか似合うと思います!」
って勧めてくれて。ああまあかけるかと思ってのですが
意外とあってる説。
いや、写真はビミョイカもだけど、意外とええやんなって思ったかも。
でもいいメガネって高いのよね。私めっちゃズボラなので、メガネのまま爆睡しちゃうのです。だからいいめがねは買えずにいるんです
と、しもちゃんが
「ん〜メガネはさ、家ようでオフでどーなってもいいのかっていいと思うけど、外で使う用に使い分けてあると切り替えられるしいいよ!」
って言ってくれて。確かに、、て思ったな。もともとメガネ=私にとってオフ。という印象があったのですが、もしかしたらそれは側面だけ見てるのかもね、とか。とか。
そうそう、しもちゃんの今の職場はメガネの工場なんです。だから、直接触れて愛を持って携わってくれている人に行ってもらえると、説得力が違うなあ、とおもったり。したのです。
流石に金なくて買えなかったので稼げる人になる
てかそれを尻目に衝動買いする木村さんを見て、あーステキと思えるものにお金を落とせる大人になろう!って。思ったのです。
で、ふらふら散策していると、二階に上がる階段を発見。登ってみると
な
これは
ミュージアムですね??????
素敵すぎる。ものが作られて行く経緯を追いながらモノを購入できる。
それって一つ一つにテンションが上がるよね、、!
なんと、メガネのスケッチも飾られていました。こ、細かい、、っていうか手書きなんだ、、
ていうか、あんなに精密に作られているメガネも、最初の最初のところまで遡ればラフスケッチで。人の脳内で生み出された概念が形になって行くんやなあ!
と、一階に降りるとしもちゃんがめっちゃ興奮してて。
「すごい、このメガネほんとに惹かれた!素敵、、!」
って。ほんとに買うか迷ってて。
なんてゆーか、この子の幸せをそのまま表現できるところが、素敵な子だなあと思ったわけなんです。うむ。
はいそんな感じで感動したとこで!おやつ!()
(早そうに見えますが起床時間遅すぎて時すでに3時という。あはは。)
ここは野尻ケイクというケーキ屋さん
ああああああステキ空間ですありがとうございますありがとうございます、、!
ど甘党のワイ、大歓喜。
みると、ここはヴィーガンやローフード製法を使ったようなお菓子が並ぶらしく。なにそれ可愛い。いい女ぽい。オトナ、、!
抹茶玉露っていう。まんまる抹茶のケーキがあったのですが速攻購入したよね。
と
「これ、品質を保つために冷凍でお渡ししていまして・・・」
へーなにそれいいこだわりやん、、
食べごろが3時間後です
???
3時間後までお召し上がりは難しいかと
ファ?
い、今私はおやつのためにケーキ屋さんに、、絵、、?
違うのにいたしますか?と聞かれたがそこで私は思った。いや、これはこれでタイムカプセルみたいやん。買おう買います買わせてくださいこれを
あいかわらずの衝動買い。尚金はない(n回目)
で、次のツアー場所はここ。
KISSOさん。
「ここはね、メガネの素材の会社なんだけどその素材でアクセサリーも作ってるんだよ」
えーーーーかわいいいいい
そういう素材を生かしたものっていいよなあ、話してると
「あれ!しも久しぶり!友達連れてきてんの?工場の内部、みる?」
という声が。え、どゆこ
「「「社長です」」」
吉川さん。まさかの社長さん。しもちゃんのおかげで社長直々にツアーしてくれることに、、ええ、、ありがとうございます、、
これは、メガネのフレームを切り出すでっかい板なんだそう。光を通す素材になってて、この倉庫も
こっち側から見る色と
内部から、光を通してキラキラ輝いている色味は違うそうで、てかこんなに違うんや。
吉川さん「プラスチックだからねえ。あ、そういえば。プラスチックって昔は可燃性のとても危ないものだったんだよ。だから昔は眼鏡屋はすぐに爆発して火事が起きていた。なんならこの倉庫もその時代の名残で、被害が少なくなるようになってる。だし、ほら」
「あれは、避雷針。」
すげえ、、こんなところにも理由があるんやあ、、、
で、どんどん工場見学は進みます
メガネをカットする機械
フレーム用にカットされた板
そのフレームを薄くする機械
板通しを貼り合わせる機械、、
でも、こんなにしっかりした素材会社さんが、なんでアクセサリーを?と
