時給100円のフリーランス

フリーランスで4年目になりました。私は何屋なんだろうか。
最初の頃こそ、気持ちも前向きにオラオラ！ってしてた。
今はもう「スン。」です。極力ブレずに、いかに毎日安定出力をしていくのか。安定的に働くことに全集中。ノイズは入れない。
フリーランスは時給換算が難しい。制作する系の仕事だと、どこからどこまでが就業時間なんだろうか。
ある時、これは仕事だよね、と思う時間で時給換算してみたら100円代で笑った。会社員時代にもこんなことはあったので、私の中にはブラック企業で働く血が流れているのかもしれない。個人ブラック企業だなぁ。
早くWHITEな会社にしよう。今日は時給１００円の頃の話。
ただの主婦がフリーランス生活を奮闘している話です。

本を読めばたいていのことは書いてある

大金叩いてわかったこと。それはありとあらゆる起業コミュニティとかで教えていることは、だいたい本に書いてある。
最近出ているマーケティングとかの本は昔の本を今風にしたり、わかりやすく噛み砕いているものが多い。もちろん目新しいものもあるし、私が知らないものもたくさんあるから。あくまで私調べ。

起業初期に買った神田さんの本。当時は全然理解できなかったし、何度も読む気にさえなれないくらい、「なんか胡散臭いなぁ」なんて失礼なことを考えてしまうくらい私はアホだった。最近とある人におすすめされたのがまた神田さんの本だったんだ。「え。その本、持ってるわ。」
あぁ一周回った。持ってたのに、使いこなせていないってことだ。
武器は手の中に全部あるんだなって、改めてその時感じたんだ。

じゃあ、なんで起業コミュニティが流行るのか。
実践ベースの話で、より具体的に教えてくれる人に教わったら最短ルートで学べるから。
もしくは、本読んでもわからない。
あとは、本という選択肢がない。
…みたいなかんじ…？何も考えないでとりあえず起業塾とかコミュニティって入ったほうがいいのかな〜みたいに行く人多いのかな。情弱はほんと気をつけたほうがいい。情弱は自分が情弱だって気づいてないから、私は常に情弱だろうと思って、基本的に全部疑ってかかっている。嘘まみれの社会だからこそ、見極めるとき、決断するとき、この人なら騙されてもいいと思えるのか。みたいなところかな…。何度経験してもお金払うときって悩む。

自分の見た目が嫌だった

私は見た目コンプレックスひどくって。
顔バレどうこういう前に、顔も声も姿勢も全部嫌いの塊だった。
だから、自分で発信しよ！とか言われても全然前に出れないって気がついて、裏方ばっかりやっていた。
そしたら自信ない風に見えるのかな。なんかおかしいんだよ。毎回じゃないけど、時々私をものすごく下に見る人が現れる。「教えてやってる」みたいな言い方をしてくる人。「こういうの知っておいたほうがあなたのためになるから」のような、人生の先輩なのか？上から目線の人が居る。

売上が高い人は偉いのか？そういう人は私の知らない事を知っていて、それを知らない私が無知で…？なんなのか？何を求められているの？？？
違う人間なんだから、知ってるも知らないもあるし、なんかこう…知ってるって…偉いの？？？

お金いただき、仕事する、そういう立ち位置のつもりで、誠心誠意応えようと思っているのに、なんかやりきれない感じになる。仕事与えてやってるんだから。なんて風に見えてしまう私は歪んでいるのか。
進め方も雑で、「いい感じにして」と。で、たいてい文句でる。
判断基準の線引き、情報共有のためのデータ作成、期限決めた、あらゆる工夫をしたけどわかり合えなかった。
あなたの頭の中なんて、申し訳ないけど私にはわかりませんよ…。

私はあなたが知らない事を知っているけど、その事実を知ろうともせず、自分が知ってることをあたかも私が知らないかのような、「あなたこれ知らないでしょ！このくらい知っていないとだめね」と。「あなたどうせ売れてないでしょ。たいして売上たってないんだから」と。
あなたの売上は知りませんが、売上が低い人は雑に扱われるんですね…。
ちなみに私、他にも仕事あるんで…別にあなたの仕事なくても大丈夫なんで…。
そーっと逃げました。いやぶっちゃけ時給100円だからさ。その先にわりと大きめな仕事がいくつかあるのはわかっていたから、そっちにつなげたくて頑張っていたのだけど。あまりにも扱いが酷いので、サヨナラしました。

せっかく嫌な上司や同僚から絡まれるのを回避するために在宅にしたのに、これじゃ意味ないわ。

強く見せたい。

そんなこんなで。
なんか自信持てない私は自分のアップデートを始めたのね。
１）知識を詰め込み、知ってる事を増やす。
２）自分に出来ることを増やす。
３）チキンなので見た目を変える。

ある時メイクを教えてる先生に言われたのが「あなた、なんでもできそうなのに、どうしたの？」と良さを認めてくれた。なんでもよく知ってるね。いろいろ見て考えてるんだね。
たくさん褒めてくれて、応援してくれた。
とあるクライアントさんは、「あなたと話してると、いつもアイデアすごく浮かんでくるから助かってるの！またよろしくね」って言ってくれる。

