見出し画像

月の欠損 『月の教科書』について思うこと

月の欠損

※月の話なので、敢えて主観的、感情的に語ってます。


最近、月の無意識って怖いなって思うことがよくあって、月に囚われてるとき、人って無意識に月のキーワードを口にするんだよね。王様のブランチの買い物の達人だったらNGワードで全額没収されるんじゃないかってくらい、それはもう頻繁に口に出すの。

でもご本人は「私、そんな話してました?」ってびっくりするの。
だから私も「してたよ。あ、数えてたら良かったね」って笑ったりしてる。

でもそれって自分もなんだよね。

実はここ最近、めーっちゃ悩んでたの。一人で。それもね、結構悩んでた。
もともと私は友達に愚痴はこぼすけど悩みは相談しないタイプで、だから独りでずーっとモヤモヤし続けてたんだよね。

でもやっぱ抱えきれなくなって、タロット占い師の友人に相談した。そしたらさ、友人が曇った顔で言ったの。

「ねえ、やばいよ。月のワードめっちゃ出てきてる」

自分でも10回言った辺りで気付いたから、指摘されて頭抱えちゃった。

やっぱり月のループにハマっちゃってたかぁ~って。
これ、ハマるとなかなか抜け出せなくてシンドイんだよね。


月っていうのは追いかけたところで辿り着く先は無なんだよ。

仮に何かを得られたとしても、それは一時的な満足に過ぎなくて、もっともっと!ってなる。月に狂う。ルナティック状態。

それが上手く太陽とリンクしてればいいんだけど、月だけを追い求めて動いてると、ふとした瞬間「こうまでして俺が手に入れたかったものはなんだ。なにも、ない……」って四魂の玉を手に入れたあとの奈落みたいな絶望感味わっちゃう。(先日犬夜叉全56巻一気読みしました)

そんなわけで、ここ最近、私自身も自分の月にだいぶ振り回されて、かなり苦しい思いをしていたのよね。

だからね、マドモアゼル愛先生の『月の欠損(月の教科書)』を改めて読み返してみた。



まずそもそも月星座ってなんだって話をちょっとするけど、最近じゃ太陽星座と並んで表舞台に出てきているので知っている人も多いと思うアレ。

「ずばり月星座は本当の自分です!太陽星座がしっくりこない人は月星座を見てみてね」っていわれてるソレです。

月星座って本当の自分を表すんだって。

でもマドモアゼル愛先生はこの月の欠損理論の中でその真逆のことをおっしゃってるんですよね。

「月星座は本当の自分ではありません」

本は2021年に出されたものなんだけど、これがトイストーリー4並みに賛否両論分かれてて、各所でちょっとした物議を醸したり醸さなかったりしたんだよ。

ご本人もYOUTUBEで仰ってたんだけど「私の月の欠損理論を受け入れられない方は多く、そういう方達は月について酷く感情的になるんですよね」って。笑


月の欠損ってのは

太陽牡羊座は自分があるが、月牡羊座なら自分がない
太陽牡牛座は金があるが、月牡牛座なら金がない

っていう、けっこうハッキリぐっさりばっさりな話から始まるもんなのね。

そんでもってこの本は愛先生の愛(ラブ)がね、ちょいと伝わりにくい書かれ方をしてるみたいなんです。

個人的にはこの本に対して感情的になって批判しているのは風星座の方が多いのかなと思っていて(ソースはレビューと私の周りの反応)、それは多分、言葉を言葉のまま扱うから余計に鋭利なものが月という柔らかい部分に刺さってしまったんじゃないかな、と。

タロットでいうとソードの3。ハートに剣がグサグサ刺さってる感じ。

で、風星座さんなんでその突き刺された剣を抜いて振りかぶって「私は月○○座ですが、そのように思ったことはありません。なぜなら会社ではうんたらこうたらで、どうのこうので、ぱっぱらぴー」みたいにラップバトルのゴング鳴らして言葉の刃で交戦。やはり風星座さんは言葉がよう出るなぁ~すごいなあ、と関心するわけです。