「11年前、リーマンショックってあったでしょ?それで、メガネ業界も仕事がない人たちがとっても多くいた。時間も持て余していた。それで、この技術を使って何かできないかと思ったんだ」
「こう、素材の板をはり合わせると綺麗な模様ができる。メガネ以外に使い道はないかと考えて。ハンコだったりペンだったり、いろんなものをおっさん同士で試行錯誤して。ついにたどり着いたのが指輪を作ることだったんだよ。」
そう言いながら一つの研磨機を見せてくれました
「毎日この研磨機で指輪を試作してね。おっさん同士だからあーでもないこーでもないってデザインも試行錯誤でさ。でもデザイナーの子達も入ってきて、どんどんいいものになっていった。」
今も、ここで作られてるってこと、かあ
なんとなく、その時の吉川さんたちの高揚感が伝わる。
ほんとにいいと自分が信じることができて、それに心が揺さぶられてしまったら。昼も夜も関係なくそれに向き合う時間全てが自分にとってはもう幸福で。
これはもう、ある種のハイ状態なのはわかるけど、でもそのハイ状態って、死ぬほど大切。その瞬間のあの、今私がやらないと死ぬ!という感覚は、私も時たま感じるし、だいたい当たっていたりする。
「でもね、今では完全にうちが作ってるわけじゃなく。研磨するのは外侮委託してるんだ。もともと暇になってしまったみんなに仕事を作るために始めたことだから、今でも当時の会社さんと一緒にやってる」
やっぱり、不便な時にどうにかそれでも日々何かを好転させようというなんともいえない込み上げるものが、人を作り新しいものを生み出しているんだと思う。
まじで。
彼のお話を聞いてもう一回アクセ屋さんに行って。そこでああ私はこれが欲しい、が確信に変わった。
なにかを生み出す瞬間の、その熱をこの目で受け取ってしまったから。
そこに並ぶ一つ一つのものの裏に、笑顔で必死でこれを生み出すおっさんたちが見えてしまったから。
私は普段指輪は落としそうでなかなか買えないのに、買ってしまいました。つい。
これが、私のときめき。私の行動指標。いいものに出会わせてくれた。
てか左手の薬指にすなぁ・・・(心の中のノブ小池)
「でね、これがさらに出る廃材なんだ。」
と、説明してくれる吉川さん。絵、これ廃材ってことはどうしてるんですか?
「うーん、今はなにに使えるかを考えていて、溜まっていっているんだよね。もしよかったらあげるよ」
と、そこで思ったのです
わたしのこれからしたいこと、ゆずの旅酒場。の、今回のチケットを、このプラスチックにできないだろうか。
私は、手に取るようにこの魅力を、鯖江でのトキメキを、感じて欲しい。
きっとそれにはモノがそこにあること、がとても大切なんです。
手にとって自分ごとになって、それを見るたびにこの物語を思い返せるようなものが。
だから、この高揚感を感じて欲しい。そう伝えたんです
「そういうことならいいよ。たくさん持っていき」
と、まさかの快諾…!
アクセサリーまで届けることはできないのだけれど、でもせめて、このカケラをきっかけにして欲しい。って、そう思う。
お店を後にし、次のお店に向かって車を走らせてると、ふとしもちゃんが
「待って!待って!今知り合いにすれ違った気がする!戻っていい!?」
と。おうびっくり。急。
まじでお知り合いの方で、「しもあとでおいで〜」と、誘っていただきました。
彼にお会いする前に、一路向かったのはSAVASTOREというお店。
まあ超超雑にいってしまえば、鯖江のものを伝えるアンテナショップ的な。そんな立ち位置なもですが。
ここのすごいところはその伝える力。
一つ一つの工芸品に、それができるまでのストーリーが描かれたポップが丁寧に並び、そこに工場見学への導線が引かれていたりとか、お店のサイトに誘導したり、
なんならお店構えて下北沢に巡業しにいったりと、私のしたい「旅酒場」のもっと大きなフェーズというか、多くの人に届けることのできるものが作られているんです。
たまたま森ハウスの住人、なおさんがこの日はシフトで。色々自分の旅酒場の相談にも乗ってもらっちゃったあ、、
幸せな写真
で、このお店、隣に漆の工房兼店がなっているのですが、そこにも足を運んで見たんです。ほんとに不意に。
きれえ〜って見てると、こんなものが目に飛び込んで来まして。
はしおきのようなもの、、?
