1/24(金)福島清香(せいか)🌱あおせいちゃん推し活一直線‼️第5回 第3話「あなたは私のものですか?」の巻、その3
大阪から東京まで3.400円の超激安夜行バスはシートが狭くお隣さんとは仲の良い恋人よろしく寄り添うようにして座ります。
お隣さんは
ぐーーっ、すーーっ、ぴーーーっ
と、気持ちよさそうに爆睡中。
自分が右脇腹にウエストポーチを乗せて寝ていたのと同じように、お隣さんもバックパックを自分のお腹の上に乗せていて、自分のウエストポーチのすぐ横にあります。
さてはーー、
お隣さんのバックパックの横のポケットを触ってみるとアラーム音と同調して振動が伝わります。
ギャーーっ、これだーー。
「あなたは私のものですか?」
アラームは私のものからなっていると思っていましたが、お隣さんのアラームがなっていたのです。
自分はすぐに、さっき、咳払いや舌打ちをして無言の圧力をかけてくださった方々の方を振り向いて、
車内は真っ暗で見えないはずなのに、(犯人は私じゃないですよーと)ニッコリと笑ってサインを送ってから、
お隣さんの肩をトントンと叩いて起こしますが、お隣さんは起きません。
えっ?
お隣さんは
「ここで起きたら私が犯人ってわかっちゃうから、起きません」
と、言っているように、頑として目を覚ましません。
マジかよー🤣🤣
少しの間二人の攻防は続きますが、状況を打破するため怒られても仕方がないと自分は覚悟を決めて
寝ているお隣さんの頭を「パシッ」と叩いてお隣さんとは反対の方向の窓の方を見て知らんぷりを決めつけ、どきどきします。
頑として起きなかったお隣さんも頭を「パシッ」と叩たかれ、たまらなかったのでしょう。
「ハッ」として起き、周りをキョロキョロ見た後、
「あっ😱」と言って、バックパックのポケットの携帯アラームを止めます。
やったー、大成功だー🤗
自分はもう、おかしくって、おかしくって仕方がなくなり、
必死で笑いを堪えていると目が冴えて眠れなくなり、アラームが全くいらない夜を過ごしました🤣🤣
*最後まで読んでくださり、ありがとうございました🙇