店舗・施設・大きな吹抜けで注意すること
個人宅のカーテンがメインの仕事なので、大型案件ってあんまりないのですが、たまに店舗や施設、大きな吹抜の取付や吊替えの問い合わせがあります。
頻度が低いために都度慌てて調べまくるのですが、やっと最低限押さえておくべきポイントがわかってきたような気がするので書き残しておきます。
最低限のサイズを聞き取りして次に確認することって感じです。
サイズはまず最初に聞いてね。
①取付高さと足場
まず見に来てって言われた時点で速攻確認すべきなのが高さ。3〜5m高さになってくると見に行く時点で大きな脚立が必要なので、聞いてないと施工さんに怒られます。
そしてその大きな脚立を立てるスペースがあるかどうか。
たまに店舗で吊替えだから大丈夫と思ってたら、建築時についたものがその後取り付けられた設備や什器によって足場のスペースがなくなるというのは割とよくある話なのです。
あと全面ガラス張りの窓のロールスクリーンもスライダーが立て掛けられない、店舗什器があるのでタワーも組めない、と施工不可だったこともありました。
この辺、プロならわかるでしょ、って言われると辛いところなんですけど、インテルコーディネーターと違って店舗に縛られてる販売員ってよっぽど教育熱心な会社じゃない限り、全然現場を知らないままなんですよね。なので現場の経験値というより施工さんの叱責によってしか成長できない悲しさよ。
②搬入経路
例えば業務用バーチカルブラインドって最大巾700センチ製作可能なので、このサイズでできますかって聞かれた時に大丈夫ですって安易に答えると後で大変なことになります。
その取付を考えたとき、現場まで運ぶ施工車に搭載することができるかどうか、また室内への搬入経路は確保できるかどうか。地域柄戸建て住宅を対応することが多いと、すっぽり抜け落ちるのですが、マンションや高層階だとエレベーターにレール何センチまで入るのか。これも最初に付いてるとできると思い込んでしまうのですが、高層階のブラインドなんかは建築中にクレーンで搬入してしまうことも多いらしいですね。そりゃ後から付け替えるのは難しいわ。現地へ行かないとわからない事も多い点ではありますが…
施工車に載らないサイズで施工さんに怒られるのは私は結構あったので、初めから把握しておくといいかもしれません…
③撤去処分
これも意外と盲点。吊替えは確実に撤去と処分をどうするかが問題になるのですが、販売側は抜け落ちてて依頼者側は当然してくれるんでしょ、と思い込んでる場合が多い…
正直、家電の買い替えのイメージが強いのかな?と思うのですが、買ったものと処分するものがほぼ同じ家電と違って窓周りの製品って外したものが数倍かさばるので持ってきた車に乗せてそのまま持って帰ります、と言えないことが多い…
なので、撤去処分を受けるにしても、取り外したものがそのまま施工車に載せられるのか、という問題になります。
載せるのが無理なら、例えば金属のレールは外した現地で電動カッターにてカットしてなんとか…という方法もありますが、大きい音がするし鉄粉出るし逆にいいの?ということらしいです。
以上、個人宅に慣れ切った販売員が施設や店舗の対応する時に注意した方がいい点でした。
注意点っていうか、私が怒られてきた履歴ですね…確認抜けててよく怒られたなぁ……
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