東京女的生活 #014
[座談会 #06]池田美樹/弓月ひろみ/東 智美(ぴちきょ)
弓月:「失礼な人」って、いますよね。
ぴち:いきなり!(笑)
美樹:たとえば?
弓月:私の場合、初対面で名刺を渡した時に「タレントさんだなんて全然思わなかったです〜」って言われると「なにっ」て。disられてる!て(笑)
ぴち:なるほど(笑)そりゃ悪かったな!って思うね。
弓月:仕事のやりとりの中では、メールが慇懃無礼な感じのする人とか、「俺が上だ!」っていうポジションを誇示してくる人とか。
ぴち:そういう人は、こちらが嫌な気持ちになるのを分かって、やってくるよね。
美樹:私の場合よくあるのが、名刺交換しただけの人から「○○編集部の編集長を紹介してください」っていわれること。これが最高に失礼だと思ってる。
弓月:何故紹介せねばならんのだ、ってなりますね。相手の事も知らないのに。
ぴち:お前に何の義理があるねん、と。こちらを下に見てナメてるんだよね。そういう人は、安倍首相に電話して「オバマさん紹介してください」なんて絶対できない。
弓月:”義”の通ってない事は”失礼なこと”ですよね。それをシレっとしてくる人。どう対処します?
ぴち:ナメてるの分かってるから、笑顔で慇懃無礼に返す。
美樹:さっくりお断りするようにした。中途半端に安請け合いして自分の心を痛めないようにすることのほうが大切だな、と、あるとき思って。
ぴち:単純に、失礼な言葉を投げてくる人もいるよね。甘く見て。嵩にかかった物言いとか。
弓月:男性の集団の中にいると、私だけ名刺を渡して貰えない事があったり、目を見て話して貰えないこともあるんですよね。
ぴち:敬語使ってもらえない、とか、名前+ちゃんづけで呼ばれる、とか。
弓月:ありますね。(笑)たぶん、多くの女性が、この問題に突き当たっているんじゃないかと。個人的には「ちゃん」付けで全然いいんですけど、友達からならば。
ぴち:私は、仕事や業界絡みで初対面からタメ口聞かれると、今後の交流の可能性をシャットダウンする。
美樹:私はそういう人はそういう人と割り切って、その後の仕事の中で自分を見せていくようにするしかないと思ってる。後で後悔してね、って感じで(笑)
弓月:わかります。仕事を共にする中で、一目置いてくれるようになればいいかな。と。
ぴち:私はそこまで大人じゃない(笑)噛み付きます。そういう時は、刺し違えても、と思ってるので絶対に引かない(笑)
弓月:皆様、ぴちきょ様にはお気をつけ下さい(笑)
美樹:ここ一番、という時にそういう覚悟があって態度に出す、ってことだよね。
ぴち:そうそう、普段は笑顔でスルーです(笑)
美樹:だったら私も一緒だ(笑)
弓月:ということは…リーダーとして、ビジネスマンとして「ナメられてる、ここで引いたら負けだ!」って時は噛み付くべき。どうでもいい相手なら、笑顔でスルーしておけば良い。という事ですかね。
ぴち:守らないといけない存在がある時は、私が最後の砦だと思ってるから、巌のように立ちはだかります(笑)まあでも、普段は、ナメられてるくらいの方が相手も油断してくれるから、多少の失礼はバーターと思ってる(笑)
美樹:みんな無頼だよね(笑)昔「片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を…」ってジュリーが歌ってたけど、そういう無頼な覚悟で生きていかなきゃいけないのは、もはや男じゃなくて我々女性。そういう時代になったのかもね。
[編集後記]
・座談会3連続執筆を熱海の温泉で。まるで作家(笑) みんなよくがんばりました! さて夕ご飯だ〜。(美樹)
・やりましたな!(ぴち)
・やりましたよ!(弓月)
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・Note
・Googleドキュメント
[photos]
photographs:池田美樹/弓月ひろみ
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