ERM#14(Solo)の注目選手とか
皆さんこんばんは、ERクリエイターの10pと申します。
普段Eternal Return esports JP Wikiの編集してたり上位圏やライブサーバーで行われた大会予選のリプレイを観る配信をしていたりします。
昨シーズンは連載ぽい形で色々書いてましたが今シーズンからはわかりやすいタイトルをつけて適当に流すことにしました。
さて、今回は5月5日から5月7日に渡って開催されるソロ大会「Eternal Return Masters Open #14 Solo(ERM#14)」の注目選手についてのお話をしようと思います。
今回、わたしがおいしいコーヒーを飲みたいので記事の一部を有料という形にさせていただいています。具体的には、注目選手としての記事は全文無料として、有料部分でピックアップしなかった他の選手についての短評を付け加えるような形です。もしよければ購入して読んでいただければなと思います。
よろしくお願いします。
シーズン9のERMについて
まず、昨シーズンからどんな変化があったかという点についてお話しようと思います。
と言ってもゲーム的には全くと言っていいほど変化がありません。色々と調整があった点を除けば新しいオブジェクトが追加されるということもなく、新しく追加された使用効果のある装具たちもプレシーズン中にコバルト行きとなり島では見れなくなってしまいました。
しかしその一方で、大会シーンとしては少々驚きの報せがありました。
というのも、今シーズンは今までの大会シーンで数多くの名プレイを生み出したかの名プレイヤーgworkが個人的なトラブルにより今シーズンのERMに参加しないことを発表しました。
また、今回の記事で取り上げるERM#14はソロ部門なので関係がない話ではあるのですが、SeoulGamingAcademy(SGA)のWiDもまた個人的な事情によりチームを離脱、シーズン9の大会には参加しないと発表していました。
更に、ソロ、チーム両部門で猛威を振るっていたOneCircleも個人的な事情によりチーム部門に参加しないことを明言しています。
プレイヤーの変化だけではなく、大会にも変化がありました。
まず、シーズン9では昨シーズンまでも行われていたEternal Return Masters Open(ERM)のソロ、デュオ部門とLumia Squad Cupに加えて、Cobalt Challenge Cupという新しい大会が開催されることになっています。こちらは見ての通り、コバルト・プロトコルの初の公式大会ということに。
更に、シーズン最後の大会となるSeason 9 Finalsの前に、Season 9 Finals LCQという大会がソロ、デュオ部門で開催されます。
LCQというのはLast Chance Qualifierの略称で、Season 9 Finalsに挑むための、文字通りラストチャンスとなる大会です。
詳しくはその時が来たらまた解説をしますが、気になる方は公式の案内記事をご覧ください。
ERM#14の注目選手たち
さて、本題に入りましょう。今回のERM#14は以前から大会を見続けていた方からすると見慣れた面々という感じではありますが、一部の面々はソロ部門ではしばらく息を潜めていたりと久しぶりという方も多いです。
そんなわけで、今回も独断と偏見によって昨シーズンから続く常連プレイヤーと帰ってきた名プレイヤーたちを3名ずつ、6名の選手たちについてお話をして行きたいと思います。
ERM常連の猛者たち
今季から初めて観るという方もいるかもしれないので今回も「もう知ってるよ」とも言われるかもしれないようなラインナップかもしれませんが、やはり常連として出場できる実力は本物。そんな中から今回はOneCircle、NoDunAl、fanaの3人を取り上げていきたいと思います。
OneCircle(韓国Aグループ1位)
先程取り上げた通り今シーズンのチーム戦には参加をしないことを表明していたOneCircle選手ですが、ソロ部門では恐るべき成績で予選を突破しERM#14に乗り込んで来ました。
予選は全6戦行われますが、なんと23キル358ポイント。最高峰といえるレベルの大会予選で平均キルほぼ4キルという恐ろしい成績。ちなみに同グループの2位にはProlineがランクインしましたが、こちらは10キル148ポイント。
2位と13キルに210ポイントというおぞましい差をつけての予選突破です。
OneCircle選手といえば、セリーヌ、ナタポン、タジアといったちょっと独特なキャラクタープールを持ち、オブジェクトの覇王の名と言わんばかりに圧倒的な制圧力でアルファやオメガ、ウィクラインを制圧するオブジェクト重視のプレイングとして知られています。今シーズンもそのプレイスタイルに変化はない模様。今大会でもオブジェクトの覇王としての貫禄を見せつけられるかが楽しみです。
NoDunAl(韓国Cグループ2位)
NoDunAl選手といえば、元祖策士マグヌスといった説明が最もわかりやすいでしょう。
今までのERMでも数戦の例外を除けば一貫してマグヌスを使い続け、圧倒的な知略派として多くのプレイヤーにとって悪夢のようなタイミングでバイクで駆けつけてくる、いわば「バトロワが上手い」というプレイヤーです。
韓国予選ではCグループとして参加しており、11キル162ポイントと言う成績。後で説明する3位のKCWとはキル数が同じですが、16ポイントの差をつけて2位を獲得しており、順位安定性という部分も垣間見えます。
彼のプレイングは先程も言った通り、戦闘技術で勝負するというよりは戦局をしっかりと見極めて計画的な漁夫を実現し有利を積み上げていく、という形。毎度毎度良いタイミングでアルティメットのバイクで爆走しキルを掻っ攫っていく姿は、いわば観戦映えする、というところも我々にとって非常に面白い部分です。
