継続すると歴史になり、歴史は文化になる
何かを始めようとする時に、つい一生懸命に「失敗しない計画」を立てようとする人がいる。もちろん闇雲に行動しても結果が出にくい。だから計画を立てることは大事なこと。
ただ、それが「失敗しない計画」というレベルになると話は変わってくる。
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どんなに入念に立てられた計画でも、大きな不確実な部分がある。それは「時間が経過することによる環境変化」だ。
環境が変われば、その時点での状況を見て、打ち手を変える必要が出てくる。それは当初の計画とは違う形であることがほとんどだ。
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「失敗しない計画」には説得力がある。非の打ち所がない計画に見える。未来を感じるし、信じられる。
しかしそれはほとんどが空想の世界で、基本的に立てた計画通りに事が運ぶのはあり得ない。
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となると、何が大事なのかというと、「続けること」「変わること」「しつこくやること」になる。
続けることで一つ一つが積み上がり、小さな歴史になっていく。
小さな歴史が積み上がると、れっきとした歴史になっていく。
歴史が積み上がると、それは雰囲気や空気になり、やがて文化になる。
一番根幹にある「継続すること」をやり続けられるかどうか。これが全てを決める。