ああ、こうやって私を見てくれて評価してくれる人も居るんだな。って嬉しかった。

「置かれた場所で咲かなくていい。」
好きな作家さんが言っていた。無理だなって思ったら動けばいいし何度でもやり直したらいい。人生は自分の決断で作られてるんだから。

そうかーって思って。別にいいや。またやり直そうかな。
自分の弱さがどこかに出てしまっている。何なんだろう。
芯のある、軸がブレない、強い人になりたかった。

そう。私が課金地獄に走ったのは、こういう出来事の影響もあるのかな。
知識は誰にも見えない、誰にも奪われない。必要なときに使うためにつける知識もある。ただ、そういう私の思考を振り回してくる人のそばには居たくない。

得た知識を使うのは、悩み相談されたとき。引き出しが多いからこそ、一瞬でその時必要な答えを導けることもあった。知識は自分の自信になって、それが少しずつ自分の強さに変わるってる。メキメキと鎧が出来てきている。
種は充分蒔いた。あとは花開くんだ。そのための準備をする。

最低賃金の職場

久しぶりにバイトに行ってます。あ、ここは私の最低時給より10倍くらいあります。笑
初日を終えて、思ったこと。「人に出会わない仕事は気持ちが楽」お金の管理こそあるけども、ほぼ人に感情を動かす必要がない職場なので、笑顔で大きな声で挨拶！とかもない。マニュアルもほぼない。能面のような店長が淡々とやる仕事を横で聞きながら覚える。ゆるい。保険事務や大手で働いたことがある私にとって、そこは個人経営か？と錯覚するくらい緩かった。

突然潰れても仕方ないな。そのくらいの気持ちで。
ここは私にとって、精神安定剤として存在しているところ。
頭を使わずに仕事が出来たらラッキーと思って応募した。
案の定、一人思考出来る時間が多くありそうな感じです。流石にスマホいじったりは出来ないけど、全然いい。メモ帳あればなんか書けるし。座っていることも出来るし。別に掃除したっていい。動いていると気が紛れる。無駄な時間過ごさなくて済む。
バイトの最低賃金も1000円超えてて、物価高だけど、なんか時代変わったなと感じる。高校生のときは時給800円とかで喜んでいたな…。

いい人で居なくていい。

とあるクライアントとの仕事を終わりにしたとき。。
無理なもんは無理で相手に納得してもらうには、それなりの理由で一発OKがいいわけで。

よく会社サボる人が親族の葬式って年に何回あるんやってくらいの嘘をつくけども、会社は、葬式なら仕方ないね。ってなるわけよね。

それと多少似ているし、無理があるとしても逃げるときは力付くで逃げてもいいんじゃないかなと思う。
しがみつかなくていいのよ。仕事は他にも山ほどある。
そういえば、2年前にもそんなことあったな。年単位で信頼関係を築いてきても、終わるときは一瞬だ。相手に雑に扱われ始めたら無理。
色々手放すときが来たと思って、一度スッキリさせることも必要。

そんなわけで、私が逃げたときに相手にお伝えしたのは、あくまでも私が悪いの一点張りで相手はせめないし評価もしない。物理的に作業ができなくなりましたで終わりにした。
そもそも当時のクライアントさんと契約書をかわさずに仕事を始めてしまったのがいけなかった。

「契約書作らせてくれないクライアントからは逃げろ」初期の頃先輩が言ってたな。「どんなにいい人でも契約書ない人と仕事したらだめだ。」
目先のお金に目がくらんでいた私が悪い。仕事くれるしこの先にも仕事あるかもしれないし？ただ、尊敬できない、人としての尊厳が消えた相手とは付き合いたくない。

そういうときは心病む前に逃げよう。

何度でも、なんどでも。

そんなわけで、とあるクライアントから逃げたときの気持ちがくすぶっていたので、ここで成仏させます。わりと前の話だけど、なんか引きずっていたんだよね。結構、最後暴言多かったので。
クライアントワーク続けてて思う。
いいクライアントばかりじゃないのはわかっている、けどやっぱり相性悪いとしんどいね！男性も女性も色々だわ…。

紹介で繋いでいるせいだと思うんだよね。何でも屋になるから、広く浅くの知識と技量になってる。出来ることをもっと増やそう。手を動かすんだ。
そして、いちいち小言を言う人間には絶対にならない。
自分を「おせっかい」だなと思うことがあったけど、おせっかいほど相手を不快にするものってないね。もうやめよう。自己理解をしたとき、おせっかいなところは自分の長所にもなるかもという話があった。
でも、こんなの自分の良さでもなんでもない。
「相手が求めていないおせっかいは絶対にしない」

色々と考えさせる出来事でした。

いろんな働き方があるけど、自分でお金を生み出す力をもっとパワーアップさせよ。6年かけてここ鍛えていこう。

バイト速報

週2で1日5時間で月4万稼げるのは、まあまあ精神安定剤だよね。
という職場に出会えて。
店長に聞いてみた。
ﾜｲ「夜枠募集だったのに、私が昼間に入って、シフト大丈夫なんですか？」
ﾃﾝﾁｮ「昼間の人が夜にしてもいいって言ってくれたから大丈夫。よろしくね」

とな。今回夜枠の募集だったのは私も知らなかったんだけど、「昼間しか無理！土日無理！長期休み無理！」というわがまま謎のフリーランス主婦を採用してくれた。ありがたやありがたや。
能面だけど、合理的な人なのかもしれないな。感情が皆無で助かる。
淡々としてるほうが、こちらも変な頑張りがなくていいから楽だ。
「トラブルは起こってから対応すればいい」「無駄に心配しなくてい」「客になんか言われても、なんか言ってんなー」って思っていればいい。
能面店長、いいな。（え）

フリーランス主婦の戦いは続く…
最後まで読んでいただいてありがとうございます！！！相変わらず長い。
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