んでね、なんでこんなにも月の欠損にクサクサする人が多いんかなって考えたの。3年くらい考えたの。未だに正解にはたどり着けてないけど、とりあえず昨日思ったことを言うと

月ってのはやっぱセンシティブなのよね。

ちょいと話が脱線するけど、こないだ友人Aから「一緒に同じアイドルグループの推し活をしているママ友がいるんだけど、その人、私の推しだけ毎回ディスるの。自分の推しは褒めて、私の推しが出たときばっかり嫌なこというの。もう一緒に居るの疲れてきちゃった」という話が出た。

それを聞いてた友人Bが「そんなの気にしなくて良いよ。相手だってちょっと面白いかもって思ってペラペラいってるだけでしょ。気にするだけ無駄だよ、楽しく推せば良い」って。

うーん、言いたいことは分かるし、Bさんならそういうママ友とも仲良く出来ると思う。でも実際この子は悩んでいるわけだから、気にしなきゃいいで済ませられる話でもなのかなって思ってね。

だから「Bちゃんは、ママ友と娘ちゃん達の発表会見に行って、その人に”うちの子まじ天使~。でもBちゃんの娘ちゃん衣装似合ってないね””Bちゃんの娘ちゃん踊り変じゃない?””あ、ごっめーん今の冗談だよ。ちょっと面白いかもって思って言ってみたの。気にしないで楽しく観ようよ”って言われても気にしないこと出来る?」って聞いてみた。

めっちゃキレられた。

だからね、つまりはそういうことなんだと思う。

推しも子どもちゃんもその人にとってはとても大切なもので、それを冗談だとしても悪く言って欲しくない。傷付くしモヤモヤするし、キレる。


月っていうのも、そういうものなんだと思う。

特に「月星座は本当の自分なの」って思い込んでいる人が「月○○座のあなたは無能です」って言われたらぐさっとくるだろうし、反撃したくもなちゃうのかもなって。

ちなみに私はこの月の欠損理論で「あなたには○○がありません」ってはっきり言ってもらえて救われた側の人間なので、どの内容にも納得がいく。

もともと自分の月星座嫌いなの。デトリメント(障害)だし、土星もタイトな合だし、本当にシンドイくて。だから「月星座は本当のあなた」っていわれると辛かった。出来ないよ~、無理だよ~、って泣いちゃう。今もそれに嵌って絶賛苦しみ中だしね。

だからねえ~月の欠損の話したくなるんですよw

これね、相手に合わせて「欠損」の伝え方を変えるともっと良く伝わるし、救われる人も増えるんんじゃないかなあと思ったりしてるんだよね。ご要望があればお伝えするので公式ラインからご予約下さい(宣伝)


それとねタロットでは月は迷いとか幻想とか、割とネガティブなワードが当てられるのに対して、占星術では本当の私、才能、過去世から引き継いだ能力、とポジティブなワードも並ぶんだよね。

だからなんか、良いもののような気がしちゃう。
まあそれも幻想なんだろうけど。

でもね、月の無意識ってのは無意識が故に常にそこにあるもので、それがあるからこそ何か良い方向に繋がることもあるとも思うんだ。

先日、月天秤座ー太陽蟹座の方が「どうしても苦手な人がいるんです。どう仲良くしたら良いか分からなくて、どうしたら良いと思います?」って言ってて、これはとても月に引っ張られているな~と思った。

そもそも太陽蟹座って、まんべんなく人とお付き合いできるサインじゃないじゃん。身内か敵。好きな人か嫌いな人。

好きで繋がった仲間で集まって心地良いコミュニティでわいわい楽しむのが蟹座のサイン。

天秤座は感情を絡ませず人と人との関係を築くサイン。バランスなので公平性とか対等とか、理性の秤で判断して相手とお付き合いする。

簡単に言うと感情ベースの蟹座の人付き合いと理性ベースの天秤座の人付き合いは別物で、蟹座に天秤座のようなことは出来ないんだよね。そしてその逆も然り。

でも今回の彼女は太陽蟹座でありながら、いろんな人と対等に、それも自分のモヤモヤした感情は見ないふりをして繋がろうと考えて、でもそれが出来なくて悩んでいるわけよね。

