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広幅ロールスクリーンにトラップが多すぎる①

トーソー、ニチベイ、タチカワブラインドの一般住宅向けのロールスクリーンは、幅が200センチまでのものが多いです。これより幅の大きなものは「広幅(ヒロハバ)」と言って対応できる生地が限られてきます。
最近は大開口の窓や、間仕切りとして広幅のロールスクリーンの需要は増加傾向なので、そんな広幅ロールスクリーンの注意点をまとめてみました。

※各社の仕様は2022年8月現在のカタログに基づいています。

まずサイズを確認

ロールスクリーンの生地を見たいんですけどって言われた時点で、おおよそのサイズ聞いた方がイイ。巾200センチ以上なら広幅対応の生地しか選べないし、広幅の中でもサイズの制約があったりするので。
270センチまでなら各社広幅対応の生地ならできます。270センチ以上300センチ以下ならトーソーのフォルテループ対応か(生地2種類とすだれしかないけど)、ニチベイのプロチェーン式の中で3m対応か、タチカワブラインド広幅3m対応の生地の中からになります。

さらに面積㎡にも注意


サイズを聞いたら、特に広幅の時は高さにも注意。
ロールスクリーンには単純に幅と高さの制限の他に平米制限があります。
今までの経験だと、大きな間仕切りでこの制限に引っかかりやすい……なぜなら、6㎡上限が意外と多いのです。もし一間半(約270センチ)の開口の間仕切りを天井から考えていたとして、6㎡だと高さ220センチが限界。天井高240センチだと足りない、ってことも。
他にも遮光の裏面コーティング生地だと広幅でも平米制限が4.8㎡とか(ニチベイ)、同じ生地でも標準生地(洗濯できない)は9㎡までなのにウォッシャブル生地だと6㎡になるとか(ニチベイ)、本当に注意点が多い……別にニチベイのカタログに恨みがあるわけではないですが(笑)
一般住宅用製品だと300センチ×300センチ(9㎡)が今のところ最大でしょうか。

だいたい大事なことは、どこも小さく書いてます。


探してる人間からすると見出しに欲しいくらいなんですけどー
「フォルゼBC – 最大製作寸法4.8㎡につき注意」みたいな。
先の3社の中だと、トーソーのマイテックループは平米制限がないんですよ。わかりやすく間違えにくい。広幅対応の生地ちょっと少ないけど。

今日のまとめ

大きいサイズは幅・高さ・面積に注意。
これ、対で小さいサイズは比率に注意。って思っていて、機会があれば書こうと思います。
大きさの他に、操作方法も注意が必要な要素なのですが、今日は力尽きました……次回にまた。


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