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遠い未来ではなく、実はすぐ近くに来ている世界を見て、複業を決意した話 #複業の原点
学生の頃から親父は家族の話題の中心にいた。
社会人しか知らないことをたくさん話をしてくれた。いつも熱っぽく。(半分以上はよく分からない内容でしたが、熱量に負けてとりあえずうなずいていました)
その時によく話題に出ていた話があります。それが
「日本の出生率」
についてです。
■将来推計人口
ある日、人から紹介されて厚生労働省のホームページを見た。
そこには統計データがいくつも表示されていて、どれを見たらいいかも分からないほどだった。
その中で目に付いたのは「将来推計人口」というデータだ。
そこには今年から向こう数十年後に、現在の出生率が続くとしたら、日本の人口は何人になるのかが書かれていた。
そのデータを見て、衝撃を受けました。
■2065年の日本の人口とその内訳は、、、
2018年 1億2600万人
2065年 8,800万人
人口は3000万人以上、2018年より減る。
さらに15〜64歳までの労働人口の数は
2018年 7500万人
2065年 4500万人
働く人の数は3000万人も減る。
ちなみに、、、
2020年の時点で働く人の数は2018年よりも100万人減るという計算になっている。
■人の採り合い競争の時代が来る
ざっくりの計算ですが、働く人の数は、だいたい2年で100万人ずつ減っていくことになる。
当然「採用できない企業」は増えていくわけで、会社の受注はできているのに、納品ができずに人手不足倒産が現実味を帯びてくる。
企業間では人の採り合い競争の時代が確実に来る。
ただ、2065年は今から47年後だ。
AIはもちろん、ロボットも含めて、様々な技術で、人間の代わりに働いてくれるようになる。
■働く人たちがこれからの時代を生き抜くには
企業も人の採り合いなら、働く側の人たちも競争が激化する。
今までは「会社」と「フリーランス」という2軸で捉えられた環境も、「会社」の存在が溶け出す。立ち行かなくようになる。
一方で仕事は残る。ただし、今までのように「会社の中での仕事」ではなくなる。
会社が仕事をお願いしたいと思っても、受け手である社員がそこにいないから。
これは想像ですが、「仕事」は「プロジェクト」に変わっていくのだと考えています。
「プロジェクト」が公開されて、そこにやりたい人がエントリーをしてアサインされていく形が一般的になっていく。
会社という枠ではなく、個人同士が繋がり、語り合い、面白いプロジェクトに関わり、仕事をやり上げていく。
会社という括りではなく、「コミュニティ」のように価値観を共にして緩く繋がる集合体で、人と人が繋がっていく感じになるはずだ。
■「40歳になったら3つ掛け持つ」と決めました
こんな未来の予測データを見ながら、私は決意しました。
「私はモチベーションも体力も気力も有り余っている。やれる奴が複数のプロジェクトに関わりながら、思い切りやったらいい」
年齢的な区切りになる40歳の時点で、仕事を3つ掛け持つと決めました。
単純な考え方ですが、1対1で勝負できないなら、1対複数、また自分一人ではなくて、仲間と繋がることで「複数 対 複数」で勝負したいと思っています。
複業を始めるに当たって、以下の3つのことをしました。
①やると決める
②やると宣言する(Twitterとかbosyuとかアポイント時とか)
③話が来たらまずは乗ってみる
私の得意領域は「CHRO」「人と組織の関係の最適化」「人事関連領域」になるので、この辺りで困っている企業があれば、向き合って、寄り添って、解け合う形でガッツリ入って、アドバイスをするようにしていきたいと思っています。