感情ってのは水星座の私からしたらめっちゃ重要なのだけど、昨今の世の中では軽視されがちなものだと思うの。

なのでこの感情をベースにしないようにしたいっていう彼女の思いは、一見するととても素晴らしいマインド、行動に見えるかもしれない。けど、これが太陽蟹座の発言だと考えると、これはもう月に振り回されているような状態だと私は思う。

なんでかっていうと、自分の目指す蟹座コミュニティの中に、不要なエネルギーを取り込もうとしているから。

もちろん、それが全て悪いとは思わないよ。そういう月を持っているおかげで、本来狭いところでわいわいする蟹座コミュニティが広く大きくなる。そして実際彼女はいろんな人と上手にお付き合いできるし、何かするとなるとたくさんの協力者がいる。「これだけ人を集められるのは人徳だよね」と言われていることも多く、それは全て併せて彼女の才能であり、長所だと思う。

……というわけで、良くも悪くも月ってのは本当に解釈するのも伝えるのも難しい天体だと思うの。

でもね、悩みって月が弱っているから生じるものでもあるんだよね。

だって太陽が生き生きしてるときは前に進めているじゃん。太陽の道を進む上で当たる障害ってのは土星で、それは明確な課題として攻略させるべく目の前に立ちはだかると思うの。

でもそうじゃない漠然とした不安やモヤモヤは自分の内側から出るじゃん。だから結局ね、前に進む足を止める原因は「月」にあるんだよね。

「自分にはない」「でも、あるように見せてくる」から、気にして悩んでしまう。

そうなるとさっきのママ友さんの例じゃないけど本人が気にしていることを「気にするな」といわれても無理だと思う。

「気にするな」って私もよく言っちゃうけど、クソバイス(クソなアドバイス)だよね。パンがないならお菓子を食べたらいいじゃんくらい趣旨のズレた助言なんだよね。

気にしている人に必要なのは「気にするな」って言葉じゃなくて「気にしない方法」を考えることだよ。


そこでご紹介したいのがこちらのYOUTUBERさん。 元専図のついりさん。



彼はマドモアゼル愛先生の「月の欠損」と、「月光反転法」をとても分かりやすく解説してくださっています(敬語)

愛先生もご自身の動画で「彼はとても上手にそして完全に私の理論を理解して、みなさんにわかりやすく優しくお伝えされています」と仰っていました。

月光反転法っていうのは、「月○○星座は本当のあなたではありません」に対する問い「じゃあ本当の私は何?」の答えのようなもの。

「本当のあなたの月星座は180度の位置にあります。月牡牛座のあなたは反転月天秤座です」「月の光を反転させることによって無意識を意識化させて太陽にもってく」ってのが月光反転法。

ちなみに180度は反対側

牡羊座ー天秤座
牡牛座ー蠍座
双子座ー射手座
蟹座ー山羊座
獅子座ー水瓶座
魚座ー乙女座


もちろん愛先生の本にも書かれているんですけど、でもね途中で腹立ったり悲しくなったりして挫折しちゃった方たちは、「そんなのあった?」って思うかもしれない。あったよ。

だので、こちらのついりさんの動画も合わせてお勧めしたいと思った次第です。

もちろん本も読んで欲しいよ。

でもね、ついりさんの解説がね、これまたまたおもしろいんですわ。

話し方もね、だる~ん、ふわ~ん、んふって感じのおっとり系でね。お勧めは1.2倍速です。

私も今回、愛先生の本を読んだり、ついりさんの動画を見たりしてね、自分の月星座、反転星座について改めて考えましたよ。

それについてはまた今度書いたり……書かなかったり……うん、書かないわ。私の書いた自分語りnote見るよりついりさんの動画を観る方が断然面白いので、興味ある方は是非ご覧になってみて下さい。

水星座さんなのでとてもマイルドでえっちな感じです。

水星座さんなのでとてもマイルドでえっちな感じです。

水星座さんなので……もういいってな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?