今回もどんな美しい策士プレイングを見せてくれるのか注目どころです。
fana(韓国Cグループ4位)
クロエ最強プレイヤーであり、シーズン8の王者のfana選手。
彼は昨シーズンのFinalsに向けて、ギリギリまで増幅クロエという切り札を隠し続け、かつて「2位の呪い」とも言われていたジンクスを断ち切りシーズン8ソロ部門の王者として躍り出ました。
そんな彼は以前からクロエのエキスパートプレイヤーとして知られており、クロエのビルドパターンとして存在する致命型、増幅型の両方で他のクロエ使いの追随を許さない優れた成績を残しています。そして、シーズンファイナルまで隠しきった切り札でシーズン8のソロモードでもエタニティ2022LPで1位を獲得しており、文字通りシーズン8最強プレイヤーと呼べるでしょう。
今シーズンも引き続きクロエを使い続けている模様で、二体操作という特殊なキャラクターを卓越した技術でしっかりと使いこなし猛威を振るっている模様。直前のパッチでは最大HPのナーフも受けてしまったクロエですが、昨シーズン王者は今シーズンでも猛威を振るうことができるのか目が離せません。
帰ってきた勇者たち
ここからは、昨シーズンのERMソロ部門では予選での敗退などで姿を見せなかった歴戦の名プレイヤーたちを紹介していきます。
予選敗退、申請忘れ、レーティングカット、等々……昨シーズンのERMでは「あの人いないのか」といった感じの面々が多く、どちらかというと新たな選手の登場が多いシーズンであったなという印象が強かったです。
今シーズン、これからの大会で新たな星の登場があるかどうかはまだわかりませんが、今はこの大会で復活を遂げた彼らにスポットライトを当ててみましょう。
今回はADINA、KCW、そして日本からmatumakisa(松マキサ)の3人についてピックアップをしていきます。
DINA(韓国Bグループ3位)
エターナルリターンには様々な実験体がおり、一部の実験体はその高い難易度故に使い手を選びます。一方で、そういった複雑な実験体を選び、専門的にプレイし高みへと至る強者もまたいるのがこの世界。実験体名そのままの「ADINA」という名前の通りアディナを専門的にプレイするADINA選手5月4日にERM#14のメンバーが公式的に発表され名前がADINAではなくDINAになりました。彼は天体に関連する非常に難解な構造をしたアディナを徹底的に使いこなし数多くの強者を葬ってきました。
とは言ったものの、最近はヴァーニャも気に入っていたり、昨シーズンは突如マーカスを繰り出してきたりと、たまに名前はどうしたと言わんばかりの謎ピックが出るというところも彼の面白いところです。
昨シーズンはPhysical TopとしてSoobakと共にチーム戦部門に少し顔を出していたものの、ソロ部門では息を潜めていたDINA選手。
再び世界最高峰クラスのアディナが見れると思うと今からワクワクします。
KCW(韓国Cグループ3位)
かつてのERMで元祖狂犬として大会を賑わしていた選手がこのKCW選手です。あるときはソロ部門で、あるときはCleanGuardとしてSeolDaBi選手とのデュオで、目についた敵を全員殴ると言わんばかりの勢いの戦闘狂として知られていたプレイヤーです。シーズン8の大会シーンでは本戦に出てくることがなかった為、「KCWが帰ってきた!」と嬉しく思う方もいるでしょう。
ニッキー、ヤンなどといった拳キャラの名手として知られるKCW選手のプレイスタイルは先程述べた通り戦闘狂と言わんばかりの好戦的な形ですが、その戦闘技術は圧倒的。卓越した戦闘技術と好戦的なプレイスタイルが合わさって面白くないわけがない、といった具合です。
もはや手の込んだ説明は必要ないのかもしれません……。
本戦でもその暴れっぷりを見せつけてくれるかが楽しみでたまりません。
matumakisa(アジア合同1位)
今回のERMではアジア予選に参加した日本人プレイヤーは松マキサただ一人でしたが、なんと予選1位通過。日本総大将と呼ばれたり、かつて出場したERMではEleven最後の希望と応援ボードに書かれていた彼が、シーズン7ぶりにERMに帰ってきました。昨シーズンはレーティングカット滑り込み失敗等々なかなか悲しいアクシデントに見舞われ姿を見せていなかった松マキサ選手ですが、ERMに出ていなかったシーズン8もしっかりソロエタニティを維持、今回の予選にもシーズン9ソロエタニティを達成し乗り込んできたりと勢いは十分。
以前のERMではEleven、アイソルのプレイヤーとしてgworkを葬るといった名プレイを放ってきた彼ですが、今回の使用キャラはカーラの模様。
カーラといえば近頃のERMではAlto選手がなかなかの好成績を叩き出していましたが、今回はそのAlto選手も予選で落ちてしまい不在の模様。
同じカーラ使いのライバルが本戦にいるかはまだ不明ですが、日本からの出場ということで是非応援したいところです。
おわりに
今回は出場選手にお話を伺ったり出来なかった為以前と比べると少々寂しい内容になってしまった印象はありますが、それでも注目選手については十分お話ができたんじゃないかな、と思います。
ここで紹介している以外の選手については、Wikiの個別ページにて予選通過選手の一覧が用意されているので是非そちらをご覧になっていただければなと。
無料公開分としての記事はここまでです!
残りは今回紹介しなかった他の選手について短く解説をしているくらいなので、興味がある方はわたしのコーヒー代と思って買ってくれれば嬉しいなと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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