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【5分で読める】若手現場監督に送る! 改善必須の失敗例あるある シリーズ1

若手現場監督に送る! 改善必須の失敗例あるある シリーズ1

閲覧ありがとうございます。
前回記事でこちらのシリーズを始めるにあたり
まえがきを投稿しています。
今回を記事を読む前に
まずはこちらをご一読願います。

さて、
まえがきでお伝えした通り、
こちらの5つの分類に当てはめながら
失敗例をご紹介します。

①優先順位と期限管理のミス
②他責思考
③感情優先
④思い込み(伝え方を含む)
⑤余裕がない、焦り(テンパっている)

また、
ご紹介する失敗例について
なぜ改善する必要があるのか
改善するとどのようなメリットがあるのか
を解説します。


場当たり的仕事をする・・・①


1日の勤務時間は一般的に8.5時間です。
定時を8時-17時30分と仮定します。

若手の私は
携帯に掛かる電話や現場でのトラブル対応で
日中は現場に出ると事務所に戻れませんでした。

気づいたら11時
昼休憩をして
その後気づいたら17時
あぁ、今日も残業か
なんて日が続きがちです。

上司にはいつも鉄砲玉と呼ばれていました。
現場に出たら帰ってこないからです。

これではいつまで経っても
落ち着いて仕事ができません。
早く帰宅することもできません。
早く事務所を出れるとしたら帰宅ではなく、
飲み会がある時だけです。
精神的にも身体的にも辛かったです。

何よりこのままでは
周りに振り回されてしまい
自分で自分の時間を使うことができません。
遅い時間に協力会社やレンタル会社に
連絡したら迷惑です。
明日の朝一に連絡することになり、
半日出遅れてしまいます。
これでは常に後手です。

改善策は
業務の優先順位とスケジュールを明確にすることです。
そして、様々な依頼に対して、
いつまでに完了する必要があるのか聞くこと
です。
「なるはや」なんて言われたら
「忙しいので他を当たってください」
と丁重にお断りしてしまいましょう。
期限を聞いて相手の要望に応えられない時には、
逆に「いつまでならできる」と言いましょう。

業務の優先順位とスケジュールが
明確になっていないと
この
「いつまでならできる」
が言えないですよね。
これが言えるようになったら一歩成長です。

私は、
帰宅前に次の日のスケジュールを
組むようにしていました。
また、
朝の出勤時に想定している仕事のおさらいと
想定した仕事の漏れがないかを
確認するようにしました。

日中は、特に朝一は電話がよく鳴ります。
と言うより、鳴り止みません。
それらの対応が午前中続くと仮定して、
事務所作業は
午後に予定を組む方が良いでしょう。
午前中に事務所に戻れたら、
予定前倒しでラッキーです。

午後は施工計画や書類整備に
時間を使いたいですよね。
ここでも問題があります。
それは午後でも電話が鳴ることです。
電話の内容は
先の話であったり、
いますぐ来てほしい話だったりします。
実はよくよく聞くと
職人さんが言う
「今すぐ来てほしい」は
半分くらいが明日でも良かったりします。
しっかり内容を聞いて、
対応は明日以降でも良いか確認して、
いま取り組んでいる業務を終わらせてから
落ち着いて図面を準備して
現場に向かっても良いわけです。

相手に合わせるのではなく
相手を自分の時間軸に取り込むのです。

自分で調べない・・・②

・マニュアルがないからわからない

・どのように進めていいのかわからない

このような気持ちに
なったことはないでしょうか。
私は何度もありました。
仕事を振られても
何から手をつけていいのかわからない
というより
何をすればいいのかわからない

この場合は上司に素直に聞くべきです。
そのような状態で仕事をしようとしても
正しい順序で仕事ができません。
時間の無駄だと考えます。

この時に必要な情報は
仕事の目的と目的にたどり着くまでの過程です。

例えば
私が1番初めに苦労した仕事は工程表の作成です。
配属1つ目の現場で
外装工事の月間工程表を作ることになりました。
建物はS造の倉庫で、
外装工事としては簡潔に記載すると
鉄骨工事後の
足場組立て、ALC、シーリング、外壁塗装、折板屋根と雨樋、
エンドキャップ、シーリング仕舞い
等の内容でした。

上記それぞれの担当経験がないため、
工事の順番も歩掛りの考え方も
知りませんでした。
ネットで調べても
工程表の作り方は出てきません。
このような場合は聞くしかないです。

もし同じ悩みを抱えている方がいたら
下記の記事をご覧ください。
有料記事ですが購入しなくても
簡単に歩掛りの考え方を見ることができます。
ご参考ください。

しかし、
インターネットで調べたら
すぐに出てくるような内容でも
誰かに教えてもらおうとする人がいます。

これは良くないです。
自分で解決する姿勢がなく、
誰かを頼ろうとする人は
自責思考よりも他責思考が強い傾向が
あると感じます。


たまに見かけるミスは、
教えてもらったことを
鵜呑みにしてアウトプットした結果、
失敗するパターンです。
理解が浅いから、
取ってつけたものにしかなりません。
この時その人は
自分の責任と受け止めるでしょうか。

「目的と過程がわからない」

「知識がない」
は、似て非なるものです。

いまどちらで足が止まっているのか考え、
自分で解決できることはないか調べてください。

「知識がない」状態で調べた結果、
結局わからない、理解できないこともあります。
その場合はすぐに上司に聞きましょう。

これは
「調べたけどわからない」
状態にレベルアップしています。

調べた実績と予習があるため、
上司は教えやすくなります。
調べ方に問題があるのか、
理解の仕方を教えれば良いのか
上司は判断することができます。

少し話がそれましたが、
常に1歩目が自分で調べられる人であれば
仕事の姿勢は自責思考に変わっていくでしょう。

この手順で仕事を進めてミスが起きた場合
どこでエラーが起きたのか自分で考えますよね。
そうでないと、
いつまでもミスの原因がわからず
同じ失敗を繰り返すでしょう。


大丈夫だろうで進める・・・③

根拠はないのに
「おそらく大丈夫だろう」で
仕事を進めることってないでしょうか。

なんとかなる場合があれば
なんともならない場合があります。

私はこの手抜きで何度も痛い目に遭いました。
この事象には
「めんどくさい」
の感情が隠れていました。

例えば、
高所作業車が必要な作業が控えているとします。
すでに他職が
高所作業車を使用する工事をしている場合、
数量が足りるか確認が必要です。

事前に打合せの場で確認すれば
なんてことないですが、
確認を怠り、
翌日になって高所作業車が足りない!
と騒動になったことがあります。

根拠のない
「大丈夫だろう」
ほど怖いものはないです。

なぜこのような
賭けに近いことをするのでしょうか。
もし新規で協力会社が入ってくるのに
高所作業車が足りるかわからないと気づいたら
そのタイミングで
電話でも直接でも確認するべきです。
「めんどくさい」を優先すると
ほとんど良くない結果になります。
キーワードは
「感情は無視して即行動」
です。

まとめ

心当たりある内容はあったでしょうか。
私はあらゆる失敗をするほど、
出来が悪かったです。
これから私の恥ずかしい失敗事例を添えながら
一緒に改善を行っていけたらと思います。
若手の内はできなくて、失敗していいです。
失敗を繰り返さないように1つずつ
「できなかったこと」を
「できた」に変えていけば
できないことが無くなっていきます。
焦らなくていいです。
このような記事を見る貴方は絶対に変われます。
一緒に頑張りましょう!

記事は以上になります。
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