シニア層のIT化で今必要なスキルは”ソースの真偽を見極めること”
昔より情報がオーバーフロー今の方が大変な気がする
生野区で高齢者を対象に「デジタル格差」の解消を図るとともに、誰もがデジタル化の恩恵を受けられる社会を実現することを目的とした総務省の「デジタル活用支援推進事業」に応募し2023年12月から区内9か所でシニア向けスマホ講座を実施しています。
特にデジタル機器の活用が苦手なシニア層にスマホの使い方を活用してもらい住民の方のスキルの底上げすることがこれからの社会の基盤になると考えて一人でも多くの方にデジタル機器の使い方を講義しています。この取り組みは単年度でなく地域密着型で展開しており、来年度以降も展開していき、先の長い取り組みですが、〇〇cm単位でもスキルの底上げを目指していきます。
高齢者にインターネットで検索しない理由
受講生に「なぜインターネットで検索しないか」尋ねると「検索先のサイトが本物か、偽物かわからん」という答えが多かったです。身に着けたいのは操作よりも、デマやフェイクニュースを見つけるスキルのようです。
検索サイトでも最近は広告が検索の上位に来るのでフェイクニュースのサイト主が広告費を払えば簡単に検索結果の上位に表示されてします時代です。これは超えないといけない壁は思ったよりも高いと感じました。
正月早々「偽ニュースサイト」を見つけた
正月早々Facebookを見ているとあの宮崎駿監督がうっかり秘密を暴露し、スキャンダルにという広告を見つけた
こ、香ばしい、ものすごく香ばしい。下のアドレスを見ると「RUMOURQUICK.COM」聞いたことないドメイン名です。クリックしてみるとgooニュースと思われるページにジャンプしました。gooとかInfoseekとか懐かしい響きですね。
gooニュースですが、偽ニュースサイトです。上のアドレスが違います。さらにサイト内のどれかをクリックすると「Bit 24 Avage」というサイトに飛びます。
もう一度確認しようと思ってクリックしたら記事の内容は同じでも対談している相手が違うページに。時間ごとにリダイレクト先を変えているのでしょうか?
さらに時間をおいてジャンプすると今度は宮崎監督でなくユニクロの柳井さんに。もうなにがなんだか爆笑
どの記事も「Bit 24 Avage」に送金すると金が増えるという内容の物でした。
ちょうどこの偽ニュースサイトについて注意喚起する記事を見つけました。
こうした著名人やメディアの名前や写真、ロゴなどを勝手に使用した偽サイトを入り口とした「投資詐欺被害」が増えているという。
スマホ講座受講生の方にはこのようなサイトに注意することと、安心して閲覧できるシニア層も読めるローカルメディアをそもそも作る必要があるんじゃないかと思い始めてます。
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