救急搬送失踪事件!!? 一体全体どこにいるのですか?? その2
病院から心筋梗塞で救急搬送されたとの電話を受けた認知症のおばあちゃん、
当然、病院の名前も連絡先も覚えていません。
ある意味、行方不明となってしまったおじさんは、従来の奇行?のせいで親戚にはいわゆる変わり者として揉まれています。
去年の盛夏、おいしいビールを居酒屋さんでしこまたいただきご機嫌のおじさんは、
お会計を済ませて千鳥足でお店の外へ。
おじさんは居酒屋さんの階段を歩いて下りればいいものを、
「階段は3段ほどしかないから大丈夫」
と、思ったのか、
ウルトラマンよろしく上機嫌で「シュワッチ」と飛び降ります。
きれいに着地を決めたかったはずのおじさんですが、着地距離を誤ったのでしょう、
足首が伸びた状態で地面に到達、
160cmほどの身長に100kg近い体重を頑張って支えてきたおじさんの足首はさすがに「今度はムリーー」と、
「バキバキバキッ」と悲鳴を上げて複雑骨折、病院に救急搬送される大事件となります。
当然、長期の入院となりますので、事件を知ったご本家は親戚中に事件を開示、いつごろお見舞いに行くか等を相談しいてたところ、
数日後、おじさんのメッセージがご本家のラインに届きます。
「私に知らせることなくケガのことを第三者に話したのは、本人の許可なく個人情報を流失したことに他ならない」
「どうしてくれるのか!」
と、ご本家は叱責され、この事件で親戚のみんなの心はますますおじさんから離れます。
そんな事件がいままで何件もありましたので、
今回のおじさんの失踪事件に親戚のみんなは、情報をたらい回しにするばかりで、だれ一人としておじさんの行き先を探そうとはしません。
自分もこのままでも仕方ないと思うところもありますが、
やっぱり気になるので「どうしたらいい?」と家族に相談します。
家族も
「病院がわからない以上、どうすることもできないでしょう」
「あなたもずいぶんとひどいことを言われたことがあるからほっといたら」
「そのうち、また、病院から電話がかかってくるわよ」
と、言います。
家族が言う「あなたもずいぶんとひどいことを言われた」とは、
おそらく、おじさんが複雑骨折を治療中にどうしても、おじさんがおばあちゃんの家に行かなければいけない用事ができたときのことで、
おじさんの家からおばあちゃんの家まで片道500kmもある道のりをおじさんはギブスをしたまま運転して帰ると聞き、
事故など起こしてしまったらおじさんは自業自得と言うことになってしまうけれども、被害者の方に申し訳ないし、
なにより、おばあちゃんが悲しむだろうと、家族が「やめなさい」と言うのも聞かず
自分はおじさんに
「おじさんの家まで迎えに行くので、自分の車でいきましょう」
と、提案しますが、おじさんは即座に「お前らの世話にはならん」と断ります。
でも、ギブスをしたまま車を運転することをおばあちゃんが知ったら、おばあちゃんは生きた心地がしないだろうと考えると自分の気持ちを抑えることができず、何度もおじさんに電話をかけ、
そして、最後に
「どうか、迎えに行かせてください」
と懇願したとき
「あなたがこのことで何度も何度も電話をかけてくるので私は精神を病んで病院にいくことになりました。その慰謝料と
あなたのせいで車をやめて電車で行くことにしましたので、往復に駅の階段から落ちた等ケガをした場合はあなたに損害賠償と慰謝料を請求します」と言われて閉口したことを示したものだと思います。
たしかに、家族が
「放っておいたら」
と言うのももっともなことだと思いましたが、
こと今回はおじさんの生死に関わることだし、なんとかしてあげたい、
でも、どうしたらいいのかわからない。藁にもすがる思いで、インスタやFacebookにこの事件を
「どうしたらいいのですか?」
と題して投稿すると、Facebookの相互(相互にフォローしている人)さんから妙案を授かります。
その3に続きます。
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