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チェリーボーイズりゅーたん(Bass:坂本竜太)の裏側

久々のnote、そしてオタク長文である。

きっかけはここから始まった。

 りゅーたんこと、坂本竜太氏はスガシカオ、水樹奈々などのサポートミュージシャンとして、はたまた自身の参加するSPICY KICKIN'やDos LunaといったJazz/Funk/CrossOver Fusionジャンルのバンド活動を行い、全国を飛び回っている。
 オタクにとって知っている人で言うと中島愛のサポートもしていたりする。
 そんな坂本竜太氏について語りたいと思う。

1.何者か
2.水樹奈々ライブにおける存在
3.それ以外での活動
4.使用楽器

坂本竜太とは何者か

 水樹奈々ライブでは「りゅーたん」という愛称で呼ばれ、バンマス(チェリーボーイズのリーダー)として、演奏・MCをこなし、ベーシストなのにMCの上手さ、ダンスの上手さで知られていることは言うまでもない。
 そんな坂本竜太氏は、知っての通り一流のベーシストである。
 ただ、ベーシストでもL'Arcのtetsuya氏や(先日不名誉な名前の挙がり方をしてしまったが)RIZEのKenKen氏などといった有名なバンドの一メンバーというわけではなく、アーティストのサポートを生業とし、その傍らジャズ・フュージョンといったジャンルにおいて精力的に活動しながら、FIRE HORNSなど他アーティストへの楽曲提供(作詞・作曲・編曲)や弟子への指導などをされていて、あまり表には出てこない存在である。
 しかしながら、ベーシストの参考書ともいえるベースマガジン(通常ベーマガ)にはかなりの頻度で載っていたり、日本の音楽シーンに深く根付いている人である。

 しれっと宣伝しておくがFIRE HORNSの2枚目のアルバム「Sledgehammer Shout」にはホーンセクションで演奏される水樹奈々メドレーが入っていたりする、これまたすごくいい。

水樹奈々ライブにおける坂本竜太氏の存在

 ここの章は短く行きたい、なぜならばこの記事を読む人たちの多くは氏がどんな人でどんな行動をしているかは十分にご存知だからと思っている。

 もちろん例に漏れず、チェリーボーイズのリーダーであり、縁の下の力持ち。そしてナナラボやLIVE ISLANDタイマンコーナーで披露された通り艶っぽい音もなんのその、速弾きもなんのその、といった凄いベーシストである。
 そして2003年LIVE SENSATIONからサポートしている、水樹奈々という存在になくてはならない存在になっている。
 これは個人的な感覚なのだが、氏はとても礼儀を大事にしている。だからこそなのか、60代も増えつつあるチェリーボーイズの面々の中でずっと中心として動けているのかもしれない。
 そして彼女を昔からベタ褒めしている姿もちょこちょこ特集などで見受けられる。
 チェリーボーイズのメンバーは結成時点で既に重鎮ばかりだが、その中で元から一番キャラが立っている人ではないかと思う。

 笑顔も多く、よく観客を煽りながら飛んでいる。弾きながら飛んでいる。大体飛べるところは全て下手なオタクより飛んでる。
 最近ではちょーさんことパーカッションの福長雅夫氏と二人してチェリボコーナーを歌い、踊り、パワーアップしてきている・・。

水樹奈々ライブ以外での坂本竜太氏

 さて、本題だ。
 私はスガシカオライブには行ったことがないし、行っているライブというと、氏自身が活動しているDos LunaSPICY KICKIN'、そしてよく水樹奈々大阪公演の翌日に開催されているセッションライブ「Groovin' High」、そしてサポートで入っているFIRE HORNSぐらいなので、あまり多くは語れないが、それでも語らせて欲しい。

 氏自身過去にアルバムを出しているが、氏のスタイルの根底にあるのはグルーヴ、つまりノリのいい疾走感・高揚感といったところである。
 水樹奈々ライブの間のソロパートなどでもよく披露しているが、バッカンバッカンとパワフルに鳴らしながら弾く高速スラップや、高音域でのエモーショナルなタッピングによる速弾きなどはもちろんのこと、氏のプレイは見ているものを惹きつける。
 ジャズ・フュージョンってなんやねん?よくわからんわ!って人が聴いていても、その心地いい音の使い方に体がついついノってしまう。
 そして次第に上がっていくテンポにとても心地いい高揚感を得る。
 気になる人はYoutubeにたくさんそのライブ映像が上がっているので見てみて、ぜひ足を運んで頂きたい。
 チケット代も場所によるがライブハウスなのでそんなに高くはない。
(そこで出来た友人もいるし、スガシカオから来た人もいたりする。そして水樹奈々ファンの知り合いを連れて行ったら、「酒飲みながらりゅーたんの演奏を聴けるとかアドすぎる」なんてぼやいていた)

