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「これダサくない?」WEBデザイナーやってて病んだ話

本日はクライアントワークの実体験で病んだときの話。
ほんと、色んな人と会いますね。しかも専門的な話がわからない人より、多少かじってる人との会話がまるで成り立たないときが時々あります。
今回はそのかじってる人にあれこれ言われて、私なんてもう駄目だ・・・って落ちたときの話。(数年前の話です。根に持ってるので吐き出します。)

私、過去3年くらいはWEBデザイナーとして仕事いただいてました。(あと1案件で一旦終了)ただ、コロナ以降、WEBデザイナーは蔓延していて、安く依頼出来る人が増えてしまった。とにかく早い!安い!うまい!みたいな感じでプラットフォームも荒れているし。依頼する側がベストなマッチングするのが無理なのはわかってる。
ただね…依頼受ける制作者側だって、相手はどんな人でも人なのだよ。
雑にしていいわけない。お互いにね。「フリーランスはすぐ飛ぶ」とか言われるし、誰でもデザイン出来るようになってしまったからこそ、トラブルが絶えないし…ほんと誰とどこで仕事するのか、どんな人と付き合うのか…。
1つ間違えるとどんどん歯車が狂っていくのを感じる

当時の私は、感情「無」で淡々と作業するタイプになっていた。
最初の頃こそ、感情的になり余計なことまでやろうとして「それはお前の仕事じゃない」「お前の悩むことじゃない」とか言われてズーンとしたこともあった。
荒波を経て、今はかなりドライな付き合い方です。今も最初は超ドライ。
スーパードライです(ビールは飲めません)

相手の可能性を潰すなよ

良かれと思って言う指摘。年を取るとそういうおせっかいが増えるよね。
私も、もともとお節介なので、年上の人と話すたびに「こうなったらだめだ。絶対に」と心に誓うことがよくある。

現在、私の仕事は相手により金額が変わってくる。
当時は1案件いくら、ってやっていたけど期間が読めなくなってダラダラ伸びていたので、制作からは少しずつ手を引いて今の形になった。
もちろん今も制作案件は1件単位のものもある。

1時間5000円で壁打ちしてるクライアントさん。
いるんだけど、ものすごく気持ちよく仕事させてくれるのね。
一ヶ月1万のサポートしてる人。
ここはテスト中。人数増えるなら値上げだな。きつい。
一ヶ月3万の人もいる。
保守とかあれこれ。制作はしないやつ。
それぞれ作業内容が違うので、バラバラです。
色んなクライアントさんを複数かかえている状態でお仕事させていただいてます。もはやWEBデザイナーではない。ただの裏方。

私はいつも誰かを否定もしないし、そういう考えなんですね、と一旦受け入れる。他愛のない会話でも、言葉は本当に気をつけてる。

ただ、そんな私でもプライドもってやっている仕事にあれこれ言われると正直無理だな…となるときもある。
WEBデザインやってる人に聞きたい。クライアントにデザインソフトの操作や配置の手順にケチつけられたら、どんな気分だろうか。(そもそも見せるなというのはわかってる。そして、指示ではなくケチ。というのがポイントね。)
制作過程なんてシークレットオブシークレットなんだが?操作がどうとか、まじでほっといてくれと思う。この先に起こり得ることを想定してのこの操作をしていること、知らんだろうが。(おっと口が悪くなってしまった)
普段「怒り」という感情は皆無のワタシだけど、流石にあまり相手をしたくないなと感じることが続いていた。

これはダサいよね!!!

決定打はこれだった。
相手が決めるべきとこで決めないから、「では仮でイメージ画像入れておくので最終案決まったら教えて下さい」と言っていたものに後から「この画像ダサくない?」という人。
いや、そりゃダサいよ。(仮)って入れたら良かった。変更するし、画像入れるためのスペースという認識。そして私が選ぶとも作るとも言ってないんですけど。
クライアントに言われたのは「こんなダサい画像選ぶのどうなん?サイトに合ってないよね?」とな?
あああ…イメージ入れた私が悪かった。ワイヤーのときに使った完全な一色画像にしておけばよかった…。
わざわざ潰されに行ったのだった。

もちろん伝えたよ。これ仮で入れてるイメージ画像なので、最終案はどれにしますかって。そしたら探してきてって。ダサいダサい言う人のイメージに合う画像持ってくるとか…悪夢しかないわ。
学習した私は、その時以降、どんなクライアントでも仮画像は全てグレーの無機質画像を配置することにした。

何にせよ。私の働き方に反することが多すぎたので…
ある程度線引をして、条件を出した上で、それが難しい場合は今後の対応は厳しいですと丁重にお断りした。制作途中だったけど。

正直お金いらないからもう終わりにしてくれって思った。

そしたら!!!「こっちは〇〇円も払った!なのに完成もしていない!キーーーー!」ってなりまして。いやだから。もう返金しますので…。と静かに静かに去りました。(ちなみに打ち合わせの序盤は1時間弱世間話をさせられる。本題に入ってもすぐ脱線される。無情過ぎたが私に力がなさすぎた。今なら主導権握って先にアジェンダ送って30分で終わらせるのに)

久しぶりに疲弊していたな…。

世の中WEBデザイナーもオンライン秘書も溢れている。
正直誰でも出来る仕事になってる。私が出来るレベルは限られていて、それでもいいよと言ってくれる人としか仕事はしないようにしているんだけど、時々馬が合わないクライアントに当たってしまって。やらかしておりました。

