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高遮蔽ブラインドの意外な製作制限
私、油断してました。
メカものには大体製作制限があって、大きすぎるものも作れませんし、小さすぎるものも引っかかる場合があります。
都度カタログで確認なのですが、長くやってるとなんとなーく感が働くというか、気をつける要所がわかるようになってきます。特に注意は新しい製品と新しい操作。ハニカムスクリーン、調光ロールスクリーンなど、操作でいくとニチベイのスマートコード式なんかは新しい操作方法で、製作制限が他と違うところがあるのでよく注意してみます。
そんな中で、逆に製作制限がかなり広いのがアルミブラインド。
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幅は(操作方法にもよりますが)17〜300センチ、高さは最大400センチと範囲がかなり広いです。なので、私今までブラインドの製作制限シビアに確認しないでいたら、あったんです、意外な製作制限が…
それはニチベイなら『セレーノグランツ』、タチカワブラインドなら『パーフェクトシルキー』、いわゆる「穴なしブラインド」と呼ばれる高遮蔽タイプのブラインドです。
昇降コードの穴が空いていないため、一番薄いところでパキッと折れてしまうというブラインドあるあるな破損が起きにくく、穴がないのと垂直に近い角度まで回転するため従来のものより遮蔽性が高いブラインド。既存のブラインドに不満を感じていた方の買い替えの需要も高い商品です。
この高遮蔽ブラインド、意外と細長く作れません。
具体的に言うと、
ニチベイ セレーノグランツの場合
幅65センチ未満の場合、高さ200センチ以上制作不可。
(余談ですが、この未満って表現するの、ニチベイだけですよね。
100円未満四捨五入、とかみるたびに小学校の算数を思い出します)
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タチカワブラインド シルキーパーフェクトの場合
幅595ミリ以下の場合、高さ200センチ以上制作不可。
となっています。
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つまりセレーノグランツだと65センチ以上なら400センチまで作れるけど、65センチ未満だと同じ価格帯なのに製作不可。
パーフェクトシルキーも60センチ以上なら300センチまで作れるけど、59.5センチ以下は同じ価格帯で書かれてるのに製作不可なのです。
価格帯だけ見てるとぱっと見わからないのですが、下の小さな文字でこっそり制限が書かれてるところが見逃しそうで怖いです。
スリット窓と呼ばれるような細くてながーい窓に高遮蔽タイプのブラインドは付けられないんですね……
普通のブラインドと構造が大きく違わないと思っていたので、思わぬ製作制限にちょっとショックを受けた発見でした。
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