月星座ってそんな重要か?「子どものホロスコープ」
ホロスコープの10天体には、それぞれ年齢域というものがあって、
年齢によって影響のある天体が変わってくる。
こんな感じで、俗にいう「今日の星座占い」で使う太陽星座の影響が出てくるのは、実はかなり大人になってからだったりする。
なので「ウチの子(5歳)3月生まれだから魚座でしょ?魚座ってどんな子?」と聞かれても、なんとも答えられんというわけです。
だけど「じゃあ月の領域である0-7歳はちょうど未就学児の年齢なので、月星座を見ればいいですか?」と聞かれると、それもちょっとどうだろうと思う。
月は性格(先天的な性格:キャラクター)で、絶対安全領域の中で現れる自分自身の性質を表している。
水星は情報伝達(コミュニケーション)で、自分自身の絶対安全領域からちょっと出て、他人とコミュニケーションをとろうとするときに発達、活躍する性質。
そう考えると、家の外に出て自分以外の自分に近い人間とコミュニケーションをとり始める幼稚園の年中さんくらいから、グラデーション式で水星の影響が出始めていると思う。
というわけでこの年齢のお子さんの星読みでは月星座もそうだけど、月と水星のアスペクトをみるのが大事かな、と思うわけです。
「月星座○○座はこんな性格」
「水星星座○○座はこんなコミュニケーション」
など、これらは調べればたくさん出てくるので、どこかしらで情報を入手してもらうとして、
ここからは私が実際に見て来た子供たちの月と水星のアスペクトの話をします。
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月火の女の子がいたんですけど、保育園に入る前は、言葉よりも先によく手が出てたんすよね。
(火は他者とくっつかないので、月火のお子さんはお母さんと手を繋がなかったり、あまり会話をしなかったり、自我が強かったりするのかもしれない。)
でもその子が保育園に入ると、だんだん手が出ることがなくなって、落ち着いて、しっかり話も出来るようになった。
そして現在は小学校の中学年なのだけど、こっちが人生相談したくなるくらい達観している。
これは彼女の月と水星のアスペクトがソフトで、尚且つ火のエレメント同士のトライン(120度)だったからだと思う。
感じることと伝えることの間にノイズがなくスムーズで、火の領域の中(自分自身の中)で上手くまとまっているって感じ。
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月が風の男の子は、赤子のころから口達者。いろんな言葉を上手に操り、コミュニケーション能力に長けているので、それはもう「おもしろい子」だった。(小さい子が大人並みに喋ると面白いじゃないっすか)
けれど、幼稚園に入ると、あまり喋らなくなったんですね。
周りの空気を読んで言葉を飲み込んだり、言いたいことが言えなかったりして溜め込みがちになった。
彼は月と水星が90度のハードアスペクトで、性質の異なるエレメント同士のため、葛藤が生まれやすい。なので、感じたことをそのままアウトプットすることが出来ない状態なのだと思う。
感じたことをそのままアウトプット出来ないとはどういうことなのか
まあ、そのままの意味ではあるけども、大人だってそういう性質を持った人はいるし、逆に感じたことをそのままアウトプットしないことで生まれる素敵な伝え方や表現があるので、必ずしもこれが悪いことではないのだけど、主に月と水星の年齢域であるこの時期の子には、まだそれも難しいだろうと思う。
そう考えると、月と水星がソフトアスペクトの子は、幼稚園、小学校、中学校の時期は比較的スムーズな行動が出来るよね。
特に月と水星がコンジャクション(合)の子は感じると伝えるがセットなので、子供時代には得な気がする。
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ちなみに例にあげた月風の子はうちの息子なのですが、今のところ「公私をきっぱり分け、絶対に仕事は家に持ち帰らない敏腕サラリーマン」みたいになってる。
それはそれでカッコいいけど、親としてはもうちょっとこう、素直に言っても誰も怒らんぞ?という心配と、なぜそうなっちまうんだろうなという不思議さがある。
つまりここまでで何が言いたいかというと、幼稚園、小学生くらいのお子さんをお持ちの方で
「何でこの子はハッキリモノを言わないかね?!」
「この子は後先考えずに発言する」
とか、お子さんに対して思ったりしてる方は
「月星座○○座はこんな性格です」を見るよりも、月と水星の状態で見ると簡単で分かりやすいかなって。私はそう思う。
なんにせよ、それが個性だということはわかってあげて欲しい。
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