よくよく見て見ると、髪を漆で使う線量のあまりに漬け込んで、固めたものなんだとか。
いやもうさっきのメガネもですが、私はこういう、「本来気づかなかった価値を組み合わせて生み出したもの」が大好きで。
本来なくてもいいものがこうして100円もの価値がついている。その事実に感動してしまい。
買ったよね。金ないのに。(n回目)
旅酒場の箸置きにするんや。好きな人には持って帰ってもらうんや。
なんか、自分の作るイベントとかを自分が楽しんで作れるというこの状況が、とても幸せだなあって、日々感じている。
SAVA STOREを後にし、先ほどしもちゃんに声をかけていたお店に顔を出すことに。
歴史のありそうな家屋。の中に
ディスコ???
吹奏楽部あるある・すぐこれを思い出す
改めてここが何かと聞くと、カフェ兼宿泊施設兼フリースペース。。という、かわだ尾花屋まちライブラリーというところらしい。
店主さんの祖母からのこの建物を、世代ごとに異なった利用方法で商いに活用していて、いまはここは人が集えるまちライブラリーなんだとか。
イベントのラインナップがジワる。女人禁制のまちのダンナの赤裸々会。乙十会とか。
まちの人と本気で遊びの悪ふざけのものを作って、それがしっかりした仕事になっている環境って素晴らしいなとふと思ったり。
音楽上手なしもちゃん。ギターで歌ってくれたりしました。
私音楽は好きなんだけど、その聴衆の表情を見るのも好きで。
こういう、人それぞれの「これが好きだな」という感情が伝わってくるというか、音という目に見えないものを追いかける表情がきらめいて見えて。そんなところが好きなんです。
こういう、ふっとギターが出て来て音楽が奏でられて。訳も分からないけどみんななんとなくでのっていく…という瞬間が、人はエモいと感じるのではないでしょうか。
というところでお店を後に。
ここまで来ていや改めて、しもちゃんにほんとに感謝だなあと。
彼女がいたから素敵なお店を知れて、彼女がいたからこんな物語を感じることができた。
ほんと、地元の地元が好きな人、って、大切。起点になるのよね、全ての。
彼女は鯖江を「みんなが面白いくらいに熱意に溢れて生きてるからすき」と表現したんだけど。
それを移住者の人とかがいうのではなく、ずっとこの地で生きて来た、それでもひとまず今はこの地に根を下ろす人がいうと、また何か違うものを感じるよね、と思ったな。
どうしても移住者は外からの人だから、その地のいいとことかを見つけやすいんだと思う。それは間違いなく利点なのだけれど。
ずっと、ずっと見ていて、日々ゆっくりすぎてしまうであろう日常の中にここの地への愛が生まれるって、それを表現する街って、素敵だなと。思ったな。
しもちゃんは、美味しいものや感動の幸せと美しさをダイレクトに表現するひと。彼女の感じているであろう感情が、心に入ってきて、じわっと、とかではなく、洪水のように。
きっとそんな彼女だからこそこの地での人望があって、その上でこのひとを知ることのできる一日を過ごしてるんだと思う。
JTBより、HISより、彼を知り彼に愛されるしもちゃんが案内してくれたからこそ、余計得るものがある。ありがとう、しもちゃん。
てかまた情報量多いのでここで切ります!
余談
タイムカプセルケーキの末路
あでゅ!明日続きは描くぞい!
ゆずのブログはにほんブログ村にランキング参加中です。
ポチッとしてやってくださいな。