講演4:AI for SecurityとSecurity for AIの現在地 #yuzawaws
講演4:AI for SecurityとSecurity for AIの現在地
株式会社NTTデータグループ 新井 悠 氏
2日目最初の講演は、新井氏からサイバーセキュリティ分野でのAI利活用の最新動向とAIのセキュリティ研究などについて、①Security for AIの現在地、②AI for Securityの現在地、③これからのAIとサイバーセキュリティの観点からご説明いただきました。
①では、RAGを例に、更なる文書管理やアクセス制限が必要になる可能性を説明されました。②では、コードアシスタンス機能で生成されるコードが脆弱性を生んでしまいがちな情勢を紹介し、機械的なチェックの必要性、および、欺瞞情報工作への生成AIの悪用と生成AIによって生成された情報を見破るAIの可能性を言及されました。 ③においては、AIのマルチエージェント化によるサイバー攻撃そのものの高速化についてご説明されました。
最後に、サイバーセキュリティ領域におけるAI関連研究の増加と、今後もAIを使用した脅威・対策の発展は続くものと考えられるとした上で、安全に生活・仕事のできる社会になって欲しいと締め括られました。
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