 ちなみにジャズにおいては、基本となるメロディは存在するが、間に楽器別のソロパートなどを用意し、そこでミュージシャンそれぞれが思い思いのアレンジを入れることが多い。
 言わば、その場がアーティストとしての自分のセンスや想いを表現するスポットだ。

 そして氏は結構お酒好きである、DosLunaやSPICY KICKIN'のライブ中よく目を凝らしてみていると、飲んでいるのはワインだったりする。がぶがぶ飲んでいる
 ライブ終わった後、会場を締めるまで話す時間や一緒に写真撮ってもらったりする時間があったりするのだが、その時点で結構べろんべろんになっていることが多い。
 飲みながら高音域まで歌うんだから凄い、結構喉やられてるけど。

 セッションライブ「Groovin' High」はあくまでホストメンバー5名によるライブで、そこに氏はじめチェリーボーイズのメンバーがゲストで参加したりする、といったライブである。もちろん観に来ているお客さんでも楽器経験者でジャズの定番曲を弾けるなら参加する時間帯もあったりする。

 自身も氏の水樹奈々ライブ以外での演奏を聴いて惹かれベースを始め、練習し、そのGroovin' Highでセッション参加したところ、その回のゲスト出演してたケニーこと北島健二氏、ゆたぽんこと渡辺豊氏とセッションすることになるという思いもよらない事態に頭が真っ白になったのは言うまでもない。
(ふと振り返ったらドラムがゆたぽんからケニーにバトンタッチされていたのにびっくりもした)

 話が逸れたが、水樹奈々ライブでもそうなのだが、かなりお客さんを煽るし、よく動く。とにかく動く。他のメンバーあまり動かないのに一人動き回る。あと笑顔が可愛い。なんだこの55歳男性、童心かって同姓から見ても思う。
 そしてファンサービスが良い。

使う機材(ベース)

さて、この章は少しマニアックになる。
氏のライブで使うベースはどんなものか、紹介したい。
※本人発表ではないものもあるので、間違いがあったとしても勘弁してほしい

水樹奈々ライブで使うベースは主に以下の4本だ。

1本目
これは何があっても外せない。
Fender:1964 PB(プレシジョンベース)
特徴:ヴィンテージで、氏と同じ年に製作されたベース。ベースストラップをかけるフックの近くに白いテープが巻かれているのが外見の特徴だ。
氏がリハ中に鳴らした映像がYoutubeにUpされている。


2本目
Fender:American Professional Precision Bass
特徴:綺麗な光沢のある赤のボディの4弦ベース。


3本目
AtelierZ(アトリエZ):Beta 5
特徴:綺麗な木目の5弦ベースで、LIVE FLIGHTの国内公演のDon't be longで使われているシーンが印象的。でも2016年頃からめっきり見なくなった(次に紹介する「軽いから楽でいいんだよ(本人談)」という理由で使い始めたベースに切り替わった)


4本目
Ibanez:SR300シリーズ(現行では白黒しかないので不明)
特徴:ボディが黒に近い紺色の5弦ベース、実際これ軽くてめちゃくちゃ持ち回りやすいのに、パワフルな音が鳴ります。ネックが5弦にしては持ちやすいとても触りやすいベース。

軽いから氏も飛び跳ねっぷりがすごい。

その他
 水樹奈々ライブ以外ではまた別のベースを使ってたりします。
 Dos Lunaで使われているのはCrews Maniac SoundのJB-2004だったか型番忘れましたが、カスタードクリーム色のジャズベース。
 それを見ていたので、KEY楽器がCrewsとコラボして作ったCrews KTR JB-01(https://www.musicland.co.jp/pb/ktr/products/jb01.html)を購入しちゃいました。
 SPICY KICKIN'の方ではサンバースト色のFender Jazz Base(たくさんありすぎて見当つかない)を使ってます。こちらもYoutubeの映像で見れます。

ちなみに氏の使っているイヤモニ(カスタムインイヤーモニター)はONKYO IE-C3、低音にスポットを当てたONKYOのIE-Cシリーズの最上位機種だ。

他メンバーの活動

 氏は水樹奈々ライブ以外で他のメンバーと一緒に演奏することはあまり少ないが、他のメンバーはメンバーでサポート活動などしながら、稀に下北沢などの方でこじんまりライブハウスでライブをしていたりする。
 (以前マーティンこと松永俊弥氏とケニーこと北島健二氏の還暦祝いライブ的なのも開催された→https://t.livepocket.jp/e/3w0h5)
 そしてそんなときは、まったく違う一面が見れるし、距離も普段ではありえないぐらい近い。
 ただ、願わくば自身の承認欲求のためではなく純粋に音楽を楽しみ、雰囲気を楽しむ場として一流のプレイに耳を傾けて欲しい。
 とても耳が幸せになるだろう。

 今日はざっくり4章で短く書いたが、何かしらこんなことが聞いてみたい!というのがあればツイッターの方でリプを貰えば書いてみたいと思う。

おしまい

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