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夫婦でやっと実現! プラハ・チェスキークルムロフ旅②

プラハ2日目です。
前日、ホテルに着いてスーツケースを開けると、なんと服がかなり濡れているではないか!別に防水じゃないのだろうけどこんなにも濡れるか普通?空港でどんだけ雨ざらしにされてたの?
こんなことも初体験。んで服は全部出してハンガーにかけまくった旅行初日でした。

ホテルはすべて朝食付きにした。行く前は全部ホテル朝食でなく、朝からやってる良さげな店でモーニングもいいかも。などと話していたけど、結果的には、ホテル朝食は助かった。ま、これも色々で良いかもね。朝食会場では中国語が一番、次いで韓国語、欧米からは雑多。街でも中国人はほんとに多かった。みんなすごいや。プラハでは日本人ツアーには全く出会わなかったです。たまに日本人と思しきカップルで歩いている方を見かける位。確かに円安だけど、プラハの物価はさほど高くないですよ。

さあ二日目。旧市街を中心に観光を予定。来るまでの心配事のひとつは雨。予報によると毎日雨模様とな。まいったねえ。今にも振りそうな空模様だけど、降ってはいない、良かった。
数か月前にNHKBSでプラハ本駅を紹介する放送を見た。そこで出てきたカフェに是非行きたい。と言うわけでホテルでの朝食後、ヴァーツラフ広場を博物館方向に歩く。重厚な博物館はまだ開館前だったがすでに人がオープンを待っていた。そこからプラハ本駅へ向かう。博物館の隣にあるのがこの日の夜バレエを鑑賞する国立歌劇場。これで下見も万全だ。バレエコッペリアの看板を見ながら駅へ。ミュンヘンもだったがほかのヨーロッパの国々がそうであるように、ここでも駅はホームに至るまで誰でも入れる。日本のように改札で隔ててあるところが珍しいの?

ヴァーツラフ広場 博物館を臨む
国立博物館
国立歌劇場

プラハ本駅中央口2階部分にあるのがドーム型の天井が美しい駅舎。以前はここがメインエントランスだったのだそう。今は1階下がメイン通路なのかな。その一角に待望のカフェ。
テレビに出ていたのはあの人だったかなあ、などと話しながらコーヒーとケーキを注文。ホールケーキをカットしたチョコレートケーキの横の部分にはフォークが突き刺してあって、これが笑えた。すげえ。

座ったのは店内ではなく、ドームが良く見える人が往来する場所に置かれた席。とても気持ちがいい。この時私たち二人はレンズアプリを使ってメニューを確認することを忘れていて、注文にも苦労、出てきたのはちょい違うものだったりして。まだ初心者の感じだったね私たち。お店の人に写真を撮ってもらった時、持参した普通のコンパクトカメラを渡したら、初めて見る様子。もうスマホが世界中一般的なのね。

プラハ本駅
プラハ駅 旧メインエントランス
駅を設計したファンタの名を冠したカフェ
チョコレートケーキ ぐさっと!

本駅を一階まで降りて駅を出て目の前の公園を横切って旧市街地へ向かう。
ゴシック様式の城門があって、行きたかったスメタナホールがあって、共産主義博物館があって。この博物館の一階にはスーパーがあって、今回の旅行中よく足を運んだ。水も25コルナから43コルナまで色々。どう違うのかなあ。当然安い水を購入したけど。
スメタナホールではコンサートに行きたかったのですがね。今回は見送り。スメタナ生誕200年だそうで残念。そこから旧市街広場まで進む。
ティーン教会、宮殿、時計台、ミクラーシュ教会などなど。もうため息の連続ですって。どこを見ても日本とは違う文化が息づく建物だらけ。私たちのこの感覚は、外国人の方々が日本の神社仏閣を見て抱く印象と同じなのでしょうね。これほどまでに違う文化のたたずまいは、ただただ美しいというのみです。
写真もカメラとスマホで撮ったのですが、帰ってきてから改めて見返すと、どれも自分の感じたイメージには遠いなと不満だらけの結果でした。(単に写真が下手なだけでしょうが)この記事にも一応写真も少し掲載させていただきましたが、自分の中にあるイメージは、これらの100倍美しい!とだけ言わせてもらいます。

時計台では毎正時に時報とともにカラクリが動き出す。それを目当てに観光客であふれかえっていた。私たちもその中の二人なんだね。思ったよりも簡素に終わったカラクリを見てから、公園に出ている屋台でなんだか良く分からない円盤状の揚げ物とビールで軽く腹ごしらえ。公園のベンチに座り、隣には韓国から来ていた若者3人が同じものを食べていた。手でちぎりながら食べると、とても硬くて食べられる代物ではなかった。真ん中の比較的柔らかいところだけ食べて残した。

ここからシナゴーグへ向かう通りは、まるで丸の内。世界の有名店が並ぶ通りです。
シナゴーグ。ここは広場に近いのに、ちょっと違う趣きです。少し重い空気感が漂います。
ここからブルタヴァ川に向かうとルドルフィヌム・ドボルザークホールです。ここでもコンサートに行きたかった。前日プラハの春音楽祭の中の一つの公演があったのですがね。
ちなみに五輪真弓の「恋人よ」って歌のイントロ部分は、スメタナの交響詩「わが祖国」のモルダウをイメージして作られてますよね?(ちょっと古いネタでしたか)

さあ今日はどこで食べようかな。とビールの値段を物色。それがその店全体の価格設定の決め手になる。さっき、少ないけど少し食べてるから、ちょっとでいいや。もちろんビールもだけど。

そして夜のバレエ鑑賞に向けて着替えるために一度ホテルへ戻った。実はチューリッヒに住む大学の同級生からプラハにバイオリニストの友人がいる、って話を聞いていて、その人に電話をすることにしていた。とはいえ、英語がブロークンだから、どうなることやら。でもせっかくなのでドキドキしながら電話。言ってることはまま分かるかなあ。次の日一日レッスンをしてるが、お昼の時間なら会える、ということで、伺うことになりました。場所などは仲介に同級生が入ってくれて助かったあ。ちょうど行こうと思っていたプラハ城近くだそうなので、タイミング的にもばっちりでした。
よしよし、なんだか面白そうだ。
と言いつつコンサートへ。事前に購入していたチケット(もちろん私は半額)のQRコードもチェックしてオペラ座入り。案の定、結構な着飾り方の女性からまあ普通な感じまで色々だったね。私たちはもちろん普通な感じで。
スマホでチケットを見せる。なんちゃら機械でピッってやるかと思いきや目視してOK。
中2階ほどの位置にあるボックス席を取りました。ボックス席なんて初めての経験です。
フロアにいた係のお姉さまに席番号を見せると、該当するボックス席の鍵を開けてくれた。おお!鍵付きの部屋なのか!
バレエ「コッペリア」。実に40年以上ぶりに見ましたが、とても楽しめた。
次はオペラをやっている時に行けますように!

さすがに9時を回って暗くなってきた街をまたぶらぶらと歩いてホテルへ。明かりに照らされたヴァーツラフ広場もきれいです。途中、軽く食べて飲んで2日目、終了です。
明日は、いよいよプラハ城だあ。この旅行中天気予報で一番良さげな日にしたつもり。城へ行くコースをどうしようか考えながら就寝。

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