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ブラインドの風通しってどうなん?

窓まわりのご希望を伺っていると、かなりの高確率で出てくるワード。
「これ、風通しってどうですか?」

地方だからなんでしょうか?窓を開けたいご希望が多い。
難しい質問だと思ってるんですが…どうですか?すっごく風通しがいい商品って難しいです。
ぶっちゃけ各アイテム、風通しってどうなん?について思うところを述べてみたいと思います。


ロールスクリーン

今や公式にカタログで注意されてるロールスクリーン。

TOSO『コルト』カタログより

大きな掃出窓にロールスクリーンですっきりさせたいって言われた時に、真っ先に注意点として伝えてるのが、やっぱり風通し。全面で受けるせいか、そこまで強風じゃなくてもあおられます。そしてその後ウェイトバーが窓枠に当たって結構な音が。

バーチカルブラインド

羽を回転させて光を取り込むので、風通しも良さそうに思われてるバーチカルブラインド。
しかし羽の1枚ずつにウェイトと呼ばれる金属状のおもしが入っているので、風にあおられるとバタバタと音がするのと、羽の向きがバラバラになってしまいます。メーカーでは裾にボトムコードなどをつけてバラつきを抑えることを推奨しています。

TOSO『コルト』カタログ

が、そもそも風にあおられてる状態のまま置いておくと、羽が回らなくなるといった故障の原因になるので、風を通すときにはバーチカルブラインドを開けた方がいいそうです。

ブラインド

羽の角度を水平にできるので風通しが良さそうなブラインド。
しかしこれも微風なら大丈夫なのですが、ちょっと風が強くなってくるとあおられてくるので注意が必要です。

TOSO『コルト』カタログ

やっぱり重さによるので、軽量なアルミブラインドはあおられやすく、木製ブラインドの方がもう少し安定感があります。
それでも風が通る方じゃないかなーと思ってるのですが、どうですか?

調光ロールスクリーン

難しいのがこれ……
レース状と不透明の生地が交互になった生地を昇降することで全閉と半開を調整できる調光ロールスクリーン。
メーカーのカタログには「光と風をとりこむ」みたいに書かれていて、確かにロールスクリーンよりは通ると思うんですよ。ただ、網戸くらい風が抜けるイメージでこられてるお客様にはちょっと待って!と言いたい。半分は不透明生地なんで風を受けちゃうんですよ。ということはレースの部分から全て風が抜ける、というよりは半分は風を受けちゃうイメージ。ロールスクリーンほどじゃないけどやっぱりある程度の風であおられてきます。

ハニカムスクリーン・プリーツスクリーン

見るからに風は通さなさそうな、ハニカム・プリーツスクリーン。下だけ開けると風を受けてあおられるのはロールスクリーンと同じ。上下を開けるアップダウンスタイルで多少通るかな……

ニチベイ『もなみ』アップダウンスタイル

ウッドシャッター、縦型調光ブラインドなど

風通しだけでいうと、ブラインドのようにあおられないノーマンのウッドシャッターや、羽におもしが入ってなくて1枚ずつ独立しているノーマンの『スマートドレープシェード』やタチカワブラインドの『エアレ』なんかはいいのかもしれないなーと思っているのですが、詳しく説明できないのは店舗で取り扱ってないのでまだまだ本当のところがわかってないからです……勉強不足ですみません!

結局最強はレースカーテン?

結局静かに風が通るといえば、レースカーテンかもしれないです。
風が吹いてあおられても静かだし、元に戻るし。

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