専門用語はわからないけどさ

丁重にお断りした相手が、後からこんなことを言ってきた。
WEBサイト上に挿入している画像がほしいと。
どれかわからなくて、聞き返したら、「専門用語はわからないけど、そうやって言うんでしょうか」って。急に低姿勢になったのはなんなんだ??
いやただの日本語だよ。挿入していた画像はガッツリ加工していたのだけど、もうどれの話かわからないので元データをお渡ししました。
頑張って加工してね。

一度やるって言ったものを出来ないとか、無理とか言うのは嫌いなのね。
私個人ブラック企業だし。時間無いなら寝ないし食べないし。
お金もらってるから、子どもが〜とか言わない。
だから、子持ちであることも既婚者であることも必要なければ話さないようにしている。ただ、対応時間だけ夕方〜夜は返事おそくなることあるというのだけ伝えていて。即レス出来ないときも正直ある。
運転してることもあるしさ。

いつまで駆け出しやってんだよって時期の出来事だったので、今は私の中ではとっくに対策も出来ているし、もっとうまくやれたなーって思う。
ただ、ここ最近もうデザインを仕事にするのは一旦やめようと思ったタイミングで、当時のことをふと思い出してムショーにイライラしたので、まとめました。笑
あ、ちなみに私が作った画像もそのクライアントにはダサいって言われたりした。口癖だったんだろな。「気が変わったから変えたい」=「やっぱダサいからそれ変えて」って言うし。一度これにします!って言ったものでも「改めて見るとダサいよね???」とな。いや、知らん知らん!!!

確かに私も超ハイセンスではなかったよ。でもそこまでダサいていうなら、私じゃなくてよくない?って正直思って。当時嫌だったけど、夫(本業会社員のバキバキデザイナー)に添削してもらった。私が根本的に悪いのなら、勉強し直そうと思って。でも夫に言われたのは「そんなダサい言われるような変なものではないけど、なにか気に入らないんだろうね」だそうで。あれ、優しいやん。
いちいち文句言わなきゃ思ったデザインが出来ない相手なら、変えたほうがいいよ。不毛な時間…。いびりたかったんかな…。

デザインに正解はない

デザイナーの夫と散々揉めたときも極論答えはこれ。
デザインに正解はない。
目的を果たすことが出来たデザインが答えだ。そう、結果論。
デザインはアートじゃない。だから、きれいなデザインがいいかと言えば、そればかりではない。ダサいからこそ目を引くときもあるし。
視線誘導が〜配色が〜余白が〜とか言うのはあくまで基礎の話。

目的がどこなのか。何事も全てはここだ。
当時のクライアントと揉めていたのは、会社紹介のページだった。
会社の取り組みをどこまで出すのか、どこを打ち出すのがいいのか。
それを選ぶのはあくまでも会社だよ。どんなお客さんに来てもらいたいの?っていう事業計画みたいな話になってくるわけよ。
だから、駆け出しとかマーケティングわかっていないWEBデザイナーが、中小企業のコーポレートサイト作るなんて軽はずみにやったら駄目よ。
サイト制作にいくらかけて、そこからいくら生み出せるのか。そういう話ができるようにならないと、WEBサイト制作なんてこわくてできん。
(ぶっちゃけると、そこまで考えてサイト作る気がある人はちゃんと作れる人に依頼してるから、形だけ〜枠だけ〜とかいう人もたくさんいるのは確かよ。だから、作るだけでいい、あるだけでいい、いずれまた作り変えるみたいな人ならいいのかもね??しらんけど)

私がデザインの仕事やめようって思ったのはこの辺もある。
費用対効果どうなんだろうか?例えば。15万でサイト制作したとする。
高いか安いのかは置いといて。
このサイトで価格以上の制作した価値を生み出せるのか?を考えてしまうようになってしまって。そもそも、そんなの求めてないからって言われたらそれでいいのよ。そういうお客さんもたくさんいた。
誰かのサポート業務をするというのは、結局その人の経営を助けることになって。フリーランスでそこをやっていく、お金周りが直結する話をしていく…それってもう…肩の荷が重い!!!おもすぎる!!!
(※ゴール設定により、何のために作るのかで良い。ただ、やるならマックス出来る自分になりたい、と考えるようになったという話です。)

ただ形を作るだけ、どれだけ線引してもそれじゃ疲弊する。そこから考えたのがマーケティング考えたWEBサイトを作ることだった。
でも、自信持ってGO!っていうのが全くできなくなって。もちろん時間もかかるしさ…。
誰かの困りごとを解決できる、私の知識で誰かの役に立てる。そう思ってやってきたけど中途半端にマーケティングやってても全然役に立たなくて。
数字がまだ弱すぎる。フリーランスに数値を共有してくれる会社も少ないけどね。WEBサイト制作、範囲広すぎ問題!
そしてフリーランスって、どこまでいってもなかなか信用されないねえ。

そんなわけで。闇落ちしていたけど、時間経過とともに、復活して今に至ります!

悔しさをバネにしたら良かったのかもしれないけど、バネにならずに闇落ちだった。
ちょっとWP操作ができても、画像制作ができても、私の仕事ってこれじゃないかもなと気づけたのでした。
ま、それキッカケで働き方の見直しも考え始めることができて、今こうやってまた舵を切るところまできたし。全部が踏み台です。
憧れと、好きと、出来る、得意 全部似て非なるもの。
見極め大事!!!!!人生1度きりですから、くだらん奴に潰されてたまるかー!

フリーランス主婦の戦いは続く…
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