講演2:サイバー空間をめぐる脅威情勢について
講演2:サイバー空間をめぐる脅威情勢について
警察庁 サイバー警察局 サイバー企画課長 大橋 一夫 氏
サイバー空間をめぐる脅威情勢の背景として、コロナ禍に伴う社会環境の変化、テレワークの拡大等による業務環境の急激な変化があげられる。
特に企業・団体等におけるランサムウェアの被害は大幅に増加、VPN機器、リモートデスクトップを利用した感染が多数確認されている。
主な原因として、インターネット経由で社内ネットワークにアクセスを許可していた企業の半数以上が未適用のセキュリティパッチ、認証パスワードの脆弱性などである。
警察庁の戦略としては、サイバー攻撃に関する非難等の外交的手段や刑事訴追の手段も含め、然るべく対応していく。そして、サイバー犯罪の被害は警察へ連絡していただき、官民で連携することが重要という話でした。
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